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Shopifyの制作・構築代行サービスを利用したときの料金・制作相場

Shopifyは比較的簡単にECサイトが作成できるサービスです。サイト構築の知識がそれほどなくても、サイトは構築できますが、中長期的に売上をあげていくためには、追加アプリの導入や定期的なデザインの改良などが不可欠になります。

ブランドに合うようデザインをカスタマイズしたり、より売上を上げるために設計や動線を改良したりしようとしても、日本語による電話サポートもなく解決が難しい傾向にあります。サイトの構築経験、運用経験、UIなどの専門的知識を持った人材がいない場合は、思うような構築も改善も難しいのが実状です。

そのようなときはShopifyの制作・構築代行サービスを利用するのがおすすめです。

本記事では、Shopifyの制作代行の料金相場のほか、利用するメリット・デメリット、おすすめのサービスについて解説します。ECサイトを構築する際の参考にしてください。

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Shopifyの制作代行サービスを利用したときの料金相場

タブレットとカラフルな文房具

制作代行サービスの料金は、サイト構築に必要なスキルをもった人材や、デザインスキルに優れた人材を採用するための人件費が大部分を占めます。

Shopifyを利用した制作代行サービスの料金相場は、以下の通りです。

Shopifyで構築可能なECサイトの代表例費用特徴
一般的なECサイト150~300万円テンプレートを利用した基本的なECサイト
独自性のあるデザインや機能を備えたECサイト300~900万円専用アプリを導入して独自機能を追加したECサイト
大部分の機能が独自仕様のECサイト900~3,000万円コーディングによる大幅なカスタマイズを行ったECサイト

Shopifyの制作代行サービスを利用する6つのメリット

デジタル製品を描く子供

Shopifyの制作代行サービスにはどのような利点があるのでしょうか。考えられるメリットは下記の6つです。

  1. Shopifyの制作にかかるコストを節約できる
  2. 社内リソースを重要なEC業務に集中できる
  3. 高品質なECサイトを構築できる
  4. 海外に販路を拡大できる
  5. 必要に応じてカスタマイズしやすい
  6. ECサイトの制作から運営まで一貫したサポートを受けられる

それぞれの特徴について、次項で詳しく解説します。

1. Shopifyの制作にかかるコストを節約できる

ShopifyでECサイトを制作するには、高度なスキルや経験を持った人材が不可欠です。しかしShopifyでのサイト制作に特化した人材を確保するのは簡単ではありません。代行会社を利用することによって、新たに専門的な人材を雇用したり社内の優秀な人材を配置転換したりするコストを削減できます。

外部の専門的な人材を登用できるため、社内人材をShopifyでのサイト制作に特化した人材に教育し直すコストも不要です。

2. 社内リソースを重要なEC業務に集中できる

ECサイトは、商品の売上を向上させるのが目的です。そのためShopifyでのサイト制作業務に社内の人材リソースを集中させすぎて、本来重要であるEC業務がおろそかになっては意味がありません。

代行会社を利用して制作業務を外部委託することで、商品の開発や集客、マーケティングなど、より重要な業務に社内の人材リソースを集中できます。

3. 高品質なECサイトを構築できる

代行会社はShopify制作における専門的な知識やスキルを持っているため、発注側の人材だけで業務を行うときよりも高品質なECサイトを作成できます。また、Shopifyでのサイト制作に関するノウハウが蓄積されているため、大幅な業務効率化も期待できます。

Shopifyは、2017年に日本法人が設立されたばかりの新しいサービスなので、国内での利用実績がそれほど高くありません。サイト制作におけるノウハウも発展途上の段階なので、いつでも高品質なECサイトを構築できる制作会社の存在は頼りになるでしょう。

4. 海外に販路を拡大できる

Shopifyは、もともと海外企業が開発したショッピングASPです。世界中の言語や通貨に対応しているため、国内向けのECサイトであっても海外に販路を拡大できます。

しかしShopifyで作成したECサイトを海外向けにするのは、EC機能を海外向けにカスタマイズしたり、商品タイトルや説明を多言語化したりする必要があるため簡単ではありません。代行会社に外部委託すると、Shopifyの扱いに慣れていない企業でも自社ECサイトを海外向けにリニューアルできます。

5. 必要に応じてカスタマイズしやすい

Shopifyは、請求書などをすぐに印刷できる「Order Printer」といった便利なアプリが数多くリリースされているため、比較的カスタマイズしやすいといわれているASPです。HTMLやCSSの知識があれば、ソースコードを編集して独自のデザインを作成できます。

しかしShopifyのカスタマイズやアプリケーションの設定は、専門的な知識やスキルがないと難しいのが現状です。代行会社に外部委託すると、自社が求める機能に応じて、必要なアプリケーションを実装したり、デザインを制作したりできます。

6. ECサイトの制作から運営まで一貫したサポートを受けられる

制作会社は、ECサイトの制作代行だけが業務の対象ではありません。ベンダーによっては、サイト運用後の保守・メンテナンスや、マーケティング支援なども行ってくれます。

集客やマーケティングは、ECサイトを成功させるための重要な要素です。商品の売上に直接影響するため、専門的な知識やノウハウを持った人材に担当してもらう必要があります。制作会社にはECサイトの構築だけでなく、集客やマーケティングに特化した人材も豊富です。

運営に関するサポートを受けていくうちに、運営のノウハウが社内スタッフにも共有されるので、自社での運営がスムーズになるというメリットもあります。

Shopifyの制作代行サービスを利用する3つのデメリット

SITEの文字

Shopifyの制作代行サービスは、ECサイトの運営において良い影響を与えるものばかりではありません。制作代行サービスを利用することによるデメリットは、下記の3点が考えられます。

  1. 自社で作業工程や進捗状況を管理できない
  2. 制作会社のスケジュールに合わせる必要がある
  3. 機密データが社外に漏洩する可能性がある

1つずつ解説していきます。

1. 自社で作業工程や進捗状況を管理できない

代行会社を利用するとShopifyでのサイト制作に必要な業務や工程をベンダー任せにできますが、発注側の業務がすべてなくなるわけではありません。発注側は、定期的にShopifyでのサイト制作の進み具合やECサイトの品質などを代行会社に問い合わせる必要があります。

外部企業に業務を委託すると、社内業務だと円滑に進んでいたコミュニケーションがうまくいかなくなることも多くなります。Shopifyでのサイト制作を代行してもらう代わりに、発注側が作業工程や品質を確認するための管理コストが増大します。

2. 制作会社のスケジュールに合わせる必要がある

Shopifyに特化した制作代行サービスはまだまだ少ないため、発注側が求める要件に対応できなかったり、すでに既存の案件を抱えており新規案件を受けられなかったりする可能性があります。

そのため何らかの事情によって制作会社に依頼できないときは、余裕のあるスケジュールを組んだり、とりあえずECサイトを公開して、必要な機能を随時外部委託して追加したりする方法をおすすめします。

3. 機密データが社外に漏洩する可能性がある

外部委託する際は、制作会社にECサイトの商品ラインナップや販売戦略などを伝える必要があるため、常に機密情報の漏えいに注意しなければなりません。代行会社を選ぶ際は、機密保持契約(NDA)など、どのようなセキュリティを実施しているか確認しましょう。

Shopifyの制作代行サービスを利用する流れ

暗闇でキーボードを叩く

Shopifyの制作代行サービスを利用する流れは、以下の通りです。

  1. 提案依頼書(RFP)を作成する
  2. 制作会社に業務を依頼する
  3. 業務の状況などを制作会社に確認する
  4. 完成したECサイトに商品を登録する
  5. ECサイトをテスト運用する

制作会社によっては、提案依頼書(RFP)の作成や商品登録などをサポートしてくれることもあります。代行サービスを利用する際は、どのような業務を代行してくれるか事前によく確認しておきましょう。

Shopifyの制作代行サービスを選ぶ4つのポイント

Shopifyの制作代行はたいへん便利なサービスですが、制作会社によってはサービス内容や作業スケジュール、料金などで導入後のミスマッチが起こることもあります。そのため代行サービスを選ぶ際は、自社との相性をよく確認することが大切です。

制作代行サービスを選ぶためのポイントは下記の4つです。

  1. 複数のサービスを比較検討する
  2. 制作会社ごとの特徴や得意ジャンルを確認する
  3. 月のランニングコストが適切か確認する
  4. サイト制作後のサポート体制が充実しているか確認する

次項で詳しく解説します。

1. 複数のサービスを比較検討する

Shopifyの制作代行サービスを選ぶ際は、複数の会社に見積もりを出して、業務内容や料金、セキュリティなどを比較検討しましょう。ひとつのサービスだけをみて導入を決めると、より良い条件の制作会社を見逃す可能性があります。実際に担当者と打ち合わせを行い、サポート体制やスタッフの雰囲気なども確認しましょう。

スタッフの雰囲気がよく、コミュニケーション力が高ければ、進捗管理や要望を伝えやすくなり、管理コストの削減にもつながります。

2. 制作会社ごとの特徴や得意ジャンルを確認する

制作会社に業務を委託することで、具体的にどのようなECサイトを制作できるのか確認しましょう。制作会社によっては、海外向けECサイトが得意だったり、フルカスタマイズした大規模サイトの構築実績があったりします。

制作代行サービスを選ぶ際は、自社が求めるECサイトの特徴や要件をしっかりと説明して、同じようなECサイトの制作実績や、同ジャンルのノウハウや知識があるかなどを確認してください。

同じようなECサイトの実績が多い会社であれば、自分たちが気づいていない改良のポイントや、追加したほうがいいアプリの提案などもしてもらえます。運営後の注意点なども分かっているので、公開後の運営まで考慮した構築も期待できます。

3. 月のランニングコストが適切か確認する

Shopifyの制作代行サービスを選ぶ際は、初期費用だけでなく、継続的に発生する費用も確認しましょう。

追加したアプリに月額利用料が必要、というだけでなく、更新や改善に専門的な知識が必要な部分については、月額でサポートを依頼することになります。

初期費用が安くても月額費用が高い制作会社もあるので、事前にどれくらいのランニングコストがかかるのか確認することが大切です。

運用後のサポートまで依頼する場合は、継続費用も高くなります。特にフルサポートにするとECサイトの利益を圧迫するほどコストがかかるため、どこまで業務を代行してもらうのか明確にすることをおすすめします。

4. サイト制作後のサポート体制が充実しているか確認する

サイト制作後のサポート体制は、制作会社によって異なります。

例えば、運用サポートの内容も、ECサイトのアクセス分析や動線分析までの会社や、広告運用までサポートしてくれる会社もあります。

制作代行サービスを選ぶ際は、サイトの運営中にどのようなサポートをしてくれるのかしっかりと確認しておきましょう。

特にShopifyで制作したECサイトの運営経験がない企業は、管理画面の操作方法やアクセス解析のポイントなどまでサポートしてくれるところがおすすめです。

ShopifyでEC制作を行うならランサーズに依頼するのがおすすめ

ランサーズでは、Shopifyに特化したECサイト制作をサポートしています。以下のような5つのメリットがありますので、Shopifyでのサイト制作にお悩みの際はぜひご利用ください。

  1. 発注から納品まですべてオンラインで完結する
  2. フリーランスに直接仕事を依頼できる
  3. さまざまなShopifyの専門家にアプローチできる
  4. ECサイト運営に役立つさまざまな業務を依頼できる
  5. お得な料金プランなのでコストパフォーマンスが高い

それぞれの概要について解説します。

1. 発注から納品まですべてオンラインで完結する

ランサーズは、発注から納品まですべてオンラインで完結します。相手先企業に訪問して、打ち合わせなどを行う必要もありません。最短で2~3週間、最上位プランでも4~8週間で完成品を納品できます。数千円ほどの小額から依頼でき、契約締結から最短1日で作業を開始することも可能です。

2. フリーランスに直接仕事を依頼できる

ランサーズでは、中間業者を通さずに直接フリーランスに仕事を依頼できます。必要なときに必要な人材にアプローチできるため、一般的なサイト制作代行会社よりもコストパフォーマンスが高い点が特長です。

新たに社員を雇うほどの余裕がなかったり、すぐに適した人材が見つからなかったりするときでも、柔軟に適任者を見つけられます。

3. さまざまなShopifyの専門家にアプローチできる

ランサーズには、マーケティングやプログラミングなど、さまざまなバックボーンを持つ専門家が在籍しています。専門的なスキルやノウハウをもった人材が豊富なので、ECサイトの制作やアプリケーションの開発など、さまざまな業務を依頼できます。

4. ECサイト運営に役立つさまざまな業務を依頼できる

ランサーズにはさまざまなジャンルの専門家が在籍しているため、以下のようにECサイトの制作以外にも依頼できる業務が豊富です。

  • ブランドコンサルティング
  • EC改善サポート
  • 集客、コンテンツ制作
  • SEO施策
  • 広告運用
  • SNS運用
  • メールマガジン制作
  • 商品撮影
  • カスタマーサポート
  • サイト分析
  • アプリ導入、設定
  • サイト運営コンサルティング

ランサーズでは、ShopifyでのECサイト制作だけでなく、運営までサポートできます。

5. お得な料金プランなのでコストパフォーマンスが高い

ランサーズは、シンプルな料金プランを採用しておりコストパフォーマンスが高い点がメリットです。どのプランでもECサイトをInstagramと連携したり、サイト内にGoogleアナリティクスのトラッキングコードを設置したりできます。

具体的な料金やプランの特徴は以下の通りです。

プラン名料金特徴
シングルプラン20万円~基本的な機能がそろっており、本格的なECサイトを作成できる
ベーシックプラン30万円~メールマーケティングやアフィリエイト連携などのアプリを実装できる
カスタムプランお見積もり独自性のあるデザインや機能をカスタマイズできる

Shopifyの構築支援のプロを探して仕事を依頼する

Shopifyサイトの運営代行&運用代行もランサーズに依頼できる

運営代行
Shopifyサイトを運用していくためには、初期の構築だけでなく、その後の運用も重要です。運用にも専門的な知識や経験が必要な部分が多いため、運営代行や運用代行などのサービスを依頼することも少なくありません。

依頼できる内容は幅広く、物流管理、お客様への対応などさまざまな分野があります。まとめて依頼することもできますが、その分コストもあがってしまいます。

社内での人的リソースを考慮し、部分的に依頼するのであれば、専門知識をもったランサーに依頼するとコストパフォーマンスが高い運用代行が依頼できます。

依頼可能な業務の主な内容は以下です。

  1. 情報の更新
  2. 商品登録
  3. 商品撮影
  4. カスタマーサポート
  5. プロモーション支援(広告・SNS)
  6. 運用分析・再設計

それぞれの概要について解説します。

1. 情報の更新

ECサイトに集客し、継続的に売上を上げていくためには、テーマを設けて集中的に商品を紹介する特集ページやセールの実施などを行うことが必要です。そのために、商品をより魅力的に見せる特設ページの作成と更新が定期的に発生します。

また、リピーターの囲い込みや検索からの誘導のために、販売する商品に関連する情報をブログで発信することも効果的です。ですが、記事の作成や更新を社内でやるのは手間も時間もかかります。

基礎的な情報更新だけでなく、集客のための情報の更新などの定期的な更新作業をランサーズに依頼すれば、社内リソースをコンテンツの企画など戦略的な部分に集中させることができます。

費用は、デザインや文章作成の量などの作業の内容や、月の更新回数などで決まります。

月額固定の場合の費用相場5万円~

2. 商品登録

商品を追加する際の商品登録は、社内用に作成している管理項目と内容が異なることもあり、数が多くなれば想定以上の時間がかかります。

商品を紹介するための魅力的な紹介文作成などもあるので、専門知識があるランサーに依頼すると効果的な商品ページ作成ができます。

費用相場1商品200円~

3. 商品撮影

商品の売れ行きを決める大きな要素になっているのが写真です。商品の詳細がわかる部分的な写真や「物撮り」と呼ばれる商品概要写真だけでなく、使っているシーンがイメージできる写真の有無は売上に影響します。

商品撮影は、イメージづくりや撮影方法など知識や経験が不可欠な業務です。撮影のプロのランサーに依頼すれば、イメージを伝えて商品を渡すだけで「買いたい」と思ってもらえる写真を撮影してもらえます。

費用相場下記のいずれか
・半日9万5,000円~
・1商品1,000円~1万円

4. カスタマーサポート

お客様からの問い合わせ対応やクレーム対応はスピードが重要です。電話やメールに対応するだけで、社員の1日が過ぎてしまうということになっては、ECサイトの運営が負担になりかねません。

スピーディーなだけでなく、適切な対応もできるカスタマーサポートを依頼すれば、何かあったときの信頼回復も早くなり、リピーター獲得にも繋がります。

費用相場10万円~50万円

5. プロモーション支援(広告・SNS)

ECサイトは開設すれば売れるというわけではありません。広告やSNSと連携させ、常に露出し発信していくことが重要なポイントです。

SNS運用も広告出稿は自社で実施することもできますが、より効果的なSNS運用や広告運用には専門的な知識と経験が必要です。

SNS運用や広告運用を得意とするランサーに依頼すれば、目的やターゲットを考慮した上で、どのような運用をすればいいかを提案してくれます。さらに、効果測定分析に基づく、次の広告出稿の立案も依頼できます。

SNS運用の費用相場2万円~30万円
広告運用の費用相場広告費の20%

6. 運用分析・再設計

一度構築したECサイトであっても、売上を継続的に向上させていくためには、現状を分析し、改良していくことが重要です。

サイトのお客様がどのようなページをよく見ているか、どれくらいの時間をかけているかだけでなく、どのページで離脱しているかなどの動きを定期的に分析する必要があります。

現状分析に基づいた、効率的に誘導するための動線改良やECサイト全体の再設計の提案は、知識と経験が重要なので、その分野の経験が豊富なランサーに依頼するのがおすすめです。

費用相場10万円~20万円

Shopifyの制作代行サービスを利用してECサイトを効率的に構築しよう

Shopifyに特化したサイトの制作代行は、社内に適した人材がいない企業や、新しく社員を雇う余裕がない企業にとって非常に便利なサービスです。代行を依頼する際は、業務内容や料金、サポート体制などを比較検討して、自社にあった制作会社を選びましょう。

Shopifyの制作代行サービスを利用して、ECサイトを効率的に構築してください。

デザイン・開発・動画編集・SNS運用など、経験豊富なプロにカンタン依頼