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データ分析はマーケティングに欠かせない!方法や便利なツールについて

マーケティング業務といえば、何があるでしょうか?オフライン、オンライン含めてあらゆる業務がありますが、成果をだすためには「データ分析」は必須です。特にデジタルマーケティングにおいては、施策の結果が数値として跳ね返ってきやすいです。今回は、そんなデジタルマーケティングを進める中で、重要である「データ分析」について、どのような方法があるのか、どんなツールがあるのかをご紹介していきます。

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マーケティングのゴールとは?マーケターの役割は?

マーケティング

マーケティングにデータ分析が欠かせない理由に入る前に、まずは、マーケターの役割について理解していきましょう。

マーケティングのゴールは「ビジネスの成功」

はじめに大切なのは、「マーケティングのゴールはビジネスの成功である」という部分です。
データ分析は、マーケティングのゴールであるビジネスを成功させるための材料に過ぎず、マーケティングを行なう目的はビジネスを成功させるためにあります。

企業のマーケティングを担当しているマーケターは、この部分をまずは再認識することが必要で、アナログ時代にもデジタル時代にもマーケティングの役割は変わりません。
では、ビジネスの成功はどこかというと、それは「利益を最大にすること」です。

利益を最大化すること

ビジネスの成功とは、企業の利益を最大化することです。

例えば、極端な例ですが、販促活動に100万円かけて150万円の売上を獲得しても単純に利益は50万円となります。
販促活動を何もしなくても150万円の売上を獲得することができれば、利益は150万円になります。

つまり、理想のマーケティングとしては、販促活動など「売る活動」をしなくても、顧客の方から「買いたい買いたい」と売上が上がるようになることです。
利益を最大化するためには、まずは現状分析が必要です。理想と現実のギャップを理解することで、そのギャップを埋めていけるようになり、その結果利益を最大化することに繋がります。

データ分析を行なう「3つの理由」

マーケティング

マーケティングにおいてデータ分析はなぜ必要なのか、もう少し細かく見ていきましょう。

データ分析を行う理由①:現状を把握するため

データ分析を行なう理由は、マーケティングには現状を把握することが重要だからです。
企業がマーケティング戦略を立てるときには、まずは現状分析することからはじまります。現状分析無くして戦略は立てられず、手法として、「定量分析」「定性分析」があります。

定量化されたデータ分析は、特に現状を見える化させるためには必要な分析といえるでしょう。定量化された、すなわちデジタル化されたデータは全て「数値」で判断することができます。

データ分析を行う理由②:理想と現状のギャップを確認するため

企業のマーケティング活動は常に「最適化」することが必要で、そのためには、いつも理想と現状のギャップを埋めていく必要があります。

現状が理解できれば、もともと理想としていた目標値とのギャップが見え、ギャップが見えれば課題を切り分けることができます。

課題が切り分けできれば解決策も見つかりやすくなり、どの部分の課題を改善すれば理想とのギャップを埋めることができるのかが理解できるでしょう。

データ分析を行う理由③:売上・集客を上げるため

データ分析を行なう最大の目的は「売上」「集客」を上げることです。
現状分析し、課題が見え、課題解決ができれば、正しい戦略を立てることができるため、企業の売上や集客を増やすことができます。

売上アップや集客アップは、日頃の感覚も大切ですが、客観的な数値化されたデータを分析することも重要です。
例えば、感覚で「学生のお客様が多い」と感じても、実際には「シニア」や「主婦」の客数が多いというケースもあり、感覚だけで戦略を打ち立てると失敗することもあります。

データ分析で活用すべき「3つのフレームワーク」

マーケティング
マーケティングで活用するデータ分析の手法には、フレームワークを利用することが一般的です。なぜなら、何もないところから手探りで分析を始めるより、フレームワークを利用する方が「何をするべきか」が明確になるからです。

データ分析するためにはこのようなフレームワークを利用することがおすすめなので、ここからは、マーケティングで活用すべき、3つのフレームワークについて見ていきましょう。

フレームワーク1:3C分析

データ分析のフレームワークはさまざまな種類があり、それぞれに目的も異なります。
一つ一つ全てを使っていくことも良いですが、まずはじめに利用するデータ分析のフレームワークとして、3C分析がおすすめとなります。

3C分析がおすすめの理由は、まずは市場と自社の分析からはじめることが必要で、そのためのフレームワークだからです。

現状分析がマーケティングには必要ということをご紹介してきましたが、現状分析すらしていない企業が多く、まずは現状分析として3C分析を利用すると良いでしょう。
3C分析は「Customer(市場・顧客)」「Competitor(競合)」「Company(自社)」の3つの視点絵分析するフレームワークです。

フレームワーク2:4C分析

次に、4C分析もおすすめです。
4C分析は、「顧客価値(Customer Value)」「経費(Cost)」「顧客利便性(Convenience)」「コミュニケーション(Communication)」という4つのCに着目したフレームワークです。

顧客視点に立った時に企業が提供する価値は何か、顧客にとって利便性はどうかといったように顧客目線で分析するフレームワークとなり、客観的に分析する手法としておすすめです。

4C分析以外にも4P分析があり、4P分析は「製品(Product)」「価格(Price)」「流通(Place)」「販促(Promotion)」の4つのPに着目したフレームワークです。
4P分析は、4C分析が顧客視点で分析するのに対し、企業側からの視点で分析するフレームワークとなります。

フレームワーク3:SWOT分析

次に、SWOT分析は、「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の頭文字を取ったフレームワークです。

市場分析では、3C分析や4C分析を利用しましたが、市場と自社との関係性や、自社の強み弱みを理解する上では、SWOT分析が利用されています。

4つの領域を作り、上部は内部環境、下部は外部環境とし、右上は「自社の弱み」、右下は「市場の脅威」、左上は「企業の強み」、左下は「市場の機会」を表します。
市場だけではなく、自社の強み、弱みを理解することも必要で、フレームワークとしてはSWOT分析が代表的なものとなります。

データ分析、まずは何からはじめるべき?

マーケティング

次に、データ分析するには、何からはじめるべきか、見ていきましょう。

3C分析からはじめてみよう!

はじめての分析では、3C分析がおすすめです。
3C分析で把握すべき「市場環境」や「顧客」では、特にデジタルマーケティングではデータが取りやすいため、3C分析を行なうことで市場や顧客が見えてくるでしょう。

非デジタルのマーケティング活動においては、なかなか数値化されたデータが取りづらく、活動した結果が見えにくいため、市場分析に時間が掛かります。
例えば、チラシポスティングでは、地域に〇〇部配布したということは掴めますが、「どれくらいの人が読んでくれた」かは分かりません。

しかし、デジタルデータを活用することで、例えば、キーワードの月間検索数や、競合他社のサイトアクセス数なども参考データが数値で出るため、市場が見えやすくなります。
このようなデータは、自分たちで取得することが難しくても、専門業者やツールを利用することで簡単に取得することができます。

3C分析で利用できる「Google Analytics」

3C分析を行なう場合、最低でも利用すべきツールとして、Google Analyticsがあります。
Google Analyticsは、Googleが無料で提供している解析ツールで、自社のホームページを持っている企業は最低限利用すべきツールの一つです。

Google Analyticsを利用することで自社のホームページにアクセスしてきている人数や、どれくらいページを見てくれているか、どれくらいの時間滞在してくれているかなど把握できます。
また、アクセスしてきている地域や、どのページが一番見られていて、どのページからの離脱(ホームページから離れること)が多いのかを把握することができるのも利点です。

3C分析で利用できる「Google Search Console」

Google Search Consoleも3C分析を実施するにはおすすめのツールです。
Google Search Consoleでは、Googleの検索結果における表示回数や、クリック数など、企業のホームページに訪問する前のデータや、どのようなキーワードで検索されているかを確認できます。
「こんなキーワードで検索されているのではないか」という仮説ではなく、実際に検索されているキーワードを把握することができます。
そのキーワードから、顧客が抱える課題や、どのようなニーズを持っているかなど仮説を立てることができ、顧客を理解することに繋がります。

データ分析を簡潔に実施する方法

データ分析

ここからは、データ分析を簡潔に実施する方法について見ていきましょう。

有料ツールの導入

データ分析は有料ツールを利用すればもっと簡単に行なうことができます。
これまでご紹介してきたGoogle Analyticsや、Google Search Consoleを利用することはもちろんのこと、さまざまな企業が解析ツールを提供しています。有料ツールの一部の例を見ていきましょう。

SPEEDA

SPEEDAは、株式会社ユーザベースが提供している市場分析するためのツールです。
SoftBankやPanasonic、住友不動産など大企業が利用しているツールとして信頼度もあり、経済産業省など行政も利用しているツールです。
700万社の企業情報や、統計データ、業界レポートなどがワンストップで取得できるのが魅力で、市場分析や企業情報などのデータ分析には最適でしょう。

パスカル

パスカルは、株式会社オロパスが提供しているSEOツールで、統計データに基づいて客観的にWebサイトのSEO対策レポートを出すことができるツールです。
使い方もシンプルでSEOという視点でデータ分析、リサーチをするツールとしては最適でしょう。

外注することもできる

有料ツールを利用することも手段としてはありますが、プロに外注してしまうという手もあります。
有料ツールを利用しても、実際に作業するのは自社のリソースで行なう必要があるため、人手が足りない・専門知識がないという企業では、データ分析だけ外注することもおすすめです。

プロに依頼することで、専門的な知識を持った方から、適切なレポートを毎月もらうということができるでしょう。
ランサーズのような、個人と企業を繋ぐクラウドソーシングサービスというものがありますので、活用してみてはいかがでしょうか。

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マーケティングの始まりはデータ分析から!

ここまで、マーケティングに必要となるデータ分析について、その重要性やメリット、マーケティングで活用できるフレームワークや有料ツールなどをご紹介してきました。
マーケティングにはデータ分析が必要不可欠であり、はじめるときは3C分析から行なうと良いでしょう。
人手が足りないときは外注してデータ分析のプロに依頼することで、自分たちの視点では見えなかった解決策を見いだせる可能性があります。
クラウドソーシングサービスの代表格である「ランサーズ」では、データ分析のプロがたくさんいるため、あなたの会社に合ったデータ分析代行の方と巡りあうことができるでしょう。

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