金融専門システムエンジニアは、副業でモータージャーナリストを目指す

システムエンジニアとして働きながら、様々な副業を実践するパラレルワーカー
山元さんは都内にある、システムインテグレーション等を提供する会社で、システムエンジニアとして働いています。主に担当されているのは、金融関係の開発業務です。
プロジェクトによっては残業が続くこともあり、なかなかスケジュールをコントロールするのは難しいと話しますが、自ら積極的に時間を作り副業を実践しています。
副業としての主な活動のひとつが、自動車専門のライティング。きっかけはランサーズでした。好きなことで何か仕事ができたら、そんな思いで利用を開始しして2年半程が経ちました。現在は、モータージャーナリストになるべく活動をされています。
いまではライター以外でも活躍する、パラレルワーカーとして日々忙しく動き回っています。しかし、どれほど忙しい状況でも苦に感じることはなく、純粋に今の生活を楽しんでいる様子。
目まぐるしいスピードで毎日を過ごす、山元さんの本業と副業についてお話を伺いました。
自動車専門のライターとして副業実践
ーー本業の仕事内容、働き方についてお伺いできますか?
本業の勤め先は、システムインテグレーションやネットワークシステムを提供する会社です。システムエンジニアとして勤めていて、主に金融関係のシステム開発を担当しています。
残業は、担当しているプロジェクトによって違いがありますが、繁忙期は必然的に多くなります。夜遅くまでハードに仕事をすることもありますね。そのため副業をするなら、スケジューリングが難しい。自己管理が重要だと思っています。
残業が多い職場ではあるのですが、それでも、会社に対する不満を周りの同僚から聞いたことはありません。新卒で入社した同期は40名ほどいましたが、転職していったのは10名程です。十数年経っていて10名ですから、他の会社と比べても離職者は少ないほうだと思います。
ーー副業は容認されているんでしょうか?
副業に関しては許可制になっていますが、許可が下りるケースはあまり多くはないんじゃないかと思います。同僚から副業をしていると聞いたことはありませんし、副業に関する話題も聞いたことがないですね。
ただシステムエンジニアは、売り手市場ということもありますし、副業をしている人がいてもおかしくはないと思います。
会社としては、副業者がでるのは控えたいという部分もあるとは思いますね。やはり、秘密保持の観点であったり、本業がおろそかになってしまわないか、といった懸念があるのではないでしょうか。
ーー山元さんは副業をなさっているわけですが、何をなさっているのでしょうか?
副業はいくつかあるんですが、ひとつはライターです。自動車専門のライターをしています。といっても、自動車のことを記事にするのは好きなことなので、副業、仕事という感覚はなくて、楽しい趣味みたいなもの。
副業ライターとして活動を始めたのは2年半ほど前で、製品の比較記事やレポートなどを執筆しています。
副業のきっかけはランサーズ。「好き」で何かできると思った
ーー副業でライターを始めたきっかけは何だったのでしょうか?
きっかけは、ランサーズに出会ったことです。大好きな車に関連した仕事が何かできるかなという思いで、利用し始めました。そこから自動車専門のライティングをはじめて、現在に至るという感じです。
収入としては月に数十万円ほどになっていますが、収入よりもモータージャーナリストになるという目標実現のため、実績を増やしているところです。
モータージャーナリストになるには、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)への加入や執筆経験3年以上、協会員2名の推薦が必要になります。狭き門なのですが、チャレンジしたいです。
ーーライター以外にも副業をしているそうですね。
ITコンサルタントの会社経営と希少車の売買エージェントをしています。他にも、副業という立ち位置ではありませんが、希少な車を用いた社会貢献団体の事務局や、自治会の副会長などもしているので…たくさん名刺が必要ですね(笑)。
ーー本業との時間の切り分け方はどうされているんですか?
時間は、正直いくらあっても足りないですね。空き時間に、という考えではなく積極的に時間を作りにいきます。
本業のお昼の時間にアポイントを入れたり、半休をとって打ち合わせをまとめて実施したりという工夫はもちろんしています。寝る時間を削ることもしばしばです。
移動時間がもったいないので、意識的に都心に住んでいるというのもあります。車移動が基本なんですが、都心であれば数十分で行けることがほとんどです。
時間がないなら、作る。それだけだと思っています。「忙しい」という言葉が嫌いなんですよね。純粋に今の生活を楽しんでいますし、苦しいと思ったことはありません。
いったいいつ休んでいるんだ、と言われることもありますが、自分では毎日楽しくて、充実した生活を送れています。