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動画の作成・編集依頼は準備が全て!YouTube動画の委託前に行う6つの準備

動画制作
YouTubeの登場により、広告の世界においても動画が果たす役割は大きくなってきました。しかし、動画を活用したいと考えても、社内で作成できるケースは少ないでしょう。そうなると、外部の業者に動画作成を依頼することになります。この時大切になるのが準備です。

本記事では、動画作成を依頼する前にしておきたい準備について詳しく解説していきます。動画作成の依頼がスムーズに進む事前準備の内容、動画作成の目標を達成するポイントについても紹介します。

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動画の作成・制作・編集前に行っておくべき6つの準備

動画制作
動画作成を依頼するときには、事前準備が大切になります。事前準備をしておくことで、スムーズな交渉や相談ができるようになるからです。完成する動画のクオリティを高められる効果もあります。

自社の目的を達成する動画を作成するためにも、依頼前には以下の6項目について準備しておきましょう。

  • 準備1. 目的設定
  • 準備2. 予算設定
  • 準備3. 納期
  • 準備4. 参考動画の準備
  • 準備5. コンセプトと伝えたい内容を考える
  • 準備6. 使用する素材の準備

準備1. 目的設定

企業が動画を作成するときには、目的があるはずです。動画作成する時には、目的を明確にしておくことが大切です。ただ、自社をPRしたいという考え方では、効果的な動画を作成するのは難しいでしょう。目的によって作成される動画の方向性や長さも変わってくるからです。

依頼される側も、目的が明確になっていなければゴールが見えません。効果的な動画を作成するためにも、明確な目的設定が重要になるのです。

企業が動画を作成する代表的な目的は、以下の3つです。

  • 認知度の向上
  • ブランディング
  • サイト誘導や商品購入

ここで大切になるのが、目的を1つに絞ることです。伝えるべき内容が明確になるので、視聴者にも伝わりやすくなります。

目的を決めるときには、ペルソナ設定も行うようにしましょう。誰に向けて情報を発信するのかを決めることで、誰が動画を見るのかが明確になり、作成する動画の方向性が定まってきます。

ターゲット層に届く動画作成のためにも、ペルソナ設定は重要になるので、依頼前には、目的とペルソナの設定を行いましょう。

準備2. 予算設定

動画作成を依頼する前には、予算を設定しておくことも大切です。動画作成にかかる費用は依頼先によって変化します。依頼先に予算を伝えることで、どのような動画が作成できるのかを提示してもらうこともできます。

また、予算を決めずに制作すると、制作費が想像以上に高くなってしまう可能性もあるので注意が必要です。予算を決めておくことで、製作費の上限が決まり想像を超える費用になることを防げます。

予算を決めておくと、依頼先から最適なプランを提示してもらえる可能性があるのも大きなメリットです。予算を決めるのが難しければ、作成したい動画のイメージを伝えて見積もりをもらうのも方法です。

準備3. 納期

動画作成を依頼するときには、納期を決めておくことも重要になります。特に、イベントやセミナーで動画を使用する場合は注意が必要です。

動画作成は、修正が必要になることもあるため、納期に関してはある程度の余裕をもたせておく必要があります。イベントやセミナーで使用するのであれば、先に使用する日時が決まっていることを依頼先に伝えておきましょう。

準備4. 参考動画の準備

参考動画を用意しておくと、作成された動画と自社が作ってほしい動画のズレを防ぐことができます。口頭でイメージを伝えても、イメージの共有は簡単ではありません。どうしても認識のズレが起こってしまう可能性があるのです。

参考動画があれば、イメージが大きくズレる可能性を防ぐことができます。自社が望む動画のイメージに近い参考動画を準備しておきましょう。

準備5. コンセプトと伝えたい内容を考える

動画作成を依頼する前には、コンセプトと伝えたい内容を明確にしておく必要があります。なかには、目的とコンセプトを混同してしまっているケースがありますが、分けて考えなければいけません。

目的は最終的なゴールのことですが、コンセプトとは最初から最後まで一貫している考え方のことです。コンセプトを明確にしておくことで、作成する動画の軸をつくることができます。また、軸ができることで伝えるべき内容も明確になるので、伝わりやすい動画作成が可能になるのです。

依頼前には、コンセプトを決めたうえで、伝えたい内容についても考えておきましょう。

準備6. 使用する素材の準備

動画作成を依頼する前には、使用する素材を準備しておくと作業がスムーズに進みます。例えば、動画内で使いたい資料がある場合には、事前に準備しておくと連絡回数が減るだけでなく、効率よく作業を進めていくことが可能です。

また、自社の建物や工場を映したい場合には、事前に撮影しておくことで、どのようなアングルで撮影してほしいのかを伝えやすくなります。動画に盛り込みたいものが明確になっている場合は、前もって簡単な撮影を行っておくことで伝えやすくなります。

動画目標を達成するための3つのコツ

3つ
動画目標を達成するには、以下の3つのコツがあります。

  • KPIの設定
  • 顧客層の情報共有
  • 企業や商品情報の共有

特に、KPIの設定は目標達成に欠かすことができないので、依頼前に社内で詰めておきましょう。

KPIの設定

KPIとは目標達成指数のことです。主要なKPIとしては、アポイント件数や、成約率、リピート率に平均受注単価、個人営業売上高などがあります。動画作成においては、視聴者数や、視聴回数、広告のクリック数などです。

動画作成におけるKPI設定は、以下のような項目で実施されます。

  • 視聴者数
  • 視聴回数
  • 広告のクリック割合

ポイントは、具体的な数値で出すことにあります。視聴者数を2,000人以上、視聴回数を3,000回程度とするなど、自社の目標に沿った数値を設定しましょう。
依頼先は戦略を立てやすくなり、依頼主は動画における広告効果の振り返りを、容易にできるようになります。

顧客層の情報共有

動画作成を依頼するときは、依頼先に自社の顧客層に対する情報を伝えておくことも重要です。顧客層の情報が分かると、依頼先は誰に見てもらう動画なのかを明確にできます。つまり、戦略を立てやすくなるということです。

顧客層が明確になっていればいるほど、動画作成時にブレがなくなります。具体的な顧客層を伝えておくことで、顧客層に合わせた動画作成が可能になるので、依頼前には伝えるべき顧客層の情報を整理しておきましょう。

企業や商品情報の共有

自社や商品の情報を伝えておくことも重要になります。なぜなら、動画作成する側にとっては、情報が大切な素材となるからです。素材が多ければ多いほど選択肢は広がるので、少しでも多くの情報を伝えておきましょう。

紹介してほしい商品やサービスだけでなく、関連商品や他の商品に関しても簡単にまとめて情報を伝えておくと、作成サイドの選択肢は広がります。情報を渡すときの注意点としては、何がメインなのかを明確にしておくことです。

すべてを紹介すると、中身が薄くなってしまう可能性があります。あくまで情報を渡すときには、選択肢を広げるためと考えておきましょう。

動画作成(YouTube)の代行・委託先の選択肢は「会社」「個人」の2つ

フリーランス
動画作成の委託先は会社と個人の2つに分けることができます。どちらにも、メリットとデメリットがあるので、予算やスケジュールなども考慮して、自社にとってベストな委託先を選択してください。

動画作成を会社に依頼した場合のメリットとデメリット

動画作成を会社に依頼した場合のメリットとデメリットは次のようになっています。

メリットデメリット
・企業によっては、企画立案から、動画作成まですべて対応してくれる
・すべての動画作成に対応していれば、ジャンルや種類に制限がなくなる
・経験に基づくノウハウを提供してもらえる
・費用相場が高め
・関わる人数が多いため、対応に時間がかかるケースがある
・スケジュール調整が難しくなる場合がある

会社に依頼するときには、注意しておきたいポイントがあります。会社と一括りにしても、制作を社内で行う会社もあれば外注する会社もあるという点です。そのため、費用に差が出ることも珍しくありません。

会社への依頼を検討している場合は、複数社から見積もりを出してもらうようにしましょう。

動画作成をフリーランス(個人)のメリットとデメリット

動画作成をフリーランス(個人)に依頼した際のメリットとデメリットは、次のようになっています。

メリットデメリット
・会社に比べて制作コストが低め
・基本的に関わる人数が少ないので、対応がスピーディー
・軽微な修正であれば、すぐに対応してもらえる可能性が高い
・企画立案は社内で行う必要がある
・依頼する相手によってスキルに差がある
・予算管理や、撮影地の手配などを自社で行う必要がある

フリーランス(個人)への依頼は、依頼先によってスキルに差があるので注意が必要です。依頼してから望む動画を作成できなかったという事態を防ぐためにも、依頼前に実績を提示してもらうようにしましょう。

また、参考動画があれば、それを提示して対応可能かどうかを判断してもらう方法もあります。

人選が難しい部分はありますが、ここをクリアすれば会社に依頼するよりも費用を抑えられる可能性が高いので、予算が限られている場合にはおすすめです。

動画作成・編集の料金相場

お金
動画作成を依頼する前には、料金相場を知っておく必要があります。ただし、先程も説明した通り、会社のなかには制作を外注に回している場合もあるので、相場の把握は難しいのが現実です。

そのため、ここで紹介する相場は目安として活用するようにしてください。

動画作成の料金相場は動画の内容や時間によっても大きく差が出てくるので、注意しましょう。

依頼先動画内容費用項目依頼内容/相場
会社企業紹介企画、撮影、編集、人件費150万~200万円
企画、撮影、編集50万~150万円
企画、撮影10万~50万円
フリーランス(個人)企業紹介編集5,000~3万円
編集、企画・構成5万~10万円

動画作成・編集を依頼する流れ

スケジュール
動画作成・編集を依頼する流れは以下のようになっています。

  • ヒアリング
  • 企画提案
  • 見積もりと発注
  • 打ち合わせ
  • 撮影準備・撮影・編集
  • 軽微な修正

流れを理解することで、事前準備が可能になるので、理解を深めながら動画作成に備えましょう。

ヒアリング

まずは、依頼したい企業にヒアリングを行ってもらい、こちらの要望や作成したい動画について理解してもらうことが必要です。ヒアリング時には、ヒアリングシートと呼ばれるものが用いられ、動画作成の目的やゴールを明確にしていきます。

動画作成はこのヒアリングシートを基に実施されるので、ヒアリング前に自社の要望や希望、目的を整理しておくことが大切です。

ポイントは以下の5W1Hにあります。

  • Why:なぜ動画を制作するのか
  • Who:動画のターゲットは誰か
  • What:何のための動画なのか
  • Where:どこで動画を使うのか
  • When:いつ使うのか
  • How:どのように伝えるのか?予算はどのくらいか?

ヒアリング前には、項目に対する回答を準備しておきましょう。

企画提案

ヒアリングを終えると、依頼先からヒアリングをベースとした企画提案を受けることになります。企画提案は、プレゼン形式や、資料によって実施されることが多い傾向です。

提案された内容に対して、気になる点や、こちらの意図とずれている点があれば、その旨を伝えましょう。

場合によっては、修正案をもらえることもあります。

見積もりと発注

企画提案を受けた後は、見積もりをもらうことになります。多くの場合、企画提案を受けた日に渡されることになるので、設定している予算内で納まっているのかを確認しましょう。

予算に問題がなければ、いよいよ発注です。

打ち合わせ

この段階での打ち合わせは、より具体的な打ち合わせになります。使用してほしい素材があるときは、素材を渡すときにどのような形で使用していくのかも決めておきましょう。

基本的には、この段階で絵コンテと呼ばれる動画の台本が提供されます。作成予定の動画イメージと、自社が描いているイメージに違いがないのかチェックしておきましょう。

撮影準備・撮影・編集

打ち合わせが終われば、撮影準備を経て、撮影、編集作業に進みます。この段階で気をつけておきたいポイントが撮影準備です。

撮影準備のなかには、スケジュール調整や、小物の準備など、依頼する側で対応しなければいけない準備も含まれるので注意しましょう。例えば、社員のインタビュー映像などを使用する場合には、社員のスケジュール管理も必要です。

これらの準備は依頼先によっても変わってきます。スケジュール調整などを行ってくれる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

商品などを動画で使う場合には依頼する側で準備しておく必要があるので、動画で使うことを前提として準備しておきましょう。準備する場合には、不測の事態に備えて複数用意しておくことをおすすめします。

軽微な修正

動画の撮影と編集が終われば、実際に動画の確認をしましょう。修正など問題点があれば依頼先に伝えて、修正作業が始まります。

なお、修正費用に関しては、見積もり金額に含まれている場合もあります。多くの場合「2回分の修正まで」と修正回数が明記されているので、確認しておきましょう。それ以上の修正が必要になると、追加費用が発生するので注意が必要です。

動画制作を外注するメリット

カメラマン

動画のクオリティ向上が期待できる

動画制作を外注すると、動画制作の専門家に依頼できるので動画のクオリティ向上が期待出来ます。

多くの動画を見慣れた昨今の視聴者にとって、動画のクオリティは訴求力を左右する重要な要素です。クオリティの高い動画制作によって、より視聴者の関心を引く動画にすることが出来ます。

社内のリソースを最適化出来る

動画制作を外注すれば、プロにお任せできるので最速で案件を進めることが出来ます。たとえ動画制作の経験がなくても、効率的に動画制作が出来るでしょう。

無理に動画制作を内製化しようとして、社員が慣れない作業で疲弊してしまうということは残念ながらよく起こります。動画制作を外注すれば、社員は動画の企画や方向性を確認するだけで済むので本来の業務に集中できるようになります。社内のリソースを最適化出来るのは外注の大きなメリットと言えるでしょう。

多くの選択肢から業者を選べる

動画制作を外注する場合には、多くの選択肢の中から業者を選ぶことが出来ます。

内製化だと社内に担当できる社員が限られており、属人化しやすいという傾向があります。動画の雰囲気をガラッと変えたいときや、社員が他の案件を抱えているときには融通が効きづらいという場面が出てくるでしょう。

しかし、外注ならビジネス寄りや娯楽色寄りなど、動画の種類によって得意分野に強い業者を分けて発注することが可能です。同時に複数の業者に発注すれば、短納期で多くの動画制作をすることも出来ます。

外部の視点を取り入れる事が出来る

自社では通じる言葉や概念も外部から見ると分かりにくい場合があります。

動画制作を外注することで、外部の視点を取り入れることが出来ます。特にネット上の動画は拡散しやすいので、企業としての表現には気をつけたいもの。より多角的な視点からの動画制作が出来るというのは、メリットと言えるでしょう。

動画制作を外注するデメリット

カメラマン

発注コストがかかる

動画制作を外注には、当然ながら発注コストがかかります。動画の長さやクオリティに応じて条件は変わるので、相場の金額を目安にすると良いでしょう。

特に現在社内で内製化している場合には、外注が追加コストとなるので高く感じられるかもしれません。しかし、実際には内製化に関わっていた社員が本来の業務に集中出来るというメリットもあります。発注コストについて考える際は、包括的な視点から判断するようにしましょう。

信頼できる外注先を探すのが大変

初めて外注をする場合には、信頼できる外注先を探すのが大変に感じられるかもしれません。

納期や品質を担保してくれるような業者を選ぶためには、クライアントからきちんと評価を得ているところかどうかをしっかりと確認するようにしましょう。

動画制作の外注をするならランサーズ!

カメラマン

ランサーズの動画制作なら発注が簡単

ランサーズの依頼には専用のフォームがあります。フォームに沿って依頼内容を入力していけば、外注が初めてや慣れてない企業担当者でも簡単に動画制作を発注することが出来ます。また、自分で依頼相手を絞り込んで直接連絡することも可能です。

ランサーズの動画制作なら相場が分かる

ランサーズでは制作物の種類や参考価格の相場が開示されているので、発注前に動画制作にかかる費用感を把握することが出来ます。

登録している人材数も豊富で、多くの選択肢の中から予算に合わせて最適な外注先を見つけることが出来るでしょう。

ランサーズの動画制作なら外注先の評価が分かる

ランサーズには安心の評価機能があります。

外注先が納期やクオリティなど過去にちゃんとした評価を得ているかが分かるので、信頼できる外注先を探すのが簡単です。ポートフォリオで過去の実績を公表している人もいるので、動画制作の参考にすることも可能です。

動画制作の成功は事前準備にかかっている

動画制作の成功は事前準備にかかっています。準備をすることで、作業がスムーズになるだけでなく、費用の相談もできるようになるからです。

また、準備をすることで動画のイメージを作りやすくなるメリットもあります。動画を活用して、自社の認知度を高めたり、ブランディングを目指したりするのであれば、動画作成の目的、予算の確定、納期の設定、参考動画の用意、コンセプト作成、使用する素材の用意といった準備をしておきましょう。

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