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ECサイトのデザインを外注! 押さえておきたい費用相場と依頼する際のポイント

ECサイトを展開する上で重要となるポイントのひとつ、デザイン。写真やテキストだけでは伝わりにくい情報を分かりやすくユーザーに伝えるためにも、確かな知識と技術を有する企業へデザイン制作を外注するのが得策です。ECサイトのデザイン制作を外注した場合の費用相場と失敗しないためのポイントをまとめました。なお今回は、自社で制作するECサイトに限定した情報になります。

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ECサイトのデザイン制作の費用相場

費用相場

ECサイトのデザインを制作するには複数の工程を踏んでいく必要があり、各工程において費用が発生します。各項目の内容を把握し、より正確なプランを立てるようにしましょう。

コンセプトワークとサイト設計

TOPページやカテゴリテンプレート、利用ガイドページ、会員登録ページなどECサイトの各ページのデザイン設計を行なう工程です。最初に行なう重要な工程で、サイトマップも完成させます。費用相場はECサイトコンセプトワークで5万円~50万円です。

ページデザイン

ECサイト全体に用いられるTOPページのデザインをはじめ、商品詳細テンプレートやカテゴリテンプレートなどを制作していきます。費用相場はTOPページデザインで5万円~20万円、商品詳細テンプレートで5万円~10万円です。

ページコーティングとCMSへの設置

TOPページのデザインを商品詳細ページやマイページ、プライバシーポリシーなどの各ページに反映させ、CMSへの設置を行ないます。CMSは「コンテンツマネジメントシステム」の略称で、サイトの管理や更新に用いるシステムを指します。費用相場はページデザインと同額である場合がほとんどです。

商品の登録

商品詳細ページに掲載する商品画像をクラウド型ASPへアップロードするなど、ECサイト上に商品を登録していきます。費用相場は5万円~20万円です。商品画像がない場合は撮影から始めなくてはならないため、費用が加算されます。

スマートフォン対応

ECサイトを展開するなら、レスポンシブを考慮したデザイン制作が必須です。レスポンシブは、PCやスマートフォン、タブレットなどデバイスごとに最適な画面表示にすること。

初期費用と維持費用が必要で、制作会社やソフトウェアなどにより差はありますが、CMSと呼ばれるソフトウェアを使った小規模サイトなら初期費用が100万円から、月々の維持費用が1万円からです。

その他の設定とオープンテスト

各ページのデザインの微調整やSEOの設定、ドメイン設定などを行ない、ECサイトの運営を開始させる前の最終確認としてオープンテストを行ないます。費用は設定ごとに発生し、例えばデザインの微調整の費用相場は5万円~20万円、SEO設定の費用相場は10万円~30万円です。

なお、上記の費用相場は目安で参考値となっているため、外注を依頼する制作会社にあらかじめ確認しておく必要があります。

ECサイトのデザイン制作を外注する際のポイント

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外注する制作会社選びや依頼の仕方などに問題があると、費用ばかり発生して理想どおりのデザインに仕上がらない可能性があります。以下、外注を依頼する際のポイントです。

最良な制作会社を選ぶ

自社にとって最良な制作会社を探す際は、会社の規模をチェックします。大規模な会社だと人件費を確保するために制作費を高めに設定しているところもあり、費用やスピードを考慮するなら小規模な会社に依頼するのが適切な場合もあります。発注するサイトのページ数に合わせて規模を選択するのがおすすめです。

加えて、過去の実績から「理想とするデザインに仕上げることができるか」など得意分野を考慮して選ぶことも大切です。

RFPを作成する

RFPとは、ECサイトのデザインを制作する上で必要な情報をまとめた提案依頼書のこと。サイトの目的やターゲット、予算などの基本項目はもちろん、スケジュールや見積もり、広告タグを設置するかどうかの判断、その他留意事項などを詳細にまとめた資料で、RFPを元に制作会社により提案書の作成、サイトのデザイン制作が行なわれます。

素材を丸投げしない

素材によっては権利が設けられているため、「このサイトの素材を使ってデザインして」と丸投げすることでトラブルが発生する可能性があります。やり直しとなり時間を無駄にしないためにも、「こちらの素材データを使ってデザインしてください」と元となる素材データを渡すようにしましょう。

大手企業のECサイトから学ぶ! 優良なデザインとは

カート
Amazonやユニクロなどの大手企業のECサイトはポイントを押さえてデザインされており、非常に使い勝手のいい仕様になっています。以下、制作会社に依頼する際の参考にしてみてください。

近接・整列・反復が上手に行なわれている

ポイントを押さえてデザインすることで素人っぽさがなくなり、最も伝えたい情報が伝わりやすいECサイトに仕上がります。確実に押さえておきたいテクニックが「近接」「整列」「反復」の3つです。

1.近接
関連する項目をひとつのグループとして近くにまとめること。類似する情報であることが一目で分かり、見やすさがアップします。

2.整列
テキストの頭の位置をそろえるなど情報の配置を整理すること。見るべき範囲が狭まるため情報が認識されやすくなります。

3.反復
デザインをパターン化して繰り返すこと。例えば名前、生年月日、住所、電話番号の項目があった場合、「名前、生年月日、住所、電話番号……名前、電話番号、生年月日、住所」よりも「名前、生年月日、住所、電話番号……名前、生年月日、住所、電話番号」と繰り返すことで情報が認識されやすくなります。

目的によってデザインを分ける

すべて同じデザインだと最も伝えたい情報が伝わりにくくなってしまいます。例えば「見出しは青字で太字、テキストは黒字で細字」というように色やサイズで違いを出すことで、情報が認識されやすくなります。

まとめ

ECサイトを展開する上でデザイン制作は非常に重要で、素人っぽさのない高品質なサイトにするには信頼できる制作会社に外注するのがおすすめです。工程ごとに費用が発生するため、費用に見合った仕上がりにしてもらえるよう上記のポイントを押さえておきましょう。大手企業のECサイトのデザインもぜひ参考にしてみてください。

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