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Shopifyの構築で失敗しないために!外注先の選び方と費用の相場を解説

ランサーズ株式会社|2022年01月04日
KNOWHOW

ECサイトの重要性が高まる中、ShopifyでECサイトを構築する企業が増えています。しかし、次のような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

「自社で構築するべきか、外注すべきかどうかわからない…」
「外注先の選び方のポイントを知りたい」

Shopifyの構築を成功させるためには、1.自社に最適な構築ができるか、2.運用も相談できるか、3.構築の実績や経験が豊富かの3点を確認することが重要です。今回の記事ではShopifyの構築方法や費用をおさえた上で、外注先を選ぶ3つのポイントについて解説します。

ShopifyでECサイトを構築する3つの方法

まずは、ShopifyでECサイトを構築する3つの方法を紹介します。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて自社にあった方法を選びましょう。

1.社内で構築する

社内にECサイトやShopifyの知見を持つ人材がいる場合、自社でECサイトを構築できる場合もあります。Shopifyの費用のみでECサイトを構築できるのがメリットですが、社員がECサイト構築以外の業務に労力を割けなくなるというデメリットがあります。自社で構築する場合は、社内に任せられる余裕がありそうか確認しておく必要があります。

2.制作会社に依頼する

Shopifyの構築を制作会社に外注するという選択肢もあります。事前に依頼したい業務内容を明確にできていると、最適な制作会社を選定しやすくなります。制作会社に依頼するメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
・社内のリソースをコア業務に集中できる
・専門性のある相手に依頼できる
・大規模な構築にも対応できる
・依頼内容によっては運用コストが高額になる
・ECサイトに関する知見が自社に蓄積されない
・要件定義や進行管理が必要になる

ECサイトの管理を外部に任せると、すぐに修正することができないというデメリットがありますが、社員はコア業務に集中することができます。もし自社で構築するのが難しい場合は、制作会社に依頼しても良いかもしれません。

3.フリーランスに依頼する

専門性を持ったフリーランスにShopifyの構築を依頼する方法もあります。ECサイトの構築だけでなく、各種カスタマイズやバナー作成などを業務単位で依頼できるのがメリットです。また、制作会社と比べると中間業者を挟まない分、コストパフォーマンスが高くなる点もメリットです。一方で、もしフリーランスが業務を担当できなくなった場合、代わりに対応できる人を探す必要があるという点はデメリットです。

外注先を選ぶ3つのポイント

Shopifyの構築で迷わないためには、どのような点を意識すれば良いのでしょうか。次に外注先を選ぶポイントを紹介します。

1.自社に最適な構築ができるか

Shopifyでは、あらかじめ用意されているアプリやテンプレートを使用することで、クイックにECサイトを構築することができます。しかし、ECサイトの目的やブランドの世界観によっては、どうしても実現が難しい部分が出てきます。

この場合、クライアントが実現したいことをヒアリングした上で「何を優先すべきか」、「いかに実現するか」を判断していく必要があります。この結果として、テンプレートのカスタマイズや外部サービスとの連携といった対応をする流れになります。このように自社の目的にあった最適な構築を実現できるかどうかは、外注先を選ぶ上で非常に重要なポイントです。

また、この要件定義を誰が担当しているかも重要なポイントです。制作会社で営業、ディレクター、エンジニアなど複数名がプロジェクトに参加している場合、営業が要件定義を担当することがほとんどです。このケースでは外注先の役割分担がしっかりできており、安心して依頼ができる一方、窓口の営業が都度ディレクターやエンジニアに確認した上で返答をする形になります。そのため、自社の要望が正確に伝わらない、プロジェクトの進行がスムーズでないと感じることがあります。

一方でフリーランスに依頼する場合、フリーランスが要件定義から構築まで1名で担当することがほとんどです。営業担当を挟む場合と比べると、自社の要望をすぐに伝えることができ、認識の齟齬が起こりにくりというメリットがあります。ただし、そのフリーランスの力量に左右される部分が大きくなるため、自社にあっているのはどちらかを判断する必要があります。

2.運用も相談できるか

Shopifyを構築した後、運用面で苦戦する企業は少なくありません。そのため、構築の段階で運用面についても相談しておくのがおすすめです。運用の知見がある外注先であれば、運用面を見据えて機能やデザインの設計をすることができます。

一方で、ECサイトの運用で求められる知見は非常に多岐にわたるため、1社のみで完結することが難しい場合がほとんどです。例えば、ブランディング、商品企画、集客、リピート、単価の向上などです。そのため、まずは自社のECサイトの課題がどこにあるかを特定する必要があります。

課題を特定できる外注先の要件は、次の2つです。過去に事業者側でECサイトの運営経験がある、もしくは、代理店側で複数のECサイトの改善提案の経験があることです。ここで課題を特定できたら、次にそれぞれの分野の専門家に相談するのがよいでしょう。

3.構築の実績や経験が豊富か

外注先を検討する上で、Shopifyの構築実績は重要な要素です。構築数、業種、規模などを確認し、今回の依頼と同じような構築実績があるか、過去の経験から実現できそうかを判断していきます。

また、可能であれば過去に構築したECサイトを確認できると、よりイメージしやすくなります。外注先にデザイナーが1名しかいない場合は、自社の世界観にあったデザインを実現できそうかも確認しておきましょう。

構築費用の相場

社内で構築する場合、制作会社に依頼する場合、フリーランスに依頼する場合、それぞれの構築費用の相場を紹介します。

1.社内で構築する場合自分の費用

社内でShopifyを構築する場合、必要な費用は基本的にはShopifyの利用料のみとなります。Shopifyには、以下3つのプランが用意されています。

ベーシックプラン スタンダードプラン プレミアムプラン
対象者 ECサイト構築未経験者。あるいは事業を開始したばかりの方 複数でECサイトの構築・運営を行うために複数のメンバーを抱えている方。実店舗も所有している方 今まで複数のECサイト利用経験がある方。集客などのマーケティング対策を充実させたい方
取引目安 月商500万円以下 月商5,000万円以下 月商5,000万円以上
月額料金 約3,200円(29ドル) 約8,600円(79ドル) 約33,000円(299ドル)

Shopifyには無料の「テーマ」が用意されているため、HTLMやCSSなどの知識がなくてもECサイトをクイックに立ち上げることが可能です。「14日間の無料トライアル」があるため、まずは操作性を確認することもできます。

2.制作会社に依頼する場合の費用

ECサイトの制作会社は「中規模」と「大規模」の2つに分類されます。中規模の制作会社の費用相場はおおよそ30万〜100万程度です。基本的な初期設定からサイト構築、商品登録まで対応するのが一般的です。

大規模の制作会社の費用相場は100万です。ECサイトの基本的な業務に加えて、SEO対策やシステム構築、運用サポートまで支援するケースもあります。構築費用は「都度相談」という制作会社もあります。

3.フリーランスに依頼する場合の費用

フリーランスには「業務単位」で仕事を依頼できるというメリットがあります。Shopifyの構築を20万円~で依頼でき、アプリ設定、商品画像作成、商品登録代行など、細かい業務単位で依頼することが可能です。フリーランスに依頼した場合の費用と業務内容は以下の通りです。

20万円~  30万円~ 個別見積もり
ドメイン、メタディスクリプション設定  ✔
ヘッダー、フッター、メニューナビゲーション設定
TOPページ設定 テンプレート使用
(コーディングなし、多少のカスタマイズあり)
テンプレート使用
(コーディングなし、多少のカスタマイズあり)
コーディングによる
カスタマイズあり
ページ設定(カテゴリー、商品) テンプレート使用
(コーディングなし、カスタマイズなし)
テンプレート使用
(コーディングなし、カスタマイズなし)
コーディングによる
カスタマイズあり
ページ作成 デザイン変更あり
商品、カテゴリー登録 商品5件まで 商品5件まで 商品6件以上
決済設定(マニュアル作成)
アプリ設定、導入  × 8個まで 9個以上
目安納期 2~3週間 3~4週間 4~8週間

※「ページ数」、「商品数」、「カテゴリー数」、「アプリ数」、デザイン、コーディングの有無などにより価格は変動します。
※上記費用はランサーズ手数料別、税別となります。別途、Shopifyの月額料金が発生します。

上記は一例のため、同じ業務であってもフリーランスごとに価格は変動します。

外注する前に考えておくべき4つのこと

最後にShopifyの構築を外注する前に考えておきたいことを4つ紹介します。以下の点を事前に詰めておくと、外注をスムーズに進めることができます。

1.予算と納期の見積り

外注する前に予算と納期を見積もっておきましょう。予算と納期が決まっていると、対応できる外注先を絞りこむことができます。

一般的にECサイトの構築には最低でも2週間〜1ヶ月程度はかかりますが、デザインやシステムによっては2ヶ月〜3ヶ月程度かかる場合もあります。納期が短くなると費用も高くなることが多いため、余裕を持って相談する必要があります。

2.ECサイトに求める機能を明確にする

ECサイトの機能は、目的に応じて必須のものとそうでないものに分類できます。ショッピングカート、決済機能などは必須で、マイページ、商品のランキングは必要ではないというケースが多いでしょう。

とはいえ、クーポンやポップアップといった機能も集客や購買率の向上のために効果的ではあります。予算や納期の制限のなかでどこまで実現するか、優先順位を明確にしておくことが重要です。

3.競合サイトを一通り確認する

外注する前に競合サイトを一通り確認することは重要です。業界における自社のポジショニングを整理し、競合に対して差別化を図ることができるためです。サイトを見るだけでなく、顧客目線で実際に利用してみると、模倣できそうな点やさらに改善できそうな点が見えてきます。

4.KPIを設定する

KPIとは「Key Performance Indicator」の略称で、日本語に訳すと「重要業績評価指標」を意味します。目標達成のための重要な指標がKPIであり、これをモニタリングしておくことで目標達成の可能性を高めることができます。ECサイトの売上が目標の場合、以下の式で表すことができます。

訪問者×商品購買率×平均単価=売上

仮に売上の目標が400万円の場合、例えば「月のアクセス数が5万、商品購買率が2%、平均購入単価が4,000円」であれば目標を達成できることになります。一方、もし月のアクセス数が3万の場合、集客力を向上させるための施策が必要かもしれません。

このように、目標を達成するために重要な要素を分解してKPIとしてモニタリングしておくと、どの数値を伸ばす施策を打てばよいか判断しやすくなります。

ECサイトの運営にKPI設定は必須!設定方法を3ステップで解説

Shopifyの構築を外注するならランサーズ

今回の記事ではECサイト構築を外注する際の注意事項を中心に紹介しました。ECサイト構築の外注先を選ぶ場合、1.自社に最適な構築ができるか、2.運用も相談できるか、3.構築の実績や経験が豊富かの3点を確認することが大切です。

また、要件定義(予算や納期、求める機能など)を詰めておくことで、スムーズに外注することができます。もし自社で構築するのが難しい場合、社外への外注を検討しましょう。

ランサーズには、Shopify Japan社が提供する6週間に及ぶ教育・研修プログラム「Shopify Partner Boot Camp:Japan」を修了しているフリーランスが200名以上在籍しており、個人では日本に5名しかいないShopify Expertsが2名在籍しています。ランサーズを活用して、Shopifyの構築を成功させましょう。