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インスタグラム広告に必要な費用は?広告出稿の成功事例と5つの施策

写真や動画が共有できるインスタグラムの広告は、ビジネス規模に関係なく集客などの目的達成に向けて柔軟に活用できるツールです。インターネット広告で費用対効果が見出せずお悩み中の方にとって、新たな解決策として期待できます。

インスタグラム広告は、幅広い広告フォーマットとターゲット顧客の設定に長けていることが特徴ですが、一方で費用相場や出稿方法が分かりづらいという声も聞かれます。

そこで、本記事ではインスタグラム広告にかかる費用の目安と成功事例をご紹介します。また、インスタグラム広告で効果を得るための施策も解説します。ぜひ最後までご一読ください。

インスタグラム広告とは?

インスタグラムのスマホ画面
インスタグラムは、写真や動画コンテンツの投稿を通してユーザー同士が交流できるSNS(Social Networking Service)です。2010年に米フェイスブック社(現メタ・プラットフォームズ社)が始めました。スマートフォンで撮影した写真や動画をアプリで簡単に加工できるため、誰でも簡単におしゃれなコンテンツが作れます。

視覚的なイメージを伝えるインスタグラムは、化粧品や雑貨、アパレルなどセンスが重視される物販との相性がよいです。実際、フォロワー数を獲得した個人がインフルエンサーになって商品の紹介販売をしたり、企業がアカウントを作成してマーケティングに活用したりするケースが増えています。

インスタグラムにおける広告投稿は、実名制のSNS「フェイスブック」と連携しているため、年齢や居住地などのユーザーデータを基に精度の高いターゲティングができます。つまり、インスタグラム広告はターゲットユーザーの目に届きやすいのです。

インスタグラム広告で必要な費用の目安

お金とペン
インスタグラム広告でかかる費用は広告フォーマットによって変動しますが、基本的な課金形式は以下の通りです。

課金の種類課金方法費用の目安
CPM課金
(Cost Per Mille)
1,000回以上表示されるたびに課金0.5~1円/表示
CPV課金
(Cost Per View)
動画が10秒以上再生されるたびに課金4~7円/再生
CPC課金
(Cost Per Click)
広告がクリックされるたびに課金40~100円/クリック
CPI課金
(Cost Per Install)
アプリがインストールされるたびに課金100~150円/インストール

ご覧のように、広告費用はユーザーの反応や行動によって変動します。そのため費用相場を事前に把握しにくいと思われがちですが、インスタグラム広告は「セルフサービス方式」です。1日の広告費用の上限額を設定できるため、ある程度の費用目安を算出できます。

例えば、1日1,000〜3,000円に予算を設定すれば、1か月を30日とすると30,000〜90,000円となります。ちなみにSNS広告運用を代理店に依頼する際の運営費用は、広告費用の約20%が相場です。

インスタグラム広告の4つのフォーマットと特徴

インスタグラムのスマホ画面
インスタグラム広告は、他のSNSに比べて広告フォーマットが豊富です。まずは、広告が掲載される場所である配信面を簡単にまとめました。

広告の配信面表示内容
フィード(タイムライン)フォロワーのタイムライン投稿の間に表示
ストーリーズストーリー欄にて縦型のフルスクリーンで表示
発見タブ検索ページにユーザーの嗜好や興味に基づいて表示

インスタグラム広告のフォーマットは、主にこちらの4つです。

  1. シンプルな「画像広告」
  2. 動画とサウンドで伝える「動画広告」
  3. 複数の写真でアピール「カルーセル広告」
  4. カタログのような「コレクション広告」

フォーマットは、それぞれ目的や期待できる効果が異なります。インスタグラム広告をよく知るために広告フォーマットについて解説します。

1. シンプルな「画像広告」

画像広告は、1枚の画像とテキストで構成されたもっともシンプルな広告フォーマットです。静止画像にテキストが入っており、下部にユーザーに特定の行動を促す「CTA(Call To Action)」ボタンが設置されています。

「お問い合わせ」や「詳しくはこちら」などのリンクやCTAボタンをタップすると、ユーザーを別のサイトに誘導します。

画像広告の特徴は、商品やブランドを紹介して販売やサービスの申し込みに誘導するシンプルな広告が作れることです。配信面も「ストーリーズ」「フィード」「発見タブ」と幅広く、それぞれ見せ方が異なります。

フィードや発見タブでは、一般の投稿をスクロールする中で広告も混ざって表示されるため、ユーザーにさりげなく閲覧させることが可能です。ストーリーズは、画像広告のみをフルスクリーンで最長5秒間表示してユーザーを惹きつけます。

2. 動画とサウンドで伝える「動画広告」

動画広告は、その名の通り動画とサウンドで広告を演出できるフォーマットです。撮影した写真や動画を組み合わせて、インパクトのあるサウンドと共に広告クリエイティブが制作できます。そのため、画像だけの広告よりもユーザーの目に留まりやすく、メッセージも伝わりやすいです。

複数の画像で編集された動画広告もあれば、有名人が出演して商品の訴求を行うテレビコマーシャル風の広告もあります。不特定多数の人々が見るテレビコマーシャルとの違いは、インスタグラム広告がターゲット層を絞って配信できることです。

ターゲット層を惹きつけて行動を促すために制作された動画広告には、行動を促す「注文する」「購入する」などのCTAボタンが設置されることも多いです。

3. 複数の写真でアピール「カルーセル広告」

カルーセル広告は、1つの広告につき複数の動画や静止画像をスライド表示できるフォーマットです。ユーザーは複数のスライドを指でスワイプしながら閲覧できます。さまざまな角度から撮影した商品写真を載せたり、複数の商品を紹介したりする際に便利です。また、商品の詳細や魅力をユーザーに伝える際にも役立ちます。

カルーセル広告のスライドには、「購入する」などのリンクボタンがついておりECサイトへ誘導しやすいです。ほかにも「サービスに登録する」「無料体験はこちら」など目的に合わせてCTAボタンがカスタマイズ可能で、ユーザーに行動を促す効果が望めます。

4. カタログのような「コレクション広告」

コレクション広告は、メインの画像や動画の後に複数の商品画像が掲載できる広告フォーマットです。商品カタログのように広告を展開できるため、ユーザーに広告色を感じさせないメリットがあります。

気に入った商品をタップするとECサイトにリンクされるため、コレクション広告はEC販売との親和性が高いフォーマットといえるでしょう。フォトジェニックな商品写真を広告に使用するとユーザーの目を惹きつけて、販売までの流れがスムーズです。

コレクション広告は、フィードとストーリーズ2つの配信面が選択可能です。フィードは大きなメイン画像に3つの商品画像を1スクリーンで掲載でき、ストーリーズはメイン画像に2つの商品画像を載せられます。

インスタグラム広告の4つの成功事例

スマホを見せる男性
インスタグラム広告の費用対効果を考慮すると、広告フォーマットの効果的な活用が必要です。そこで、広告費用を抑えて目標を達成した4つの企業事例を以下の順で紹介します。

  1. スピード感のある動画広告が注目「ニフティ不動産」
  2. カルーセル広告や画像広告を活用「防災防犯ダイレクト」
  3. ストーリーズでアンケートを展開「Green」
  4. 広告を駆使してEC売上アップ「Ambiance Paper」

ぜひ参考にしてください。

事例1. スピード感のある動画広告が注目「ニフティ不動産」

施策区分施策詳細
広告フォーマット動画
広告の配信面フィード、ストーリーズ
目的アプリのインストール
成果(コンバージョン)・広告費削減(CPI:-19%、CPM:-70%)
・アプリインストール数は23%増

不動産情報サイト「ニフティ不動産」は、動画広告を駆使して広告費用を抑えながら、スマートフォンアプリのインストール数を配信前の2割増を達成しました。賃貸物件を探しているターゲット層向けに、テンポよく表示される室内写真の広告クリエイティブを掲載しています。

成功の秘訣は、素早く切り替わるクリエイティブが広告らしさを感じさせず、一般の投稿のように表示できたことです。一見、部屋の内観を紹介しているだけの動画広告ですが、部屋の特徴を表す短い文言と共に自然な流れでダウンロードボタンへ誘導しています。

ニフティ不動産の公式サイト

事例2. カルーセル広告や画像広告を活用「防災防犯ダイレクト」

施策区分施策詳細
広告フォーマット画像、カルーセル
広告の配信面フィード
目的認知の拡大、商品の購入
成果(コンバージョン)・前年比で広告費削減(CPM:-18%、CPC:-47%)
・コンバージョン率は98%上昇

防災用品を販売するEC「防災防犯ダイレクト」では、カルーセル広告と画像広告を組み合わせたクリエイティブで販売率を大幅にアップさせています。防災セットの紹介や室内に配置した写真を掲載し、防災グッズの認知と購入につなげました。

防災防犯ダイレクトではカルーセル広告を活用しています。各スライドで商品の全体像から中身の紹介、家庭での収納例などを示すことで、場所をとらずコンパクトにまとまる防災セットの魅力を伝えています。シンプルな広告フォーマットですが、ユーザーの防災意識とライフスタイルを融合させる訴求に成功しました。

防災防犯ダイレクトの公式サイト

事例3. ストーリーズでアンケートを展開「Green」

施策区分施策詳細
広告フォーマット画像、動画
広告の配信面ストーリーズ
目標会員登録、応募
成果(コンバージョン)コンバージョン率は21%増

ITやWeb業界向けの求人サイト「Green」では、転職希望者の応募やサイトの会員登録を目標に、ストーリーズで写真と動画を組み合わせた広告を展開しています。施策として、20〜30代の転職希望者に向けて2択のアンケートを行いました。

広告内にユーザーの価値観を聞く質問「重視するのはどっち?」を記し、答えとして「成長」か「自由」を選択させるしくみです。アンケートの下には求人サイトへ誘導するCTAを設置しました。

アンケート広告の活用でGreenは転職に興味を持つ若者の共感を引き出し、会員登録や応募は2割増、広告費用は8割減という驚異の結果を得ています。

Greenの公式サイト

事例4. 広告を駆使してEC売上アップ「Ambiance Paper」

施策区分施策詳細
広告フォーマットカルーセル
広告の配信面フィード
目的商品の購入
成果(コンバージョン)・広告費削減
・前月比で売上が5倍増

ECプラットフォーム「BASE」で撮影用の背景紙の販売を行う「Ambiance Paper」は、インスタグラムのカルーセル広告とショップ機能を活用して売上アップを実現しています。ECサイトにインスタグラムのショップ機能を連携させて、ブランドの認知と売上の向上に成功しました。

また、Ambiance Paperは企業アカウントの運用も行い、おしゃれな背景紙を活用して撮影された写真を投稿しています。同ブランドのスタイリッシュな雰囲気は、ユーザーに支持されて1万人以上のフォロワーを獲得しています。

Ambiance Paperの公式サイト

インスタグラム広告を運用する際に行いたい5つの施策

PCとノート
インスタグラム広告の費用を抑えるためには、効果的な広告運用が必要です。そのためにできる施策を以下の順でご紹介します。

  1. ターゲット設計に注力する
  2. 広告費用の予算は余裕を持つ
  3. 惹きつけるクリエイティブを作る
  4. 共感を引き出す訴求を行う
  5. 企業アカウントを育てる

それでは具体的にみてみましょう。

1. ターゲット設計に注力する

広告を出稿するには、配信するターゲット層の設定が必要です。それまでの成約実績に基づく市場調査から、ターゲット層の年齢や性別や嗜好、ニーズなどを分析して広告を伝えたいユーザーを絞りこみます。

インスタグラム広告では以下の3つの「オーディエンス設定」で、ターゲット層の設定が可能です。

オーディエンス設定項目対象ターゲットの設定
コアオーディエンス年齢、嗜好、居住地などの条件とインスタグラムでの行動データから指定
カスタムオーディエンス事業者が持つ顧客リストからインスタグラムユーザーを照会
類似オーディエンス過去データからターゲットリストのユーザー属性に近い層を指定

2. 広告費用の予算は余裕を持つ

広告運用の初期段階では、ある程度予算に余裕を持つことをおすすめします。ユーザーの情報量が多いインスタグラムのアルゴリズムは、多くの学習データを集めることで成果を得やすくなるためです。

最初から費用を抑えて広告運用をすると、中途半端な学習データを得ることになり、適切な広告施策を見出せなくなる可能性があります。つまり、広告の検証段階で費用を節約すると広告を最適化しにくくなるため、広告に余裕のある費用を投資する姿勢が大切です。

3. 惹きつけるクリエイティブを作る

インスタグラム広告で成功するには、イメージを伝達できる広告クリエイティブが必要になります。せっかくターゲット層に広告が表示されても、多くのユーザーは何気なくフィードを眺めていることが多いです。印象深く、目に留まる広告でなければ一瞬で見過ごされてしまいます。

また、広告文が長いと読まれないこともあります。インスタグラム広告は文字よりもビジュアル重視です。そのため、画像だけでなく動画やカルーセルを駆使して、ユーザーが思わず見てしまう広告クリエイティブの制作を念頭に置くことをおすすめします。

4. 共感を引き出す訴求を行う

インスタグラムでは、広告で商品やサービスの詳細や機能性をアピールするよりも、ユーザーの共感を引き出す訴求が大切です。インスタグラム利用者に多い20〜30代の若者層は、個人の利便性や快適性を重視する人が多いです。

販売商品の特長やスペックよりも、その商品が自らに与えるベネフィットや満足度に価値を見出す傾向があります。そのため、インスタグラム広告で訴求する際に重要な要素は、ユーザーの悩みに寄り添って感情に訴えるストーリーの展開です。

その点カルーセルや動画広告は、ストーリー性のある広告クリエイティブの展開に最適といえます。

5. 企業アカウントを育てる

インスタグラムで広告の運用を行う際は、同時に企業アカウントを育てることも大切です。ユーザーとコミュニケーションがとれるSNSでは、投稿を積極的に行うことで企業の知名度を上げてファンを獲得しやすくなります。その結果フォロワー数が増加し、広告で集客しなくても投稿を見てもらえるようになるのです。

アカウント運用でフィード投稿への流入が増えれば、必然的に販売数などのコンバージョン率向上が期待できます。そして、フォロワー向けに自社商品を紹介したり割引キャンペーンを打ったりしながら、広告も投稿すればより広い層にブランドを広めることが可能です。

このようにアカウントの育成と広告運用にはプラスの相乗効果が望めます。とはいえ、「実際にアカウントを運用するにはどうすれば?」と思われた方のために、次に解決策をご紹介します。

集客UP!インスタグラム広告・アカウントの運用代行とは?

インスタグラム広告の運用を効果的に行うことの重要性は理解できたものの、以下のお悩みを抱えている担当者様も多いでしょう。

「自社ケースに合わせた具体的な施策を知りたい」
「忙しくて手が回らないし、人も割けない」
「広告に予算を多く使えない……」

このような方には、インスタグラム広告・アカウントの運用代行サービスがおすすめです。例えば、ランサーズにはSNSに詳しいフリーランスランサーが多く登録しており、インスタグラム広告やアカウント運用の代行にも対応しています。

他にもコンサルティングや広告分析など幅広く対応可能です。具体的にどのようなお手伝いができるのかご紹介します。

SNS運用に強いフリーランスランサーにできること

ランサーズがインスタグラム広告やアカウント運用など、貴社のSNS対策でお手伝いできることをまとめてみました。

  • 企業アカウントのコンセプト設定
  • 運用・分析コンサルティング
  • 広告クリエイティブ(デザイン)の制作
  • ハッシュタグの最適化
  • インフルエンサーによる集客代行
  • 広告導入サポート

具体的なSNS広告対策は、ビジネスの数だけあると言っても過言ではありません。また、広告運用の効果は商材によって未知数でもあるため、実際にアカウントや広告の運用を学びながら実践することが望ましいです。

しかし、費用対効果を得るには広告の分析と検証が必要であることをふまえると、専門家の力を借りて取り組んだほうが効率的な運用ができる可能性は高いでしょう。

ランサーズでは、お試しプランで提供するフリーランスもいるため、リーズナブルにインスタグラム広告やアカウント運用を始めやすいです。興味をお持ちの方は、ぜひこちらから詳細をご確認ください。

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インスタグラム広告で費用対効果を向上させよう!

インスタグラム広告は費用を抑えたスモールビジネスから大手企業まで、幅広く柔軟な広告施策に活用できます。費用対効果を得るための活用方法をまとめました。

  • ターゲッティングと広告戦略に注力する
  • 広告の分析と検証を行うため費用には余裕を持つ
  • インパクトのある広告クリエイティブを制作する
  • ユーザーの感情にささる訴求を行う
  • 企業アカウントと共に広告運用する

「インスタグラム広告もアカウント運用も難しそう」という方は、一度プロに相談されることをおすすめします。ランサーズには、SNS運用に長けたプロフェッショナルが登録しています。詳しくはこちらをご参照ください。