■ナレーションとは
ナレーションとは、ラジオ、テレビ番組や動画、場面に応じて解説や登場人物の心理などを語ることを言います。ナレーションは、イベントや企業向けのビデオでも活用されるなどWeb上、現場問わず様々なシーンで利用されます。
■ナレーションが活躍するシーン
ナレーションは、ドキュメンタリー番組や報道番組、バラエティ番組やスポーツ番組、CM動画など様々なシーンで活躍します。具体的にナレーションがどんなシーンでどんな役割を担うのかみていきましょう。
TV番組
まず、最も一般的に目にする機会が多いのがTV番組のナレーション。報道やドキュメンタリー、バラエティなど幅広い種類の番組でナレーションが用いられます。映像や出演者にコメントをしたり、画面外から会話をするような設定を作り、番組を盛り上げる一役を担ったりします。
Web広告・CM
テレビCMやYoutube広告などのWeb広告でもナレーションは活躍します。CMにおけるナレーションは映像と同じくらい視聴者の記憶に残ることもあるため、ブランドイメージや商品コンセプトを伝える際、これらを左右すると言っても過言ではないくらい重要な要素です。
商品やブランドに対して、持ってもらいたいイメージをナレーションで作り出します。知性をイメージしてもらう、誠実さを感じてもらう、温かみやさわやかさを持ってもらうと言ったようにブランドイメージに沿った表現で、コンテンツを視聴者の記憶に残るものにするのです。
TV番組
Youtube動画でもナレーションは多く使われています。例えば、教育系・チュートリアル系コンテンツでは授業の内容をわかりやすくするためにナレーションが使われています。また製品レビュー動画では、ナレーターが製品の特徴や使い方を詳細に説明します。すんなり頭に入ってくる説明ができれば、視聴者に製品の使い方を理解してもらい購買決定をしてもらうこともできるため、ナレーションの品質は非常に重要です。
また最近人気の漫画動画では漫画の画像にキャラクターボイスのようなナレーションを追加するという、動画と音声のシンプルな組み合わせで動画が成り立っている場合もあります。
オーディオブック
オーディオブックとはプロのナレーターが書籍の文章を読み上げてくれるサービスで、「聴く本」とも言われています。通勤中などの移動の際にも聴けることから、社会人に人気です。
文字も映像もみていない視聴者がいかにストレスなくスムーズに内容を理解できるかは、ナレーションのクオリティに掛かっていると言えます。
結婚式等の式典やイベント
ナレーションはもちろん、イベントや式典でも活躍します。セミナーや屋外プロモーションなどの企業による消費者向けイベント、結婚式などの式典など幅広いシーンでナレーターを見かけたことがあると思います。イベントにおけるナレーションはその場の雰囲気作りや、イベントの進行と言った重要な役割を持っていて、欠かせない存在です。
■動画にナレーションを用いる効果
訴求力を高められる
ナレーションは、動画の訴求力アップに効果的です。ナレーションはシンプルに声や表現によって情報に強弱や感情を付け加えることができ、そのイメージが映像とともに視聴者の印象に残ります。
例えば動画を作成する際に、説明を加えるためにテロップや文章、矢印などの効果をつけてわかりやすくする手法が取られる場合がありますが、ごちゃごちゃし過ぎているとかえって見にくくなり、視聴者が内容を理解できなかったり、映像に疲れて見るのをやめてしまうことと言ったことも起こります。一方、音声で伝えられれば視聴者の頭にスムーズに入っていくことが多いです。
また、商品やブランド説明の広告動画を見る視聴者の状況を想像してみてください。その動画を初めてみる場合、まず視聴者はその商品のことを知りません。また、Youtube広告やTVCMなどでは、視聴者は動画の視聴を開始したタイミングでは商品に興味すらない場合がほとんどです。
そのため、CM系の動画ではまず相手の興味を引くことが非常に大切になります。その際、例えば動画の最初にナレーションで視聴者にぐさっと刺さる言葉を、感情が刺激される表現で伝えることができれば視聴者の興味をまず惹くことができます。そして続いて口調やトーンの起伏を使って視聴者の心に訴えかけることができれば、動画を見続けてくれた人からの共感をさらに得て商品への興味を持ってもらうことにつながります。
番組のイメージを作る
番組のイメージ作りにはナレーションは必須と言っても過言ではありません。有名なTV番組であれば、「声を聞くだけで何の番組かわかる」と言ったことも経験があると思います。それだけナレーションは番組や動画を視聴者に記憶してもらう上で重要なのです。
またTV番組以外で、例えばYoutubeなどのネットで番組を配信する場合にも、声や表現に個性のあるナレーションを入れることができれば視聴者の聞きやすさや覚えやすさにもつながり、動画の成長を後押ししてくれます。
物足りなさを埋める
ナレーションは、視覚的な情報だけでは伝えきれない情報を補完することもできます。例えば、あるシーンの背景、キャラクターの心情、物語の流れなど、映像だけでは伝わりにくい要素をナレーションで補えます。また、情報が少ない場面や空白の時間を埋めるためにナレーションが使用されることもあります。ただ、ナレーションは多ければ多いほど良いわけではありません。視聴者が聞きやすい情報を伝えるには、適切な間を使って声を入れる必要があります。
ながら見の人にもメッセージを届ける
最近では、何か別の事をしながら動画をみたり、動画を再生していても何か別のものをみていてほとんど動画をみない「ながら見」をする人が多くいます。その場合、音声で情報を伝えないとせっかくの動画に興味を持ってもらうチャンスを逃してしまう可能性があります。
動画の開始時点からナレーションを入れておくことで、ながら見をする人にもメッセージを届けることができるため、動画を視聴される機会を増やすことができます。
■ナレーターの意味と役割
ナレーターとは
ナレーションは、ナレーターという職業の人が行います。ナレーターは、TV番組やCM、イベントなどの内容に沿って情報の提供や進行を行い、様々な表現によって視聴者に感動してもらったり場面の理解をしてもらうといった仕事です。
ナレーターの役割はTV番組、PR動画やCMなどコンテンツによって様々ですが、ナレーターには声だけで状況をわかりやすく説明して相手をコンテンツに引き込むと言った重要な役割があります。
ナレーターの役割
前述の通り、ナレーターには、TV番組、CMやイベントなどで状況や内容をわかりやすく説明し、相手を引き込む役割があります。またそれ以外にも様々な種類の動画に必要な仕事で、風景映像や食レポ、企業PRなどはナレーションがあることで成り立つものも多いです。
またナレーションは「動画に色付けをする」役割を担っているとも言えます。視聴者が強く意識していなかったとしても、ナレーションはその動画のイメージや見た時に受ける印象を大きく左右します。明るい声や暗い声、お調子者のような声など場面や番組の特徴に合わせた口調、間の取り方、声のトーンを用いることで様々なバリュエーションの感情や雰囲気を表すことができます。
ナレーター本人が映像で出演することは基本的にはないので、陰で番組を支える存在と考えられていますが、一方で番組の質を大きく左右する重要な役割も担っているのです。
ナレーターと声優の違い
ナレーターと似たような職業に声優があります。声優もナレーターも、どちらも声を使う仕事ではありますが、その役割は大きく異なります。
声優は主にアニメ、ゲーム、吹き替えなどで特定のキャラクターを演じるということが主な仕事になります。声の調子や声色を変化させながら、キャラクターの感情や個性を表現していきます。一方ナレーターは物語や情報を正確に、明確に伝えることが最も重要です。ナレーターはキャラクターを演じることは少なく、むしろ、場や物語のストーリー全体をわかりやすく結びつける形で進行していきます。
ナレーターに求められる能力
-
・発音や滑舌
まず発音の基礎的な能力が必要です。ナレーションは「正しい発音で」「聞き取りやすい音」で伝えることが求められます。 -
・表現力
ナレーターには表現力も必要不可欠です。台本を読む際に、背景や番組の特徴、雰囲気に合った口調などの表現を使うために、多様な声の表現技術を持っている必要があります。 -
・個性的な声
ナレーターには個性的な声があると大きな武器になります。定期的に繰り返し見られるテレビ番組などでは特にナレーターの声が番組を特徴づけていることがあり、個性のある声が発声できれば幅広いテーマの番組や動画、CMなどで重宝されます。
■ナレーションを依頼する際の事前準備
ナレーションを依頼する時には、最初に準備しておくべきものや、準備の際の注意点があります。一つずつみていきましょう。
ナレーションの原稿を用意する
ナレーション制作を依頼するときには、まず原稿を用意しましょう。ナレーション原稿は、まず言うまでもなく内容が重要です。原稿の内容はCM、ドキュメンタリー、バラエティ、商品広告などの種類によってももちろん変わってきますし、それだけでなく誰にどのように感じてもらうのかといった動画の目的や主旨によっても大きく変わってきます。「原稿作成を行ったことがなくてどう作ったらいいのかわからない」という方、まずWebで検索して原稿サンプルを見つけてみるところから始めてみると良いでしょう。
聞きやすくと読みやすい原稿を作成するために、主に次の点を意識して原稿を作成してみてください。
- ・一文の長さが適当か
- ・一文一義
- ・同音異義の言葉は言い換える
- ・専門的な言葉ではなく分かりやすい言葉を使う
- ・専門用語にはふりがなをふる
- ・映像とナレーションの情報を連動させるようにする
- ・アクセント、表現方法、読み方を細かく指定する
- ・試しに文章を読み上げてみる
また、原稿作成の際には文字数も重要になります。一般的には1分間にナレーションが読み上げられるのは約250~300字とされています。これより多いと情報を詰め込みすぎてしまうことになり、聞きにくいナレーションになってしまいます。
原稿の作成は文章作成の基本的な知識や経験が必要になります。自分で作成するのが難しいと感じられる方は原稿作成から外注してしまうのもおすすめです。
ナレーションの尺を設定する
ナレーションを入れる部分での、時間の長さを設定します。これは、動画やイベント、音声コンテンツなど用途に関わらず全てのケースで必要です。これはコンテンツ全体を通してのナレーションの割合や間、ナレーションの読み上げスピードが重要になるためです。コンテンツに対しナレーション部分が多すぎないか、テキスト量に対して朗読スピードが遅すぎないか、早すぎないかを確認しましょう。
このステップを確実に行うことで、ナレーションが思っていたより長くなって、映像とナレーションの尺が合わない、イベントの進行スピードが遅くなる、朗読スピードが早すぎて視聴者の情報処理が間に合わない、聞き取りづらいといった問題を避けることができます。
■ナレーターの選び方
初めて外部のナレーターにナレーションを依頼する場合、どうやってナレーターを選べばいいかわからないという方も多いと思います。ここではナレーターを選ぶ際に重要なポイントを紹介します。
ボイスサンプルを確認する
ナレーターのボイスサンプルを確認しましょう。サンプルを聞くことで、ナレーターの声の特徴や表現の幅、イメージが動画内容やメッセージと合致しているかなどを確認します。また、イメージに近い声質であるかどうかを確認するだけでなく、異なるタイプの動画でのサンプルも聞くことで、表現力を確認することができるためおすすめです。
ランサーズでは、パッケージ説明に音声サンプルを載せているナレーターも多いため、事前に確認してから依頼することができます。最初にサンプルを確認し、ナレーターの声が依頼に合うかどうか判断しましょう。
実績を確認する
ナレーターの実績も確認しておきましょう。実績をみることで、ナレーションのクオリティ以外にも、適切なやり取りができるか、柔軟な対応をしてもらえるかといったプロジェクトを進める上での信頼度も確認できます。またもちろん過去の評価を確認することで、スムーズなプロジェクト進行が可能か、対応力が十分かどうかを確認することもできます。
費用
ナレーションの費用は、ナレーターのスキルや経験、ナレーションの尺や内容により変わります。事前に予算が決まっている場合には、希望のナレーターを何人かピックアップしておき、依頼内容と料金が合致するかを見積もりや相談をして確認していくと良いでしょう。
また、修正対応の料金設定なども細かく確認することをおすすめします。
納期
ナレーションの提出が納期に間に合うかも事前に確認しておきましょう。事前にナレーターにスケジュールを確認してもらい、納期に間に合うか教えてもらうのが良いでしょう。
また一度ナレーションを提出してもらった後の修正対応の期間も考慮しておく必要があります。修正対応がどの程度必要になるかは、そもそも原稿に問題がないか、イメージなどの依頼内容がしっかり伝わっているか、ナレーションのテキスト量や映像尺がどの程度かなどにもよります。
事前に細かい情報をナレーターに伝えて、納期に問題がないか確認してもらいましょう。
■ランサーズでナレーションを依頼する流れ
出品パッケージを探す
まずは、それぞれ出品されているパッケージから目的にあったナレーターを探します。ボイスサンプルを載せているナレーターも多いため、イメージしているナレーションと合っているかすぐに確認できます。また絞り込み検索では、トーン、目的、年齢層、性別といったナレーションの特徴や予算、納期と言った状況に合わせた検索も可能です。既にナレーションのイメージがあればまず「落ち着いている」「ドラマチック」「エネルギッシュ」といったトーンで検索してみるのがおすすめです。
無料見積もり相談
ランサーズのパッケージでは見積もり相談を無料で行えます。「とてもイメージしている声に近いんだけど、こんな話し方でもお願いできるのかな?」など質問がある場合にはここで見積もりと兼ねて相談してみるのが良いでしょう。
発注
依頼先が決まったら、事前に準備した原稿など依頼内容を固めて発注しましょう。パッケージによって納期や料金が異なるため、しっかりと依頼相手のランサーと確認しておくのが重要です。
確認・納品
ナレーションが出来上がったら、話し方はイメージと合っているか、間の取り方や口調、原稿と違いが無いか等を確認し、問題が無ければ納品してもらい完了となります。
■一般的な制作会社へ「ナレーション」を依頼した際の料金相場
ナレーションを外注する場合、料金はナレーターの人気度や実績等によって大きく異なり、人気のあるナレーターほど高額になる傾向にあります。
また料金設定は文字単価が用いられることが多く、400文字以内で約10,000円〜、1000文字以内なら約20,000円〜といったように文字数が増えるほど文字単価は低くなっていくケースもあります。
ナレーションの費用には、人件費のみならずスタジオ費や編集費、リテイク費、ディレクション費などが含まれます。ナレーションの依頼先として制作会社、フリーランスなどが考えられますが、どこに依頼するにしても、どのような環境で録音を行うのか、どのような費用が含まれるのかなど細かい点を事前に確認しておきます。
| 文字数 | 相場例 |
|---|---|
|
~400文字 |
約10,000円〜 |
|
~1000文字 |
約20,000円〜 |
|
~3000文字 |
約32,000円〜 |
|
~10,000文字 |
約80,000円〜 |
| 企業 | 内容 | 相場例 |
|---|---|---|
|
企業 A |
400文字以内 |
約25円/1文字 |
|
400文字以上 |
約21円/1文字 |
|
|
企業 B |
~400文字 |
約10,000円 |
|
~3000文字 |
約32,000円 |
|
|
企業 C |
企業VP |
約80,000円〜 |
|
社内教材 |
約50,000円〜 |
※大凡の価格を表示しています。実際の料金は依頼内容や会社によって異なります。
※こちらで記載している金額はランサーズ上の依頼金額ではありません。
※当社調べの「一般的な制作会社や企業に依頼した際の目安の依頼料金」となります。