■SNSコンサルティングとは
SNSコンサルティングとは、SNSアカウントの運用に関するサポートを行うことです。具体的には、運用戦略の企画・提案や、課題点の洗い出し、相談対応などを行います。コンサルティングの内容によっては、運用代行まで行うケースも少なくありません。
SNSコンサルティングにおいて達成すべき目標は、運用による問い合わせ件数や売上を向上させることです。より多くの人にアカウントを認知してもらうとともに、企業のサービスや製品について興味を持ってもらい、顧客を増やすのを目的として行います。SNS運用がない企業であっても、トラブルを防ぎつつ効果的にアカウント運用ができるようにサポートしていくのが、SNSコンサルティングの役割です。
■SNS運用代行との違い
SNSコンサルティングとSNS運用代行の違いは、業務内容と役割です。SNS運用代行とは、名称の通りSNSアカウントの運用を代わりに行う業務を意味します。アカウント作成から初期設定、投稿用の文章や画像の作成、予約投稿の設定など、アカウント運用に関わるさまざまな業務を代行するのがSNS運用代行です。社員の業務負担を軽減する目的で用いられます。
一方、SNSコンサルティングでは、前述の通りSNSアカウント運用に関する戦略や方針などを考えていきます。どのようにSNSを使うか考えるのがSNSコンサルティングなのに対して、SNS運用代行は戦略や計画をもとに実際に運用していくといった点が異なります。ただし、SNSコンサルと運用代行どちらも行っているサービスも少なくありません。
■SNSコンサルティングで活用される媒体
SNSコンサルティングで活用される媒体には、YouTubeやX (旧Twitter)、Instagramなどがあります。具体的な媒体は、以下の通りです。
SNSコンサルティングを実際に行う媒体
- ・YouTube
- ・X (旧Twitter)
- ・TikTok
- ・LINE公式アカウント
ひとくちにSNSといっても、動画や画像の共有をメインとしたものから、文章投稿が中心のもの、また家族や友だちとの連絡をメインとするものまでさまざまです。どういった施策が効果的かも、SNSごとの特徴によって異なります。各媒体にあわせた施策を考えて、効果的にアカウントを運用していけるのが、SNSコンサルティングを利用するメリットです。
■SNSコンサルティングの依頼内容
SNSコンサルティングに依頼できる内容としては、アカウントの初期設計から数値分析、投稿代行などがあります。具体的な依頼内容は、以下の通りです。
SNSコンサルティングへ依頼できる業務内容
- ・コンセプト設計
- ・戦略立案
- ・競合他社のリサーチ
- ・市場調査
- ・クリエイティブ設計
- ・ペルソナ設計
- ・ブランディング戦略の策定
- ・運用状況のレポート作成
- ・数値改善のための施策考案
- ・インフルエンサーの選定
- ・動画・画像・文章コンテンツの作成
- ・コンテンツ投稿代行
- ・アカウント作成
- ・いいね、コメント返信等のフォロワー対応
ほぼ必ず依頼するのは、ブランディング戦略の策定や、クリエイティブ設計、競合リサーチなどです。どういった方針で運用していくかを考えたり、競合をふくめた市場全体の状況はどうかといった点をリサーチしたりすれば、より効率よくアカウントを運用できます。
■SNSコンサルティングへ依頼するメリット
SNSコンサルティングへ依頼するメリットは、業務負担が軽減できる点と、効率のよいアカウント運用が可能になる点です。負担は減らしつつ、より短期間で大きな結果が出せる可能性が高まるのが、依頼するメリットです。
以下では、SNSコンサルティングへ依頼するメリット3つをそれぞれ解説していきます。これから依頼しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
①SNSの最新のトレンド・ノウハウを知れる
SNSの最新のトレンド・ノウハウを知れるのは、コンサルティングを依頼する大きなメリットです。SNSの状況は日々変化しています。トレンドはもちろん、どういったコンテンツをSNSがオススメ表示するかといった「アルゴリズム」も、日夜変化しているのです。最新の状況を把握しつづけていないと、効果的なアカウント運用はできません。数か月前にトレンドだった手法であっても、すぐに通用しなくなっているケースが多くあります。
SNSコンサルティングに依頼すれば、最新のトレンド・ノウハウをもとに効果的な運用方法を考えてもらえます。ユーザーの利用動向や、流行っているコンテンツ、アルゴリズムなど状況をふまえた施策を打てれば、フォロワー数の増加やCV率の向上などが期待できます。
②時間・労力を削減できる
SNSコンサルティングを依頼すると、社員の業務負担を削減できます。SNSアカウントを運用するためには、運用方針を考えたり、競合について調べたり、フォロワーの状況を分析したりしなくてはなりません。画像や動画の編集なども考えると、かなり多くの業務負担が発生します。
SNSコンサルティングでは、前述の通り運用方針や競合調査など、運用に関するさまざまな業務を行ってくれます。自社の社員が行う業務が減るので、時間・労力を削減でき、別の業務に多くの時間を割けるようになります。また、SNSに関する知識やスキルがない社員が行うよりも、効率は上がります。結果として、社員それぞれがより得意な分野で活躍しやすくなるかもしれません。社員の専門性を活かした取り組みを行ううえでも、SNSコンサルティングを依頼するのはとても有効なのです。
③常にPDCAを回せる
SNS運用をするためには、日々フォロワー数やCV数、プロフィール遷移率、CPA等の数値を解析・改善していかなくてはなりません。各数値をまとめるだけでも大変な労力ですが、数値改善までとなると、高いスキルと豊富な知識が必要です。各SNSのアルゴリズムに関する知識や、消費者ニーズに関しても把握しておく必要があります。
SNSコンサルティングを依頼すれば、数値を正確に解析してレポートにまとめたり、数値改善のための施策を提案してくれたりします。常にPDCAを回して、より効率よくアカウントを運用できるようになるのも、SNSコンサルティングを依頼する大きなメリットです。
■SNSコンサルティングへ依頼するデメリット
SNSコンサルティングは、上記のようにさまざまなメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。特に、費用がかかってしまう点や、コンサルタントごとに得意・不得意がある点などはデメリットです。以下では、SNSコンサルティングへ依頼するデメリットを2つご紹介します。以下のデメリットをふまえたうえで、依頼するかどうかを考えてみてください。
費用がかかる
SNSコンサルティングは、数十万程度の費用がかかるケースも多くあります。SNSマーケティングは無料でも行えるのが魅力ですが、そうした魅力が薄れてしまうのは、SNSコンサルティングへ依頼するデメリットといえます。コンサルティング会社へ依頼した場合は、1ヶ月あたり30〜50万円ほどかかるケースもあります。
一方で、SNSを用いないマーケティングであれば、そもそも無料で行えることはありません。例えば顧客獲得のために場所を借りてイベントを行えば、会場代や設備費用、音響費用、チラシや配布用の商品製作費などかなりの費用がかかります。SNSは運用するだけであれば無料なので、SNSコンサルティングへ依頼したとしても、トータルで考えれば大きな負担にならない場合もあります。
社内にノウハウが貯まらない
SNSコンサルティングを依頼すると、自社で行う業務が減るため、ノウハウを蓄積しにくくなります。SNSマーケティングを内製化すれば、どのような手順で進めるべきか、施策を講じるうえで生じやすい課題点は何か、マーケティング課題に対する解決策にはどんなものがあるかなど、さまざまなノウハウを蓄積できます。
しかし、コンサルティングに依頼した場合は、困難に直面せず効率よくマーケティング施策を進めていく方法を提案してもらえるので、そもそも問題が発生しにくくなります。また、何か課題があっても効果的に解決するための方法を提案してもらえるので、課題を解決するための方法を自ら考える機会も減ります。結果として、課題解決能力やマーケティング施策を考案するスキルといったノウハウが蓄積されにくく、マーケティング業務を内製化しにくくなります。
■SNSマーケティングの成功事例
SNSコンサルティングを依頼するうえでは、まずどんなSNSマーケティングのやり方があるのかを知るのが一番です。SNSマーケティングの成功事例を見ておくと、自分達が取り組んだり、コンサルティングへ依頼したりする際にも、どういった取り組みをすべきかイメージしやすくなります。以下では、SNSマーケティングの成功事例を3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
X (旧Twitter)|シャープ株式会社
シャープ株式会社のX (旧Twitter) は、人間味あふれるポスト (旧ツイート) で長い間人気を獲得しています。製品に関するPRはもちろん、お正月や共通テストといった季節ごとのイベントにもふれ、ユーザーと交流を図っているのが特徴です。
企業アカウントとしてはかなり柔らかい雰囲気ですが、炎上になるようなポスト (旧ツイート) をしていないのも特徴です。人間味を出そう、おもしろいポスト (旧ツイート)をしようと考えると、どうしても偏った内容になりやすく、時として炎上リスクを高めてしまいます。炎上せず楽しめるラインのポスト (旧ツイート)をするバランス感覚が素晴らしいアカウントです。
また、ただおもしろいだけでなく、シャープ製品に関する深い愛情や、豊富な商品知識が垣間見えるのも、人気の秘訣と考えられます。
Instagram|make my room
make my roomは、さまざまなお部屋のコーディネートを紹介しているインテリアアカウントです。プロフィール欄には、株式会社andが運営するインテリア通販サイトlittle roomのURLが記載されています。
特徴的なのは、ほかのアカウントの投稿を引用する形で、投稿を作成している点です。いわゆる「リポスト」と呼ばれるもので、投稿のテーマにあった写真を引用し、まとめるかたちで投稿しています。通常の投稿と比べると、撮影や編集の手間が省けて、効率よく投稿を作成できるのがメリットです。
ユーザーが作成したコンテンツをUGCと呼び、公式アカウントの発信と比べて、消費者が信用しやすいコンテンツとされています。第三者の投稿だからこそ、良い部分だけでなく悪い部分にも言及しやすく、信頼性が高いのです。今後、UGCを活用していくのは企業にとって重要になります。
YouTube|北欧、暮らしの道具店
北欧、暮らしの道具店のYouTubeは、登録者数57万人(2023年7月現在)を誇る人気のアカウントです。主に、社員や著名人へのインタビューや、オーナーの日常などを投稿しています。
ただ取り扱い商品をPRするのではなく、インタビューや日常動画などを通じて紹介している点が特徴的です。ネットユーザーは、企業からの一方的なPRを嫌う人も少なくありません。インタビューや日常といったものをメインテーマとしながら、自然な流れで商品を知ってもらえるように工夫しているのは、とても参考になります。
また、全動画において色味が統一されていたり、雑貨以外の植物が多く映り込んでいるのも特徴です。「北欧」「雑貨店」といった企業のコンセプトにそった絵作りがされているのも、参考になるポイントです。
■SNSコンサルティングを依頼する際のポイント
SNSコンサルティングを依頼する際は、より良い依頼をするためのポイントがいくつかあります。何も考えずにとりあえず依頼してしまったり、実績を見ず大手だからと依頼してしまったりすると、思うような結果にならないケースが少なくありません。
以下ではSNSコンサルティングを依頼する際のポイントを3つご紹介します。今後、SNSコンサルティングを依頼する際にお役立てください。
①依頼の目的を明確にする
まずは、SNSコンサルティングを依頼する目的を明確にしましょう。フォロワーの増加なのか、CV率の向上なのか、ファンコミュニティの形成なのかによって、施策の内容はまったく異なります。どういった目的なのかが決まっていないと、コンサルタントもどのような提案をすべきかが定まりません。
また、複数のSNSでアカウントをもっている場合は、各アカウントをどのようにしたいか、また統一しておきたい要素は何かを考えておくのも大切です。ブランディングにおいて、SNSごとの差別化と統一感は重要なポイントになってきます。より理想に近い取り組みを行うためにも、依頼の目的や理想的な運用イメージなどは考えておきましょう。
②類似実績があるかどうか
自社の業界における実績や、類似案件の実績があるかも確認しておきましょう。実績に関しては、コンサルティング会社やコンサルタントのホームページに記載があるはずです。業界に精通していると、ノウハウも一定あると考えられるので、結果が出やすくなります。
どれだけ実績が多かったとしても、自社の業界における実績がないと、1から情報収集をする必要があります。業界についてや、消費者のニーズ、競合他社などについて、まっさらな状態から調べる必要があるのです。効率よくコンサルティングを進めてもらうためにも、業界に関する予備知識がないコンサルタントは、あまりおすすめできません。
業界について知っていれば、どういった取り組みが効果的なのか、また競合がどういった動きをしていて、どうすれば差別化ができるかといった点を明確にアドバイスしてくれます。
③明確な数値目標が設定されているか
相談をした際に、明確なKPI(重要業績評価指標)や数値目標が設定されているかも確認しましょう。フォロワー数の推移、PVやCVの目標などが具体的になっていない場合は、コンサルティングが失敗する可能性が高くなります。目標がない状態で、効果がありそうな施策をただ行うだけになってしまうためです。
実績があるコンサルタントであれば、過去にどのような目標設定を行って、どういった結果が出たのかも確認してください。実績を聞いたうえで、現状の分析とKPIを設定した根拠、そして考えられる効果などを細かく聞いておけば、スキルのあるコンサルタントかどうかが見極められます。
■SNSコンサルティングをランサーズで依頼する方法
SNSコンサルティングを依頼したい場合は、ランサーズを利用するのがおすすめです。ランサーズでは、さまざまなコンサルタントから自分の理想にぴったりな人を見つけられます。また、コンサルティング以外にもサイト制作や写真撮影、動画編集などさまざまな分野のプロがいるため、マーケティングに関わるさまざまな依頼ができます。
SNSコンサルティングをランサーズで依頼する方法には、直接依頼や出品パッケージからの依頼、案件の掲載などがあります。以下では、出品パッケージから依頼する方法を解説します。
出品パッケージを探す
出品パッケージとは、受注者(ランサー)が自分のスキルに値段をつけて出品しているサービスです。どの程度のコンサルティングをどのくらいの料金で受け付けているかが明確になっているので、初めてコンサルティングを依頼する人でも利用しやすいです。
出品パッケージを探す際は、まずトップページの上部にある「パッケージを探す」を選択します。そして「Web集客・マーケティング」から「SNSマーケティング・運用代行」を選択しましょう。数千件の出品パッケージがヒットすると思いますので、画面左側にある絞り込み検索も活用しながら、自分にぴったりのものを探してみてください。
無料見積もり相談
自分の要望にあった出品パッケージが見つかったら、まずは無料見積もり相談をしてみましょう。まず出品パッケージの画面にある「ベーシック・スタンダード・プレミアム」から、自分にあったものを選択してください。そして、期間を選択したうえで「まずは相談する(無料)」を押してみましょう。
無料見積もり相談では、希望納期や依頼の詳細などを入力していきます。依頼の詳細を入力する欄には、どんなSNSを利用するのか、現状がどうで、どのような取り組みをしていきたいのかといった点を書いてください。企業秘密となる情報は書かなくても構いませんが、業種や目標などある程度の情報は記載しておくようにしましょう。
発注
無料見積もり相談をしてみて、目標をしっかり達成できそうだと感じたら、いよいよ発注です。発注後もミーティングがあるかと思いますので、スケジュールを調整してしっかりと対応してください。
なお、ランサーズでは「仮払い」というシステムを採用しており、原則として依頼主が料金を支払うまで業務がすすめられません。仮払いとは、依頼主がランサーズ側に料金を支払い、無事に納品されたらコンサルタントに料金が支払われるシステムです。スムーズにコンサルティングを始めるため、仮払い用の資金はあらかじめ準備しておきましょう。
確認・納品
当初定めた期間までコンサルティングをしてもらって、目標を達成できたらひとまず完了です。納品手続きが完了したら、依頼は完了です。
最後にお互いの評価をして今回の依頼内容について満足かどうかをお互いに記入します。継続して依頼する場合には、直接依頼を選択し、コンサルティングをしてもらいましょう。
■一般的なSNSコンサルティング会社へ「SNSコンサルティング」を依頼した際の料金相場
SNSコンサルティングを業者に依頼する場合、SNSの投稿を全て任せるのか、投稿だけでなく分析やアドバイスを含むコンサルティングまで行うか、インフルエンサーマーケティングの有無等によっても料金は大きく変わります。
投稿数で料金が変わる可能性もあり、週2の投稿と週5の投稿で倍ほど金額が変わってくるところもあるようです。
InstagramやX (旧Twitter) の運用であれば月額約200,000円〜といったところが多いようですが、実際の料金はコンサルティング会社によって大きく異なります。
| 内容 | 相場例 |
|---|---|
| Instagram/X (旧Twitter) | 約200,000円〜(月額) |
| 企業 | 内容 | 価格 |
|---|---|---|
| 企業A | 投稿作成のみ | 200,000円 |
| 投稿+分析 | 300,000円 | |
| 企業B | 月額コンサルティング費用 | 80万円 |
| 企業C | X (旧Twitter) インフルエンサー5名 | 約1,000,000円 |
| X (旧Twitter) インフルエンサー10名 | 約3,000,000円 |
※大凡の価格を表示しています。実際の料金は依頼内容や会社によって異なります。
※こちらで記載している金額はランサーズ上の依頼金額ではありません。
※当社調べの「一般的な制作会社や企業に依頼した際の目安の依頼料金」となります。