コア業務に集中するため外部人材活用へ!スキルの高いプロへの依頼で質や効率アップにも期待


ランサーズは群馬県と共同で2021年12月〜22年2月、群馬県内の中小企業を対象に「副業人材活用ワークショップ」を開催しました。ワークショップでは、アフターコロナの働き方の変化のほか、プロ人材の活用事例や実践者の声などをご紹介。プロ人材を活用することで、企業の生産性アップにもつながることなどをご説明しました。

今回は本ワークショップに参加され、外部人材活用に向けて準備を進めている株式会社アイ・リンクホールディングス経営企画部部長の深井俊光さんにお話をうかがいました。

【インタビュイー概要】
平和自動車工業株式会社 兼 株式会社アイ・リンクホールディングス
経営企画部部長 深井 俊光さん
ホームページ:『https://i-link-g.com/
Facebook:https://www.facebook.com/airinkuunnsou/

HDの機能強化で業務が増えリソース不足に。ワークショップ参加で初めて知った外部人材活用という解決策

――事業内容を教えてください。

総合物流企業として関東以西の国内12拠点、海外10拠点を展開しています。「五寶良しのビジョナリーカンパニー」を目標に掲げ、業界の地位向上と社会貢献を目指して事業を運営しています。

――今回のワークショップに参加された経緯、事業運営上の課題を教えてください。

弊社では現在、企業戦略の一つとしてM&Aを積極的に行っています。そのため、組織的PMI機能の構築やグループ経営を適切に管理運営するための各事業会社経営支援業務の負担が増していました。ところが私の所属する経営企画部はメンバーが2人しかいません。限られたリソースをグループ会社の機能統合や社員教育といった新しく求められている機能開発というコアジョブにつぎ込むために、それ以外の業務を可能な限り効率化することが必要となっていました。

そんなときたまたま今回のワークショップのことを知り、初めて「副業人材の活用」という解決方法を知りました。興味を持ち、参加してみることにしたんです。

――コアジョブ以外の業務とは具体的にはどのような業務ですか?

主に啓発ツールの作成ですね。たとえばグループの中長期戦略や単年度の企業方針をグループ内で共有するためのポスターや社員同士をつなぐ社内報の作成です。

比較検討をする為の他社のデザイン会社探しや打ち合わせ、見積もり比較、稟議、最終決定までの伴走フォローなど、社内調整や手配での打ち合わせ業務が大きなウェイトを占め、年度末に負担を強いられる事になります。

一方でポスター制作は外部のデザイナーに委託しているのですが、デザイン委託先の限界が垣間見えてしまいました。もっと広くアイディアを募集して、より良いものを作りたいと思っていました。

「地域の中で人づてで人材を探すには限界がある」。ランサーズを使えば必要なときにプロに依頼できる

――今までデザイナー以外で外部人材を活用したことはありますか?

グループ会社であるアイロジアドバンスや平和自動車工業では委託営業を活用したり、社外企業とのコラボレーションや機能開発の様な連携をしたりしていますが、それ以外ではありませんね。私が知っている限り、周囲には副業人材を活用している企業はなく、副業をしているという人も聞いたことがありません。

――リソース不足で困っていたということですが、社員やパートの採用もご検討されたのですか?

はい。ただやっぱり固定費が上がってしまうことがネックでした。それにデザイナーなどスキルが限定された人材を採用した場合、その人にやってもらう仕事が毎日あるとは限りません。たとえば先ほどご説明した社内報の制作を任せた場合、月の半分は忙しくても残り半分は手持ち無沙汰になってしまいます。

一般的に中小企業の場合、大手企業と違って一人ひとりの人材がマルチタスクをこなすことが求められます。その教育にかかる時間とコストを考えると、社員やパート採用まではなかなか踏み切れませんでした。その点、ランサーズを使って外部人材にお願いすれば、必要なときにその都度依頼できるので固定費がかかりません。それにプロの方に依頼すれば自社で教育しなくてすむため効率がよく、良いパフォーマンスが期待できると思いました。

――地域内で外部人材を探したことはありますか?

取引先などからご紹介いただいて、地域にいるデザイナーとコンタクトを取ったことはあります。ですが求めているレベルとは少し違いまして……。そのときに「人づてで探すには限界がある」と感じましたね。そもそも東京の都心部と比べて人材が少なく、人材に関する情報も少ないですから。

登録している人材のスキルの高さに驚き。中小企業でも大手企業勤務者に頼めるのは大きな魅力


(画像引用:NPO法人キッズバレイ

――ワークショップに参加されたことで、どのような学びがありましたか?

大きかったのはデザインをはじめ、さまざまな業務について副業人材に仕事を頼めるという発想自体を得られたことですね。参加しなければ、きっと今も一生懸命知り合いのツテを頼って人材を探していたと思います。

ランサーズに登録している人材の層の厚さにも驚きましたね。特に地方のNGOが電通での勤務経験のある方に商品のコンセプトデザインを依頼したという事例は衝撃的でした。通常、中小企業が博報堂や電通といった大手企業に直接仕事を頼むのは難しい。そういったプロ人材と一緒にお仕事ができる可能性があるというのは、非常に魅力的だと思います。

――オンラインで外部人材に仕事を依頼することは初めてだと思いますが、不安はありませんか?

仕事の「質」の部分は、期待に沿ったものがでてくるのかどうか少し不安でした。ですがワークショップで他社事例を知ることができましたし、その後実際にランサーズを活用している団体の方の話も聞くことができて不安は解消されました。

デザインの質の向上、コストカットを期待。外部人材活用で会社の成長にもつなげたい

――すでにアカウントを開設されているそうですが、どのように発注を進めていきますか?

まずはポスターの作成を発注するつもりです。ポスターは2018年から毎年制作しているのですが、社内からもお客さんからも評判がいいんですよ。ですので、これまでのポスターを超えるインパクトのあるデザインのものを作りたいですね。

これまでは一人のデザイナーに依頼していたので4案程度しか得られませんでしたが、ランサーズでコンペ形式にして募集すれば、もっと多くの作品から選べるでしょう。みなさん力を入れた作品を作ってくれると思うので、ポスターの質の向上を期待しています。コスト面でも、これまでに比べて削減できるといいですね。一方、いいランサーさんに応募してもらうために、企業としての魅力ももっと高めていきたいと思っています。

――今後、どのように外部人材を活用していきますか?

今は営業の委託や社内システムの構築、ホームページの管理などはアウトソーシングの候補として考えています。またSNS用の動画など、広報コンテンツづくりもお願いしたいですね。ひとまずポスター制作を発注し、社内報制作も依頼していきたいと思います。その結果をふまえて、ほかの部署での活用も進めるつもりです。

外部人材を上手に活用してコア業務に集中できるようになれば、グループ全体の変革や拡大につながると期待しています。

取材・文:ひろみね
https://www.lancers.jp/profile/Merry5
報道記者、大学職員を経てフリーライターに。インタビューやコラムなどを多数執筆している。