技術系・現場系を専門とした通信教育事業を展開するSAT株式会社。会社設立当初からクラウドソーシングを活用し、効率的な事業運営を進めてきました。データ入力からマクロ作成、チラシデザインなどの業務をランサーズを利用して解決しています。インターネットを介して業務内容を正確に伝えるコツは、フリーランスの立場になって考えること。

ランサーズ活用前に感じていた課題
起業当初、人材雇用するほどではないものの、かなりのボリュームのノンコア業務が発生していた
すべての作業を自分ひとりでこなすには限界があったが、オフィス兼自宅に人をあげることに抵抗があり、起業当初は採用を控えたかった
法人に発注したeラーニングシステムのデザインがイメージに合わなかった
希望通りの機能が実装されているが、デザイン面はもう少しテコ入れしたかった。しかし、修正依頼による時間とコスト増大は避けたい
繁忙期と閑散期で必要となる人的リソースに差がある
オフィスを構えてからスタッフを雇用するようになったが、教材制作の需要が高まるタイミングにはそれでも人手が足りなくなることがあった
ランサーズでこう解決!
ノンコア業務を社外のフリーランスにお任せすることで、根幹的な業務への集中が可能に
文字入力や誤植チェックなどを発注して、作業にかかる時間を削減。本業に専念できた
フリーランスに広く公募したことで、デザイン面も納得いくシステムになった
事業の根幹を成す動画学習システムの制作は外注する一方で、デザイン面はフリーランスにアイデアを募るという使い分けができて理想的な形となった
必要な時に必要な人材に出会えるため、スポットでの仕事依頼ができた
すぐに業務対応できる人に出会えるため、自社スタッフで対応できない業務を無理なくアウトソースすることが可能になった
ランサーズを活用した企業様の声
クラウドソーシング黎明期から活用し、いち早く利便性を見抜いていた
代表取締役 二見 哲史さん
2013年に法人化した同社では、クラウドソーシング黎明期より事業の省力化にランサーズを活用していました。個人に発注することに関して「不安がなかった」と語る二見さんは、当時の他社の動向からも企業のクラウドソーシング利用が増えていくことを予想していたと言います。
初回の発注相手はランサーズでの活動実績を参考にして選びます。お仕事の過程で修正対応やコミュニケーションスキル、納品物の品質が高いと感じた方には継続で発注するスタイルを取っているそうです。
企業への発注と比較して、修正対応が早く費用対効果が高いというクラウドソーシングの利便性を高く評価している二見さん。事業成長を続ける今でも、専門業者への依頼ではなく、信頼のおけるフリーランスに長くお仕事を任せているのだそうです。
多くのフリーランスがいるから、業務に最適な人材に必要な時に巡り合える
専門性の高いスキルを少しだけ借りられるのもクラウドソーシングならではの魅力と語ります。「専門スキルが求められる業務のためだけに人材採用するのは現実的ではないものの、詳しい人に頼みたいマクロ作成のようなものも発生します。ランサーズなら隙間時間で対応してくれる人に大変多く出会えますよ」と二見さん。
事業の根幹となるeラーニングシステムの開発は、対面による法人への依頼の必要性があるそうです。一方、デザインは「個人のセンスがものをいいますから、一人のデザイナーに固定せずにたくさんの作品を見れる点が嬉しい」と言います。
「ランサーズを使えば、フリーランスのデザイナーに仕事を任せられるので、プロの技術をお借りできるんです」と話す二見さん。企業経営の成功の陰に、発注相手を使い分ける柔軟な姿勢が垣間見えます。
繁忙期でも正確に業務依頼ができるのは、教員時代に育んだ「伝える力」のおかげ
起業当初からクラウドソーシングを活用し、その有効性を強く肯定する二見さんですが、インターネットを介した発注にはやはり「難しさ」があると言います。ただその難しさは、わかりやすい説明や丁寧な業務指示でカバーできるそうです。文章での説明が難しい場合には、画像や動画を駆使し、お仕事を受けるフリーランスがすぐに理解できるよう工夫しています。
過去に高校教諭として勤務していた二見さんは、自分が理解していることを誤りなく相手に伝えるためには何をすべきか、人一倍考えてきた経験があります。この経験が、クラウドソーシングを通しての業務発注に活きているのだそうです。
手間と時間を抑えられても、本当に行なってほしい業務が完遂されなければ、クラウドソーシングを使う意味はないと語ります。二見さんは、正確な指示により不要なやり取りを減らし、精度の高い依頼を実現させています。
