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見積書の項目は?FileMaker開発の見積もりの流れや押さえておきたいポイント

「新規事業のための新しいシステムを導入したい」「既存のシステムを使いやすく一新したい」など、システムの開発・改善を行う機会は訪れることも多いもの。どういった手法でシステムを開発するかは条件によって異なりますが、FileMakerでシステムを開発することも珍しくありません。社内にFileMakerを扱える人員がいなければ、FileMaker開発を外注することとなります。そこで気になるのが、FileMaker開発の見積もりについて。今回はFileMaker開発の見積もりの流れや項目の一例、依頼するときの注意点などについてご紹介します。

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FileMaker開発の見積もりの流れ

コーディング

FileMaker開発における依頼から見積もりまでの主な流れは、以下の通りです。

FileMaker開発ベンダに見積もりを依頼する

FileMakerの開発元であるファイルメーカー社にはパートナープログラムがあり、全国の提携している開発ベンダに対して見積もり依頼ができるようになっています。FileMaker開発の依頼先が決まっていない場合は、このプログラムを活用して依頼先を探すこともできます。

このプログラムではまず、見積もり依頼を行う開発ベンダを探します。依頼内容や都道府県、自社の業種、これまでの開発実績などから開発ベンダを絞り込むことができるので、適切な依頼先を探しやすくなっています。また、最近はシステム開発会社を一括比較できるWebサイトもあるので、それらを利用して探すことも可能です。

依頼する開発ベンダが決まれば、希望する作業内容や求めるシステムの条件などを入力し、見積もり依頼を出します。

打ち合わせから開発まで

見積もりの結果から開発ベンダを決定した後は、正式に依頼するために開発ベンダとの交渉を進めていきます。

まずは打ち合わせを行い、正確な見積もりを出すためにシステムの具体的な仕様を固めていきます。具体的なプランや参考資料などがあれば、より正確に、よりスムーズに仕様を確定していけるため、用意しておくといいでしょう。

打ち合わせの内容をもとに、実際のプランや概算見積もりが提示されます。プランや概算見積もりに納得できた場合は契約となり、詳細な仕様書や見積書が作成され、開発が開始されます。

FileMaker開発における見積書の基本的な項目

計算

FileMaker開発の費用を決定する要素はさまざまです。見積書の項目例としては、以下のようなものがあります。

設計費用

FileMakerを利用してどういったシステムを開発するのか、その設計のために必要となる費用です。簡単なデータベース作成など設計がほとんど必要ないケースでは設計費用はかかりませんが、比較的規模の大きいシステムを構築する場合は必要となります。

開発費用

開発費用は、システムが複雑になるほど大きくなります。基本的には1日の人件費にかかる日数を掛けた「人日」で計算されるため、シンプルなシステムでも扱うデータベースの数が多いなど作業日数が多くなれば、それだけ費用がかかるケースもあります。

ライセンス費用

FileMakerを利用するにはライセンスが必要となるため、まだライセンス契約をしていないという場合にはシステム開発と同時にライセンスの購入が必要です。FileMakerのライセンスにはいくつか種類があり、どれを選ぶかによって費用は変動します。

保守、メンテナンスに関する費用

保守やメンテナンスも任せる場合には、その費用も必要となります。FileMakerは定期的にアップデートが行われ、またライセンスの更新も必要です。そうした更新作業の他、トラブルが発生した場合の対応なども含まれています。

関連:FileMaker(ファイルメーカー)の費用相場とは?

FileMaker開発の見積もりを依頼する際の注意点

電卓
FileMaker開発で見積もりを依頼する場合、いくつか注意すべきポイントがあります。適切なFileMaker開発のためにも、依頼する前に確認しておきましょう。

FileMaker開発の発注は早めに行う

簡単なデータベースであれば開発にそれほど時間はかかりませんが、それでも開発ベンダの選定から打ち合わせ、見積もり、開発といった工程を考えると思い立ってすぐにシステムが手に入るわけではありません。規模の大きいシステムの開発であれば、さらに開発までに時間がかかります。トラブルが発生するケースなども考慮すると、期日ぎりぎりではなく余裕をもって発注することが大切です。

正しい見積もりに! 見積依頼書は手を抜かない

見積もりの際には、必要なシステムの要件などをまとめた依頼書を作成します。依頼書を作成しないケースでも、打ち合わせなどで要求は伝えることとなります。このとき、要求が正しく相手に伝わらなければ、正確な見積もりを出すことはできません。そのため、見積依頼書などで要望を伝える際には、不足がないようよく確認しましょう。

見積もりでは見積書の「条件書」をよく確認する

見積書を確認する際には、その項目にいくらの費用がかかるのか数字に注目しがちです。もちろん数字も大事なのですが、同じくらい慎重に見積条件書も確認しておきましょう。

見積条件書には、見積もりの際の条件や注意事項、特記事項などが記載されています。しっかりと確認しておかなければ後々思わぬトラブルに発展するケースもあるため、注意が必要です。

見積もりを依頼するときの選択肢。FileMaker開発の外注先は?

コーディング

FileMaker開発の依頼先には大きく分けて2種類あり、それぞれで特徴が異なります。

FileMaker開発に対応したシステム開発会社

FileMaker開発の依頼先としてまずあがるのが、システム開発会社です。システム開発会社にはこの記事でもご紹介したようにファイルメーカー社と提携している開発ベンダもあり、そういった開発会社であればFileMaker開発の知識や経験が豊富なため、信頼できます。
また、仮に担当のエンジニアが何らかの理由で作業を続けられなくなっても、他の所属エンジニアがカバーできるという点も大きな特徴です。

フリーランスのエンジニア

FileMaker開発は、フリーランスのエンジニアに依頼することもできます。フリーランスのエンジニアなら会社を通さずに個人と直接契約できるため、適切な価格で依頼しやすいといえるでしょう。

また、会社に依頼する場合は基本的に会社の窓口を通しての連絡となるので、エンジニアに直接意見を伝えることができないことも。フリーランスならエンジニアに直接意見を伝えられるので、スピーディーな対応が期待できます。

クラウドソーシングも活用できる

フリーランスのエンジニアにFileMaker開発を依頼する場合、ネックになるのがどうやってフリーランスのエンジニアを探すのかということです。フリーランスのエンジニアは自分のブログやサイトを持っていることもありますが、ブログやサイトを探して比較するのは手間がかかります。そこで近年よく用いられているのが、クラウドソーシングです。

クラウドソーシングなら登録しているエンジニアに直接依頼ができる他、案件を登録して引き受けてくれるエンジニアを募集することもできます。クラウドソーシングを活用することで、フリーランスのエンジニアをスムーズに探すことができるでしょう。

まとめ

FileMakerは初心者でも比較的扱いやすいシステムですが、詳しい人員がいない場合は外注することでより適したシステムを開発することができます。今回ご紹介したポイントを踏まえ、納得のいくFileMaker開発を実現しましょう。

クラウドソーシングを用いてフリーランスのエンジニアを探すなら、ランサーズを活用するのがおすすめです。ランサーズには多くのエンジニアが登録しているので、自社の業種や必要とする機能などさまざまな条件から適したエンジニアを探しやすいでしょう。

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