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クラウドソーシングの可能性とメリットを考える

近年、注目を集めるクラウドソーシング。個人にとっては新しい働き方のスタイルであり、企業にとっては新しいリソース確保の方法になります。正規雇用・非正規雇用に変わる、第三の働き方として期待されるクラウドソーシング。その実態とメリットについて、仕事を依頼する企業側の視点で考えてみます。

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クラウドソーシング(crowdsourcing)とは何か?

クラウドソーシング
仕事を依頼したい企業と受注したい人をオンラインでマッチングする、仕組みやサービスのことを指します。Crowd(群集)とOutsourcing(外部に業務委託する)という言葉から成り立っており、不特定多数の人に対して、仕事を依頼することができるのが特長です。

欧米を中心に広がりを見せており、この数年では、日本国内でも急激に利用が増加しているサービスです。矢野経済研究所調べによる「BPO市場・クラウドソーシング市場に関する調査結果2013」では、2017年までに1,470億円の市場規模が見込まれています。

クラウドソーシングを使う3つのメリットとは

メリット

多様な仕事を依頼できる

クラウドソーシングを利用しオンラインで働く人は、フリーランスとして生計を立てている・在宅の主婦・企業に勤めながら副業として仕事に取り組む・海外在住者など、さまざまなバックグラウンドを持っています。

特にライティングやWEBデザイン、システム開発、グラフィックデザインなどの仕事が多く依頼されており、その他にも専門スキルを活かした翻訳や動画制作の依頼から、データ調査や資料集めなどの大量単純作業まで、多様なニーズに対応いただける方を見つけることができます。

多様な仕事を依頼できる

コストが抑えられる

必要なときに、必要なスキルを持った方に、必要な分だけ仕事を依頼することができるため、業務の繁忙期・閑散期の波に合わせて、必要最低限の人員リソースを確保することができます。

またクラウドソーシングは、仕事を受注する個人との直接契約となりますので、専門業者へ依頼するような従来型の外注に比べて、制作費以外の営業経費やオフィス賃料などの諸経費がかからない分、コストが抑えられる傾向にあります。

コストが抑えられる

集合知を活用できる

クラウドソーシングでは、特定の人を指名して依頼することもできれば、不特定多数の人から制作物やアイデアを募り、集まった中から、気に入ったものを選択することもできます。

これにより、自分たちでは考えもつかなかった斬新な案が出ることもあり、社内にクリエイターリソースを抱えている企業においても、外部から広くアイデアを募集するオープンイノベーションのために活用いただくケースも増えています。

クラウドソーシングの可能性

クラウドソーシングの可能性

大企業でも活用が進むクラウドソーシング

これまでは、IT企業やベンチャー企業などの一部の先進的な企業の利用が中心でしたが、最近では大企業での活用が顕著に増えてきています。

変化の早い、昨今のビジネス環境に柔軟に対応するには、内部リソースにこだわらず、自社に知見が少ない分野や不足しているスキルにおいて、積極的に外部の専門性の高い方に依頼し、素早く対応してもらうことが有効だという認識が広まっていることが背景です。

行政の関心も高まるクラウドソーシング

企業だけでなく、行政によるクラウドソーシング活用も進んでいます。

クラウドソーシングで仕事を受ける方の多くが地方在住の方であり、雇用の東京一極集中化が進む現在において、地方創生という国の重要施策を推進することのできるソリューションとして、国や地方自治体による様々な支援活動も始まっています。

クラウドソーシングサービスを運営する企業と地方自治体が協力し、フリーランスの方を増やすような取り組みも行われています。

まとめ

以上のように、クラウドソーシングを活用することで、企業は多くのメリットを得ることができます。環境変化の早いマーケットにおいては、素早い対応が求められることも増えています。

既存の人材では充分な成果が見込めない課題に対応していくために、クラウドソーシングを含めた、優秀な外部リソースをいかに活用していくかが重要になっていくのではないでしょうか。

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