提案文 :
はじめまして。ご提案させていただきます田中敬久と申します。
私は20年ほど設計・デザインの分野で仕事をして参りました。
現在は複数企業のデザインや設計部門のディレクターをさせていただいております。
クライントのご要望や課題をお聞きし、問題を解決するデザインをご提案すること。
また、長期的に使えるデザインを得意としております。
□ 要望
・社名由来「それぞれの人の"住む"を形にして寄り添うデザイン」
・業務内容「住宅、店舗設計、家具販売、インテリアコーディネート等」
・客 層「ファミリー層から高級層まで幅広い顧客」
・展 望「将来的に一級建築士事務所へ」
□ リサーチ
「設計事務所のロゴについて」
私は複数社の設計事務所のロゴをデザインしてきました。
設計事務所のロゴをリサーチすると、重要な共通点がみつかります。
・シンプルであること
・シンボルマーク（文字ではなく絵の部分）が無いこと
・色はモノトーン
それは何故か。
用途や場所、予算も非常に幅のある設計事務所の業務において、クライアントの価値観は文字通り多種多様です。一番初めに目にするロゴは、良くも悪くも事務所のデザイン力を端的に伝えます。例えば、可愛く楽しげなロゴの事務所に高級物件を頼もうとは思いません。一方、高級感があるロゴの事務所に一般的な予算の依頼は頼みにくい。
結果、デザインを抑えたシンボルマーク無しのシンプルなロゴタイプ（テキストだけのロゴ）を選択します。
Sumu Design様も幅広い客層を想定されています。あまりデザインを限定しない方が、ブランディング的にも、営業的にも重要です。
但し、短所もあります。
シンプルなロゴは印象に残りません。特に新規に立ち上げられた現在の状況では、まずは印象に残ることがとても重要です。
□ コンセプト
アーチがつくる住まいの空間
まず、「Sumu Design」から、建築空間と住むをつなげるモチーフを探しました。すると、多くの文字に「アーチ型」が使われていること見つけました。アーチは建築の基本構造ですし、形態も建築を連想させるものです。ロゴタイプ（テキスト部分）のデザインは、アーチ型を反復させることでデザインしていきました。
さて、ここでデザイン事務所や設計事務所のロゴマークには、シンボルマークを採用することが少ないというリサーチ結果をお伝えしましたが、やはり無しでは印象に残りにくい。そこで、「Sumu」をより直観的に伝えるため、「m」の文字を利用し家型のシンボルマークをロゴタイプに挿入しました。「Sumu＝住む」を連想させるためです。
□ ロゴの展開
・ロゴの「m」が家型をしているため、「m」を使ったアイコンとしての活用も可能です。ホームページにアイコンとして活用するなど。
・住宅、店舗設計、家具販売、インテリアコーディネート等、多様な業種を扱われるため、色で分野を分けることも可能です。
以上、ご提案をご説明させていただきました。
ご意見や要望ございましたらお気軽にお声がけください。
お役に立てることがあれば幸いです。
ご確認の程、何卒宜しくお願い致します。
田中敬久プロフィール
20代はアトリエ建築事務所勤務。都市計画、土木デザイン、ランドスケープデザイン、建築、インテリアデザイン、家具、プロダクトデザイン、アート、グラフィックデザインなど様々な分野の仕事に関わる。国際設計競技に多数応募し、国内外10カ国以上にて60以上の賞を受賞。
30代からは、設計・デザイン、デザインコンサルタントとして活動。大企業から中小企業まで様々な案件に関わり、プロジェクトを成功させるために参画。現在、５社のデザイン・設計部門の外部顧問として活動中。個人では4カ国10以上の賞を受賞。
2020-10-19 21:17:34
