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■3Dアニメーションとは
3Dアニメーションとは、専用ソフトウェアを用いて三次元に見えるよう制作されたアニメーションのことです。ソフトウェア上の三次元空間に、キャラクターや建造物などを作成(モデリング)して動かすことで3Dアニメーションは作成されます。ドラえもんやサザエさん、となりのトトロなどが2Dアニメーションにあたるのに対して、トイ・ストーリーやモンスターズ・インクなどは3Dアニメーションに該当する作品です。
3Dアニメーションは、よりリアルな質感を持たせつつ、現実では不可能な表現をするために開発されました。映画作品だけでなく、テレビアニメやCMなどにも用いられる技術です。制作期間はとても長く、5分程度でも1ヶ月前後、映画であれば何年もの歳月が必要になります。
■3Dアニメーションで必要な要素とツール
3Dアニメーションを制作するためには、さまざまツールを必要とします。具体的には、以下のようなツールです。
3Dアニメーションで必要なツール
- ・パソコン(処理速度が優れたもの)
- ・3Dモデリングソフト(Maya、Blender、Cinema 4Dなど)
- ・テクスチャリングソフト(Photoshop、Substance Painterなど)
- ・アニメーションソフト(Maya、Blender、3ds Max、Cinema 4Dなど)
- ・レンダリングソフト(Autodesk MayaのArnold、Chaos GroupのV-Ray、Blenderなど)
3Dアニメーション制作には、後述するようにさまざまな工程があります。具体的には「モデリング」「テクスチャリング」「レンダリング」などです。BlenderやCinema 4Dのようにほぼ全ての工程を行えるソフトも多数あるので、制作環境に合わせて選ぶと良いでしょう。
なお、3Dアニメーション制作はかなりの負荷がかかる処理をするため、高スペックなパソコンが必要になります。プロの現場では複数のサーバーを使って処理させるケースも多くあるほどです。アマチュアレベルであっても、Core i7やRyzen 7程度のCPU、RTX 3070以上のGPU、32GB以上のメモリ、1TB以上のSSDは必要と考えてください。
■3Dアニメーションの制作方法・作り方
3Dアニメーションを制作する際は、キャラクターモデルの作成から動き方の設定、書き出しなどさまざまな工程が必要になります。工程を飛ばしたり、前後させたりするとスムーズに制作できないので、正しい手順を把握しておくのが大切です。以下では、3Dアニメーションの制作方法・作り方を6つのステップに分けて解説します。これから3Dアニメーションを制作する方は、ぜひ参考にしてください。
①モデルの設計図作成
最初に、作成する3Dモデルの設計図を作成します。3Dモデリングの設計図として作るのは「三面図」と呼ばれるものです。三面図は、設計するものを正面と横、そして上から見た状態を表した図面を指します。
ただし、最初から三面図を作成する訳ではありません。最初は2Dアニメーションと同じように、スケッチやコンセプトアートから作成する場合が多いでしょう。登場する全キャラクターの設定やおおまかな外観などを練ってから、三面図にしていく流れです。三面図には、各線の長さや全体的なサイズ、カーブの曲がり具合などを細かく記載します。
②モデリング
設計図が完成したら、3Dモデリングをしていきます。モデリングとは、ソフトウェア上で実際に3Dモデルを組み立てていく作業です。3Dモデリングソフトを用いて、三面図の指示通りにキャラクターや建造物などを作っていきます。
モデリングの手法には、ポリゴンモデリングやスカルプトモデリング、CADモデリングなどがありますが、アニメーションの場合はポリゴンやスカルプトを用いるのが主流です。ポリゴンモデリングは、ポリゴンと呼ばれる多角形を組み合わせて行うモデリング手法です。
後述するスカルプトモデリングに比べるとデータ容量が軽いものの、滑らかさは劣ります。スカルプトモデリングの場合は、粘土をこねるように作成していくので、滑らかで細部までこだわり抜いたリアリティのある3Dモデルを作成できます。ただし、データ容量が大きくなりがちなため、ポリゴンモデリングと組み合わせて制作するケースも多いでしょう。
③テクスチャリング
3Dモデルが完成したら、質感を詰めていく「テクスチャリング」の作業に入ります。モデリングの段階では、3Dモデルはまだグレーで無機質な状態です。テクスチャリングソフトを用いて、色や質感をつけて、よりリアルな状態にしていきます。
例えば、キャラクターが着ている服に布らしい質感を持たせたり、鉄の装備にゴツゴツとした表情や錆を付けたりするのが、テクスチャリングの作業です。テクスチャリングにはさまざまな手法があり、3Dモデルに画像を貼り合わせて質感を出すテクスチャマッピングや、透明度を指定する透過マッピング、光の差し込み方に対する陰影の付き方などを指定する法線マッピングなどがあります。
④リギング(スキニング)
質感のついた3Dモデルができたら、キャラクターの動きを付けるリギングの作業を行いましょう。まず、骨格(スケルトン)を作成して、3Dモデルの中に埋め込みます。そして、スケルトンが関節を軸に動くのに合わせて、3Dモデルも動くようにするのがリギングです。なお、自動車やバイクといったものの場合は、タイヤの回転と車本体の動作が連動するようにしていく作業がリギングにあたります。
埋め込んだ骨格と3Dモデルを連動させる作業を「スキニング」と呼びます。骨格がどう動いたら、3Dモデルを形成するポリゴンがどう動くのかを関連付けるのがスキニングの作業です。スキニングはリギング作業の一環ですが、ほぼ同義と考えても問題ありません。
⑤アニメーションを加える
動く3Dモデルができあがったら、いよいよ「いつどのように動くか」の指示をしていきます。シーンにあわせて、表情や動作などをつけていく作業です。
アニメーションを加える工程において影響するのが、どれだけリギングをしっかり行ったかでしょう。リギングの作業が甘いと、思ったように3Dモデルが動かず、やりたいような表現ができません。本物の人間や車などと同等に動作するようにリギングができているかが、アニメーションを加える工程に大きく影響してきます。
また、設定資料や絵コンテをどのくらいしっかりと作成しているかも、アニメーションを加える際に影響する部分です。表情や細かな仕草、キャラクターごとの癖などが分からないと、動作や表情を付けていくのに迷ってしまいます。どんな工程も、その前段階をどのくらいしっかり行っていたかが大切です。
⑥レンダリング
ソフト上でアニメーションが完成したら、いよいよ書き出し作業「レンダリング」をしていきます。ソフトウェアでプログラムした情報を基にして、画像や動画データを仕上げるのがレンダリングです。
動画の場合は、1秒あたりを何フレーム(画像)で構成するかによって、かかる時間が大きく異なります。1秒を24フレームで構成する場合は、かなりの時間がかかるでしょう。例えば、映画『STAND BY ME ドラえもん』は1秒間24フレームで制作していたそうですが、250台のサーバーを用いたレンダリングでも、1フレームあたり最大6時間ほどかかったケースがあるそうです。
もちろん、よほどの映画でない限り1フレーム6時間もかかることはありません。しかし、3Dレンダリングにはかなりの時間がかかります。全て完成してからレンダリングするのではなく、こまめに行って都度修正を加えていくほうが良いでしょう。
■3Dアニメーションを制作する際の3つのポイント
3Dアニメーションを制作するうえでは、いくつかのポイントがあります。例えば、アニメーションをつけるうえで日頃から意識しておくべき点や、設定にかんするものなどです。制作するうえでのポイントを知らないと、動作の違和感が解消できなかったり、制作作業が遅れてしまったりするかもしれません。
以下の項目では、3Dアニメーションを制作する際のポイントを3つご紹介します。これからアニメーションを制作する方はもちろん、外注しようと考えている方にとっても参考になる内容ですので、ぜひご覧ください。
①日常的に人の動きを観察する
自然な動作をつけるためには、人がどのように動くのかを詳しく知っている必要があります。日常的に人の動きを観察して、どんなシチュエーションでどんな風に動くのかを学びましょう。
しかし、ただ見ているだけではアニメーションに活かせません。ノートにまとめたり、自分自身で他人の動きをまねしてみたりして、動き方を具体的に把握するのが大切です。言語化する、もしくは自分自身で意図した動作ができるようになれば、アニメーションにも活かしやすくなります。
時間的な余裕がない場合は、YouTubeや街角に設置されたライブカメラを見たり、誰かの動作をスマホで録画してみたりするのもおすすめです。
②ディテールやポリゴン数を最適にする
適切なポリゴン数がどのくらいかは、用途や求めるディティールなどによって変わります。本物の人間のような肌質や筋肉、表情などにしたい場合は、10万ポリゴン以上が必要になるでしょう。逆に、シンプルでデジタル感のある質感でよければ、少ないポリゴン数で問題ありません。
また、使用するソフトによっても適切なポリゴン数は異なります。Vtuberのキャラクターを制御するのに利用するUnityは、リアルタイムでレンダリングを行うため、ポリゴン数が多すぎるとパソコンが耐えられない可能性があります。また、Face Rigは5万ポリゴン以下推奨、VR Chatは2万ポリゴン以下までと規定されています。
人気Vtuberは10万ポリゴン以上になっているケースも少なくありませんが、パソコンのスペックやソフトの特性に合わせてポリゴン数を増減させる必要があるでしょう。
③プロジェクトのスケジュール管理を行いタスクを適切に配分する
3Dアニメーションを制作するには、さまざまな工程が必要になります。また、レンダリングのように処理が完了するのを待つ時間も多く発生するため、思い通りにいかない場面も多々あるでしょう。プロジェクトのスケジュール管理は、ある程度の余裕を持って行う必要があります。
適切なスケジュール管理をするために、自分が作りたいアニメーションを明確にして、必要になるおおよその時間を把握しておくのも大切です。例えば、5分程度のアニメーションであれば1ヶ月前後ほどはかかります。ただし、5分程度であっても現実のような質感を求めるのであれば、2ヶ月ほどかかるケースもあるでしょう。作りたいものを明確にしたうえで、タスクを細分化し、適切に配分していくスキルが求められます。
■3Dアニメーションを依頼する際の注意点
3Dアニメーションを外部に依頼する場合は、いくつかの注意点があります。昨今は3Dアニメーション制作を行える人も増えましたが、スキルや知識はかなりばらつきがあるのが現状です。
以下では、3Dアニメーションを依頼する際の注意点を3つご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
①依頼先の実績を確認する
依頼するうえで特に大切なのが、実績の確認です。実績は、ポートフォリオやこれまでの評判などを見て確認できます。依頼先の実績を把握することで、これからお願いしたい業務に親和性があるか、業界に関する知識があるかなどを判断しやすくなります。
3Dアニメーション制作といっても色々なジャンルがあります。いわゆるアニメや映画の制作が得意な人もいれば、Vtuberのような3Dモデルを制作するのが得意な人、VFXのような特殊効果を作ってきた実績のある方などさまざまです。
また、リアリティを求めるアニメーションなのか、アニメらしい質感を求めるのかによっても、必要になるスキルや知識は異なってきます。ポートフォリオや評判などを確認して、作りたいアニメーションを作ってもらえそうか相談してみましょう。
②著作権を明確にする
アニメーションやイラスト制作においてトラブルのもとになるのが「著作権」です。制作者が著作権を放棄しない契約だった場合は、制作者が許可しない用途には使えない可能性があります。また、アニメーションを販売したり、三次創作ができなかったりするケースもあるでしょう。
トラブルを避けるためにも、著作権に関しては契約時に必ず確認してください。著作権が発注者と制作者どちらに帰属するかを確認しておけば、トラブルにはなりません。なお、著作権に関しては口約束ではなく、必ず契約書を作成しておくようにしましょう。
③3Dアニメーションの尺によって料金が変わる
3Dアニメーションは、作成する尺によって料金が大きく異なります。アバターやイラストのみであれば比較的安く済みますが、アニメーションになると尺によって金額が変わるので、事前に確認しておきましょう。
ただし、尺によっての明確な相場はありません。なぜならば、どういった質感にするか、背景はどうするかといった要素によって、制作にかかる時間や作業量が大きく変わってしまうためです。同じ10分のアニメーションでも、背景が簡素なものと、広大な森林やビル群を背景にするのとでは、作る難易度がまったく違います。制作者ごとの料金を見ながら、適切な価格のものを探しましょう。
■3Dアニメーションをランサーズで依頼する方法
3Dアニメーションを外部に依頼する方法のひとつに「ランサーズ」を利用するものがあります。ランサーズは、アニメーション制作やイラスト、プログラミングなどさまざまな仕事を依頼できるサービスです。
会員登録は無料で、誰でも気軽に利用できるサービスです。ランサーズで仕事を依頼する方法には「直接依頼」「案件を掲載しての募集」「出品パッケージからの依頼」などがあります。以下では、出品パッケージというシステムを利用して、3Dアニメーションをランサーズで依頼する方法を詳しく解説します。
出品パッケージを探す
出品パッケージとは、受注者(ランサー)が自分のスキルを出品しているものです。制作者が対応できる業務内容、持っているスキル、実績、料金などを確認してから依頼できるので、不慣れな方でも安心して利用できます。
出品パッケージを探す際は、まずトップページ上部にある「パッケージを探す」からジャンルを選択しましょう。3Dアニメーションを依頼したい場合は「動画・アニメーション・写真」の「3Dアニメーション動画制作」を選択しましょう。なお、Vtuberの場合は「 デザイン・Webデザイン」の「 VTuberキャラクターモデリング制作」を選択してください。
画面左側の絞り込み検索機能なども活用しながら、依頼したい内容にぴったりの出品パッケージを探してみましょう。
無料見積もり相談
出品パッケージの中から良いものが見つかったら、無料見積もり相談をしてみましょう。なお、出品パッケージは「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」に分かれています。それぞれ対応できる依頼内容が異なるので、自分の要望に合わせて選択してください。
プランを選択したら「まずは相談する(無料)」を選択し、希望納期や詳しい依頼内容を入力していきましょう。依頼詳細の欄には、なるべく具体的に制作してほしいアニメーションの内容を記入しましょう。近いクオリティの作品があれば、そのURLや作品名などを記入するのもおすすめです。また、修正対応の状況(何回対応してもらえるか、おおよそどのくらいかかるか等)や、著作権についてもこの段階で相談しておきましょう。
発注
無料見積もり相談をして、問題がなければ発注をしましょう。アニメーションに関しては、発注した後もヒアリングや制作途中の確認などを行うケースが多くあります。発注は丸投げしてしまうのではなく、一緒に制作する意識を持って作業を進めていくのが大切です。
なお、ランサーズでは「仮払い」というシステムを採用しています。発注をした段階で依頼主がランサーズに料金を支払っておき、問題なくアニメーションが納品されたらランサーズから制作者に料金が支払われるシステムです。
3Dアニメーション制作では数十万円かかるケースが多いので、あらかじめ依頼料金分のお金は用意しておき、発注したらすぐに仮払いできるようにしておきましょう。
確認・納品
アニメーションが完成したら、視聴してみましょう。キャラクターの動きや背景など、細かい部分までしっかりと確認してください。問題点があれば、タイムと修正内容を伝えて直してもらいましょう。修正点が複数あれば、Googleスプレッドシートやドキュメントなどにまとめて共有するのがおすすめです。
修正が終了したら改めて確認し、問題がなければ納品してもらいましょう。相手にしっかりと料金が支払われたら、依頼は完了です。アニメーションを制作してもらったら、最後にお互いの評価をして終了です。
■一般的な制作会社へ「3Dアニメーション」を依頼した際の料金相場
3Dアニメーション制作を制作会社等に依頼する場合の料金は、主にアニメーションの長さ、アニメーションの複雑さによって変わってきます。またアニメーションの元となるデザイン等の素材があるかどうかが料金に関連することもあります。
また、実写合成を含むアニメーションを制作する場合には、実写撮影も必要になるため、この費用も別途必要となるでしょう。
内容 | 相場例 |
---|---|
1分以内 | 約300,000円〜 |
10分以内 | 約500,000円〜 |
企業 | 内容 | 相場例 |
---|---|---|
企業A | 企画構成 | 約50,000円 |
CGアニメーション制作 | 約200,000円 | |
映像編集 | 約50,000円 | |
企業B | 1分以内 | 約300,000円〜 |
10分以内 | 約500,000円〜 | |
10分以内(複雑なアニメーション) | 約1,000,000円〜 | |
企業C | 1分以内 | 約700,000円〜 |
5分以内 | 約3,000,000円〜 | |
10分以内 | 約5,000,000円〜 |
※大凡の価格を表示しています。実際の料金は依頼内容や会社によって異なります。
※こちらで記載している金額はランサーズ上の依頼金額ではありません。
※当社調べの「一般的な制作会社や企業に依頼した際の目安の依頼料金」となります。