(更新日:2020年7月20日)何とかして売上アップしたい…顧客ニーズや過去の売り上げなどからデータ分析をすることで売上アップを図りたいと考えている企業も多いのではないでしょうか。データ分析の外注費用は、どのプロセスを依頼するのかや、集計したデータの分析方法などによって異なります。また、ビッグデータ解析するのかどうかでも外注費用が異なります。この記事では、データ分析の外注費用の目安について、詳しくご紹介していきます。
※全ての価格は参考相場です。実際の見積り金額は難易度や内容により前後します。
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【ケース別】データ分析を外注したら費用はいくらかかるの?
データ分析にかかる費用はデータの収集から依頼するかのプロセス・範囲、どのようなデータ分析を行うのかの種類、分析結果の納品方法などによって異なります。この章では、データ分析によるマーケティング費用のプロセスや、データの納品方法による費用の違いなどについてご紹介していきます。
マーケティングリサーチを行う
マーケティング調査は、大きく分けて企画、調査・実査、分析のプロセスにわかれています。
まずは企画段階で調査の規模や時間帯、予算、精度などについて検討します。そのうえで、調査・実査を行います。すでに手元にデータがある場合や自分で選択肢を準備する場合には、調査・実査の過程を省略可能な場合や会社によっては費用が無料な場合もあります。
調査の費用は会社ごとに大きく異なります。アンケートの質問数や収集するサンプル数などによって異なる会社と、初期費用+月額料金を設定している会社などがあります。調査が1回限りである場合は前者、何カ月か続く場合は後者の料金体系がいいでしょう。会社によっては、初期費用が無料で月額料金が数万円かかる会社もあれば、初期費用が数十万円から百万円程度かかっても月額費用が数千円、といった会社もあります。
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データ分析の結果を納品する
必要なデータが揃ったら、データ分析を行います。データ分析結果をデータで納品する場合と図表化したり解析したりする場合とでは費用が異なります。データ分析の費用を抑えたい場合は、統計ソフト等での分析結果のみを出力してもらう方がいいでしょう。なぜなら、分析結果を図に表す作業には追加で時間がかかり、費用が上がるためです。
また、データ分析には、大きく分けて下記のような費用が掛かることを覚えてください。
- 報告書やレポートの作成
- データ分析
さらに、どのような分析方法をとるかなどの検討や調査設計にも費用がかかる場合があります。
データの数や項目数などの内容によって料金が異なりますので、まずは見積もりをもらうことをおすすめします。
分析結果を図表化して納品する
前述のように結果を集計後に図表化して納品する場合には、ほとんどの場合追加料金が必要です。料金は、データの種類や量によって異なる場合が多いですが、ほとんどの場合最低料金が定められています。
最低料金は会社によって異なり、無料の会社や500円程度の会社もあれば1万円ほどの会社もあります。図表化が無料の場合には、初期費用が高額なこともあるので、図表化にかかる料金だけでなく、データ分析全体での費用から検討することが大切です。
分析結果を解析して納品する
まず、「分析」と「解析」の違いをカンタンに紹介します。
- 分析
分析とは、現状のデータを細かくわけた上で、把握することです。例えば、「我が社は、女性の売上が7割を占めていて、うち6割は20代の女性です。」などが分析にあたります。
- 解析
一方で、解析とは、なぜその結果・数字になっているかを探っていくことです。先程の例でいれば、「なぜ女性の売上が多いのか。」「なぜ女性のうち20代の女性が買ってくれるのか。」などです。
では、解析結果を納品する場合はどうなるのかというと、解析したデータを納品する場合は、さらに追加料金が必要な場合がほとんどです。また、解析手法やデータの数などによって料金が異なります。解析手法の種類には、下記のようなものがあります。
- CS分析
- 数量化3類
- 正準判別分析
- 因子分析
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どのようなデータを解析するのかによって、どの手法が適しているのかも異なります。データ分析を依頼する場合は、依頼先がどのような分析方法が得意で何がいくらでできるのかをしっかりと把握したうえで依頼するのがいいでしょう。
ビッグデータ分析の費用はどれぐらい?
ビッグデータ解析は膨大な量のデータを分析します。近年注目を集めている方法で、適切なデータを活用することで、コスト削減や売上アップにつながるといわれています。
ビッグデータ解析費用の相場は数十万円台~の会社が多いですが、扱うデータの内容によっては10万円程度でビッグデータ解析が可能な会社もあります。
ビッグデータ解析の注意点
ビッグデータを扱ううえで大事なのが、扱うべきデータの選択と活用方法、活用のタイミングなどです。いくら膨大なデータを取り扱うことができても、活用のポイントを間違えたり、見当違いなデータを分析したり、活用のタイミングがずれてしまったりすると、ビッグデータを活用するメリットが少なくなってしまいます。
また、会社によって得意な分野や取り扱っているデータの内容が異なります。そのため、自社が求めている内容に合う会社を探してビッグデータ解析を依頼することも重要です。
ビッグデータ解析費用
ビッグデータ解析費用の例としては、下記のようなものがあります。
A社
- 取り扱いデータ内容:インターネットの口コミ
- データ件数:590億
- 初期費用:10万円~
- 月額費用:10万円~
B社
- 取り扱いデータ内容:優良顧客分析サービス
- データ件数:不明
- 初期費用:250万円~
- 月額費用:58万円~
A社のように口コミデータのみのビッグデータを扱っている会社もあれば、インターネットでの購入金額・購入額・カートへ入れるまでの時間など複数のデータを取り扱っている会社もあります。
いずれにせよ高額な費用が掛かるので、自社のニーズに合ったサービスを探して使うのがおすすめです。
ビッグデータ活用事例と費用目安
ビッグデータには以下のような活用事例があります。
- コンビニの立地計画:人口、就業者数、交通量、店舗などを分析
- ネットモールのジャンル細分化
- 回転寿司の鮮度や売上予測:皿にICタグを取り付け分析
費用は、活用方法などによって異なるため、個別に違いますが、最低でも数十万円はかかるでしょう。
データ分析外注先ごとの費用の違いについて
データ分析は外注先によって大きく費用が異なります。また、データ分析会社ごとに得意な内容もあるので、自社が求めているデータ分析の内容を得意とする会社へ依頼するのがいいでしょう。具体的にどのような料金体系になるのかを具体的にご紹介していきます。
データ分析を外注する場合の費用比較
データ分析を外注する場合、具体的には下記のような料金体系の会社があります。
・A社
- 簡易コンサルティング:8万円/回+交通費
- 基本利用料:WEBアンケート:10万円~
- 追加オプション:利用期間の延長:10万円程度/月、アンケート内容の企画・設計:15万円/回、レンタルタブレットアンケート提供サービス:45万円など
・B社
- 基本料金:5,000円
- 解析作業料:900円~50,000円以上
・C社
- 基本料:10,000円~
- 統計解析料:工数×単価(1時間あたり10,000円)
このように、料金体系は会社ごとに大きく異なります。決して小さな金額ではないので、目的や予算などをしっかり検討のうえ、自社に合うサービスを選ぶようにしましょう。
データ分析はフリーランスでも対応できる場合も
データ分析の内容によっては、フリーランスで対応できる場合があります。例えば統計士やオラクルマスターなどのデータベースや統計に関する有資格者や実務経験が豊富なデータサイエンティストなどの人材がフリーランスとして活動している場合もあります。
フリーランスとして活動している人は、ランサーズなどのクラウドソーシングサービスに登録していることも多く、活用するのがフリーランスを探す近道です。特にWEB関連のデータ分析ができる人材は充実しています。
ランサーズならデータ分析の専門家に直接依頼できる!
データ分析は、専門的な知識が必要な作業。自分でするのはなかなか難しく、プロに依頼を考えることも多いことでしょう。特にビッグデータ分析になると、データの選び方や活用方法・タイミングなどでプロの力を借りるのがおすすめです。
そんな時にランサーズを活用すると、フリーランスとして活動している優秀な人材を活用できます。データ分析の依頼先の一つとして、是非ランサーズを検討してみてください。
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