ショート動画によって訴求できるTikTokには、他のSNSにはないマーケティングへの強みやメリットがあります。
TikTokは他のSNSとの連携もできるため、併用することでマーケティングへもより多くの成果が期待できます。ところがすでに他のSNSをマーケティングに導入しているものの、TikTokも取り入れた方がよいか迷っている、TikTokと他のSNSとの連携方法がわからない、連携がうまくいかない、併用してうまく運用できるか不安がある、と悩む方も多いでしょう。
本記事ではTikTokと他SNSを併用するメリットとともに、連携方法や連携できないときの対策方法を解説します。
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目次
TikTokと他SNSを併用する6つのメリット
すでに他のSNSの公式アカウントを運用しており、新たにTikTokも導入すべきか迷っていませんか。他のSNSとTikTokを併用することで、以下のメリットが得られます。
- 動画素材を簡単に作成できる
- 他のチャネルへ誘導しやすい
- 若年層ユーザーの集客や認知に有効
- 海外ユーザーへアプローチできる
- 運用日数が短くてもバズりやすい
- 他のSNSと連携がしやすい
それぞれのメリットを解説します。
1. 動画素材を簡単に作成できる
TikTokは、動画制作や編集に必要な基本機能がそろっています。ショート動画に関する知識やスキルがなくても簡単に動画作成や投稿が可能です。TikTokそのものも、無料で利用できます。
すでに作成済みのTwitterでのテキストやInstagramでの画像コンテンツなどを、TikTokで新しく動画コンテンツとして作成することもできます。同じ商材でも、ユーザーへ異なる見せ方による訴求も可能です。
2. 他のチャネルへ誘導しやすい
ITmediaのTikTokユーザーを対象にしたアンケート調査(https://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1904/19/news111.html)によると、21%のユーザーがTikTok動画の閲覧後TikTokで見た情報に喚起されて検索などの行動を起こしているという結果が出ました。TikTokは、他のSNSと比べて動画再生直後にユーザーの行動を喚起できる強いアプローチ力を持っています。
TikTokの動画の最後にECサイトや自社ページのリンクを貼って、ユーザーを誘導する施策としても活用可能です。
3. 若年層ユーザーの集客や認知に有効
総務省情報通信政策研究所発表の「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
<概要>」によると、TikTokの利用率は全年代で25.1%であるのに対して、10代では62.4%、20代では46.5%と高い比率となっています。TikTokは若年層ユーザーへのアプローチに有効です。若年層ユーザーをターゲットにしたマーケティング施策を検討したいときには、TikTokが有効な施策となります。
他のSNSと併用すれば、ターゲットに合わせて違うSNSを選択し、施策に活用できます。例えば同じ商材でターゲットが異なるシリーズが展開された場合、若年層にはTikTok、30~40代ビジネス層にはFaceBookなど年齢層に合わせたSNSを選択して、施策として展開できます。
4. 海外ユーザーへアプローチできる
TikTokは、日本国内のユーザーはもちろん海外でも多くのユーザーに取り入れられているSNSのひとつです。総務省の令和4年度版通信白書「国内外におけるサービス・アプリケーションの動向」によると、2022年1月時点でのTikTokの月間アクティブユーザー数は約10億人となっています。TikTokは海外ユーザーへの訴求力も高いため、越境ECや海外への販路拡大を検討しているときにも有効なSNSといえるでしょう。
5. 運用日数が短くてもバズりやすい
TikTokも他のSNSと同じように継続的な運用は必要ですが、すでに他SNSを開設している場合には、そのSNSから流入した既存ユーザーがバズらせてくれる可能性も高いです。
TikTokに投稿した動画が拡散される仕組みを、アルゴリズムと呼びます。TikTokのアルゴリズムは公表されていませんが、以下の「加算式アルゴリズム」と「減算式アルゴリズム」によって成り立っているといわれています。
アルゴリズムの種類 | 特徴 | 指標となる項目 |
加算式アルゴリズム | 指標となる項目の数値が増えれば増えるほど動画がおすすめ表示される。 | ・平均再生時間 ・再生完了率 ・いいね率 ・コメント率 ・シェア率 ・ダウンロード数 ・プロフィール閲覧率 ・フォロー率 |
減算式アルゴリズム | 動画拡散をさまたげる指標の数値が増えれば増えるほど動画がおすすめ表示されにくくなる。 | ・視聴維持率の低さ ・他のSNS媒体への誘導 ・「興味ありません」ボタンが押されている割合 |
TikTokには、YouTubeの加算式アルゴリズムの項目である「チャンネル登録者数」などの指標がありません。TikTokのアカウント開設から日が浅くても、多く再生されたり、いいねをもらったりすれば動画がバズる可能性があるといえるでしょう。
6. 他のSNSと連携がしやすい
TikTok動画は他のSNSと同じく、埋め込みコードを取得すればブログやSNS上など、他の場所に簡単に動画を共有できます。さらに他のSNSアカウントとTikTokを連携すると以下のことができ、各SNS同士での導線がつなげられます。マーケティングをマルチチャネルで展開したいときにも向いているSNSです。
連携するSNS | 連携でできること |
プロフィールからワンタップでInstagramへ移動できる | |
YouTube | ・プロフィールからワンタップでYouTubeへ移動できる ・動画と再生リストの表示 ・YouTubeでのアクティビティの表示 |
・プロフィールからワンタップでTwitterへ移動できる ・タイムラインに表示されるツイートの確認 ・プロフィール情報とアカウントの設定の確認 ・フォロー・ミュート・ブロックしているアカウントの確認 ・他のアカウントのフォロー・フォロー解除 ・プロフィール情報とアカウントの設定を変更 ・ツイートを送信・削除 ・他のアカウントのツイートをエンゲージメント(いいね・いいねの取り消し・リプライ・リツイートなど)する ・リストやコレクションの作成・管理・削除 ・他のアカウントのミュート・ブロック・報告 |
次に、TikTokと他SNSアカウントの連携方法を解説します。
TikTokと他SNSアカウントとの連携方法
TikTokはInstagram、YouTube、Twitterのアカウントと連携ができます。連携の手順は以下のとおりです。
- 「プロフィール」から「プロフィールを編集」をタップ
- SNSを選択する
- 各SNSアカウントで連携を許可する
- 連携されたことを確認する
手順に沿って具体的な方法を解説します。
1. 「プロフィール」から「プロフィールを編集」をタップ
TikTok公式アプリを開き、画面右下の「プロフィール」をタップします。
プロフィール写真下の「プロフィールを編集」をタップします。
2.SNSを選択する
プロフィール編集画面真下の「SNS」欄から「 Instagram 」「YouTube」「Twitter」いずれかから連携したいSNSをタップして選択します。
3. 各SNSアカウントで連携を許可する
タップ後各SNSアカウントのログイン画面に移行するので、ログインして連携を許可します。各SNSアカウントごとに、連携手順を解説します。
・Instagram
Instagramアカウントの入力画面になったら、Facebookでログインまたは電話番号・ユーザーネーム・メールアドレスとパスワードを入力してログインします。
リクエスト画面になるので「許可する」をタップします。
・YouTube
Googleアカウントの入力画面で、メールアドレスまたは電話番号とパスワードを入力してログインします。
二段階認証設定をしている場合は、ログイン通知の届いた指定のデバイスから認証を行ないます。
リクエスト画面になったら「許可」をタップしましょう。
Twitter
Twitterアカウントの入力画面で、ユーザー名またはメールアドレスとパスワードを入力して「連携アプリを認証」をタップします。
4. 連携されたことを確認する
連携が完了すると、プロフィール画面にカメラアイコンが追加され、ワンタップで各SNSへ移動できるようになります。
また空欄だったプロフィール編集画面のSNS欄に、各SNSアカウント名が表示されます。
他SNSとTikTokとの連携を解除したい場合は、プロフィール編集画面の各SNSアカウント名をタップし、「リンク解除」を選択すれば解除可能です。
TikTokと他SNSアカウントの連携がうまくいかない原因と対処法
TikTokと他のSNSアカウントの連携を行なっても、連携されない場合があります。連携がうまくいかないときの原因として考えられるのは以下の理由です。
- TikTokアプリの不具合
- TikTokアプリのキャッシュの容量が足りない
- TikTokアプリが最新版ではない
- OSが古い
- 端末側の不具合
- 通信状況が悪い
- TikTok側の不具合
それぞれの原因と対処法を解説します。
1. TikTokアプリの不具合
TikTokアプリが不具合を起こして連携できない場合は、アプリの再起動(リフレッシュ)をすると連携できることがあります。Androidの場合はホームボタンを長押し、ウィンドウを上スワイプしましょう。iPhoneの場合は下から上にスライドさせ、ウィンドウを上スワイプでアプリを終了できます。
2. TikTokアプリのキャッシュの容量が足りない
TikTokアプリの空き容量が少ないとうまく連携できないことがあります。以下の手順でTikTokアプリのキャッシュを削除しましょう。
TikTokアプリを開き、右上のメニューを押して「設定とプライバシー」を選択します。
「キャッシュとモバイルデータ通信」の「空き容量を増やす」をタップします。
「キャッシュ」の横の「クリア」をタップします。
3. TikTokアプリが最新版ではない
TikTokアプリが最新版でない場合、連携できないことがあります。App StoreやGoogle Playなどでアプリが最新版かどうか確認し、必要があればアップデートしましょう。最新版であるのにもかかわらず連携ができない場合には、いったんアプリを削除して再インストールする方法を試すのがおすすめです。
4. OSが古い
使用しているスマートフォンやタブレットなどのOSが最新版ではない場合も、連携できないことがあります。端末の設定からAndroidあるいはiOSが最新であることを確認しましょう。バージョンが古い場合には、最新版をインストールします。
5. 端末側の不具合
使用しているスマートフォンやタブレットに何らかの不具合が起きている場合にも、TikTokの連携ができないケースがあります。一度デバイスの再起動をしてみましょう。
6. 通信状態が悪い
インターネット環境やWi-Fiスポットが原因でTikTokの連携ができないことがあります。以下の状態でないかを確認してみましょう。
- 通信状態が不安定でないか
- Wi-Fiの端末の電源は入っているか
- 端末は機内モードになっていないか
- モデムの電源が切れていないか
7. TikTok側の不具合
上記までの対応をすべて行なってもTikTokと他SNSアカウントとの連携ができない場合、TikTok側で不具合が発生している可能性があります。「TikTokのお知らせ」ページを見て、不具合報告がされていないか確認をしましょう。
TikTokと他SNSとの連携や併用をスムーズに行う方法
「TikTokと他SNSの連携がうまくいかない」「TikTokの運用と他のSNS運用を同時に行う知識やスキル、リソースが不足している」など、TikTokのSNSマーケティング導入の際にさまざまな悩みや課題が発生します。社内での課題解決が難しい場合、選択肢となるのが外注です。
「他SNSとの連携だけしてほしい」「TikTok動画を制作してほしい」「SNSの運用をしてほしい」など、業務の一部のみを外注したい場合もあるでしょう。ニーズに合わせて個別で依頼をしたいときには、フリーランスへの外注がおすすめです。
フリーランスは、スキルや品質にばらつきがあるため不安という方も多いでしょう。「ランサーズ」では、登録しているフリーランスの実績やスキルが確認可能です。TikTokの連携や運用に強みを持つフリーランスも、多数登録しています。TikTokの連携や運用に関するパッケージの出品も多くあるため、外注したい内容や解決したい課題に合わせて依頼するといいでしょう。
TikTokと他SNSを併用してマーケティングの成果を上げよう
TikTokを他SNSアカウントと連携させるメリットや方法、連携できないときの対処法を解説しました。TikTokは若年層へのアプローチに強く、動画直後の訴求力が高いなどのメリットがあり、他SNSと併用することでよりマーケティングの成果を得られます。TikTokを他SNSアカウントと連携させ、利益向上や集客、認知度向上などの成果を達成させましょう。
