デザインを一緒に創りあげる楽しさ − ゾーホージャパン(株)

何かと担当者の悩みの種になりがちな顧客管理や請求管理といった日常業務。特に中小企業にとって、そういった業務時間のコスト削減は必須だろう。

ゾーホージャパン(株)では、使いやすさを追求したクラウドサービス提供を通して、顧客情報や売上推移、プロジェクト進捗、請求状況等の管理/共有を効率化し、企業の生産性向上を支援している。

その圧倒的なコストパフォーマンスから「中小企業でも容易に導入できるクラウド」と好評を博し、世界中700万人以上に選ばれるサービスに成長した。

そんな同社にもランサーズをご活用いただいている。今回は同社の松本氏と一丸氏にその活用現場を伺ってみる。

お互いのコンセプトの類似性から興味が湧いた

― ランサーズをご利用頂いた経緯はどのようなものだったのでしょうか？

中小企業様向けクラウドサービスの1つに、CRMと呼ばれる顧客情報管理ツールがあり、その関連情報についてネットリサーチをしていた際、CRM導入支援に関わるランサーズでの依頼案件を見かけたことで、その存在を知りました。

その後、ランサーズに興味を持ち続けていた理由は、弊社とコンセプトが近く、親近感を抱いたからです。

特に、弊社のZoho事業では「ワークオンライン」（Work.Online）というサービスコンセプトを掲げており、オンラインで仕事を完結させられる環境の提供を目指しています。そして、ランサーズは「時間と場所に囚われない新しい働き方」の創出をクラウドソーシングによって実現されようとしています。

そうした事から「いつかご縁があれば」と考えていた折、展示会向けポスターのデザインを外注することになりまして活用させていただきました。

ポスター制作は通常社内でデザインすることが多いのですが、その当時は社内リソースが不足していた時期であり、なおかつ、以前よりランサーズに興味を抱いていたことから初めて利用するに至ります

― ランサーズを活用されてみて、ご満足頂けたのはどういった部分でしょう？

まず1つは、サービスの説明が非常に分かりやすかったことです。ポスターのデザインを制作するにあたり、数あるクラウドソーシングサービスの中から選んだ理由は、サービスの仕組みが最も分かりやすく説明されていた点でした。

また、コンペ方式では、当選前であればデザインを修正いただける点も、満足ゆく快適な利用に繋がったものと思います。ランサーの方には非常に真摯にデザインの修正を実施いただけました。

― 通常の外注と比べてどのような違いがあると感じられましたか？

一般的な外注ですと、発注者と受注者の「1対1の構図」となり、デザインのバリエーションは一方向に限定されるため、根本的なデザインの軌道修正をお願いすることは困難です。しかし、ランサーズの場合、コンペ方式を活用すれば、様々な提案が集まってくるため、選択肢の幅が広がり、理想のデザインを実現しやすいと感じました。

（ゾーホージャパン(株)の松本氏）

詳細を伝える、相場を知る、余裕をもたせる

― お仕事を頼まれる際に気をつけたことはありますか？

オンラインの仕事取引でよく言われる事だとは思いますが、発注側と受注側のイメージがすれ違わないよう、自身が求めるデザインの細かい部分まで詳しくお伝えすることはやはり重要だと感じています。

依頼金額を設定する際、最初は相場観を持ちあわせていませんでした。しかし、分からないなりに、過去の類似案件を参考とし、適正価格を付けることでなるべく多くの提案が集まるよう心がけてみました。

また当初は、どれだけの期間を設ければ十分な提案数となるか検討もつかない中、募集期間を長く置いたことは正解でした。より多くのデザイナーの方々にご参加いただけるよう、いまでも出来るだけ期間に余裕を持たせるようにしています。

― 実際に作られたポスターに対する周囲の反応はいかがでしたか？

社内の反応は「かわいい」「おしゃれ」と非常に好評でした。そして、内容面の伝達においても優れたデザインであったため、社外展示会の際にはポスターを用いてスムーズに説明を行うことも出来ました。

前述のとおり、これまでの外注の場合は、担当いただくデザイナーがおひとりなので「デザインの方向性が良くも悪くも似通ってしまう」という問題意識がありました。今回はそれが上手く解消されたかたちです。他部署のメンバーからも「いままでと違う雰囲気のデザインで良いね！どうしたの？」という反応をもらいました。

デザインを一緒に創りあげる楽しさを味わう！

― 他の方へのオススメポイントは何でしょうか？

まず、コンペ方式での仕事案件の依頼を通して、豊富なデザイン群の中からお気に入りを選べること、コストを抑えつつ少人数の発想から思い付かないデザインに巡り合える可能性があることです。

そして何より、デザイナーの方と直接コミュニケーションをとりながら、求めるデザインを一緒に創り上げていく楽しさを味わえること。

通常の外注ですと、営業の方を常に通さなければならないことが多く、間接的なコミュニケーションとなり、担当のデザイナー様と直接お話しする機会はほとんどありません。

このような状況を経験された方にはピンと来るかもしれませんが、デザイナーの方に「どのような意図をもってデザインを制作したのか」といった内容をリアルタイムに直接聞けることは、クライアントとして非常に有意義かつ嬉しいことではないでしょうか。

（一丸氏は里帰り出産休暇中にて宮崎県よりネットでご参加いただきました）

【参考】企業情報
ゾーホージャパン株式会社

「無料で使える中小企業向けクラウドサービスZoho（ゾーホー）」

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