提案文 :
初めまして、usa_catと申します。
建築設計を専門としており、一級建築士の資格を保有しております。
今回は既存のご自宅に隣接する事務所をご計画とのことで、こちらの提案をさせていただきます。
ご依頼主様がおっしゃる通り、いわゆる「うなぎの寝床」という細長い敷地ですので
必要なプログラムを3つのボリュームに分割し、それぞれの高さを変えることによって
建物に動きを出すことにしました。
さらに敷地の形状が斜めになっている箇所があり、単純な長方形では収まりが悪いと思い、
事務所スペースとプライベートルームを左右にずらすことによって、敷地にうまく適応させました。
なおかつズレの部分を全面ガラス張りにすることで、奥の方にある部屋にも採光を確保します。
以下、各スペースの説明になります。
事務所入口:
ルーバー状の庇で、自宅部分と事務所部分をゆるやかに仕切る。庇は雨除けや日除けにもなる。
事務所:
前後にある開口部から光の入る明るい空間に。天井高は2,5m。
来客、契約室:
面積は広くないが、天井高を高く取ることで(3,28m)で開放感のある空間に。
天井高いっぱいの窓とハイサイドライトによって採光。
プライベートルーム:
3,90mの天井高を活かし、自転車などは壁にかけて収納できるように。
高さがあるので必要であればロフトなどを設置することも可能。
ご要望にはありませんでしたが、あったほうが便利かなと思いトイレも設置しました。
面積を有効活用できるようテラスに登る階段の下のデッドスペースを使用しています。
以上がご提案になりますが、いただいた敷地図をcadで作図したところ、説明にあった面積と
差異がありましたので、実際に設計する際にはより詳細な敷地図が必要かと思います。
また今回のご提案にあたっては敷地にかかってくる建築制限などは考慮しておりませんこと
ご了承ください。
よろしくお願いいたします。
2020-05-11 00:39:45