自社のコンテンツ制作などでライティングを外注したくなることは少なくないでしょう。しかし、ライターによって得意分野があり、品質や単価も異なります。この記事では、ライティングを外注に依頼する場合の相場や注意点などをご紹介します。

ライティングの外注の種類は?
一言でライティングといっても、「どんな媒体で何を書くのか」によって、ライターに求められるスキルは異なります。まずは外注を依頼するライティング業務の種類について、代表的なものをいくつかご紹介します。
求人原稿
企業の採用ページや求人サイトなどで求人原稿を依頼する場合があります。ライターには企業のホームページから情報を集めてもらったり、時には採用担当者や企業の代表に取材をしてもらったりし、企業の魅力が読者に伝わる原稿を仕上げてもらいます。
インタビュー
さまざまな媒体でインタビュー記事を依頼する場合があります。基本的には対面でインタビューをしますが、取材先が忙しかったり遠方だったりする場合、電話やメールのやりとりで取材することもあります。インタビューライターには文章力だけでなく、テーマに沿って話を聞き出す取材力も求められます。また、医療やテクノロジーなど、ジャンルによっては専門的な知識が求められることもあります。
電子書籍
着実に市場を拡大している電子書籍で作品の執筆を依頼する場合があります。数万文字という長文を書けることや、編集部が作成したプロットに従って仕上げられることなど、独特のスキルが必要となります。電子書籍を依頼する場合、できるだけ実績のあるライターに依頼するのがよいでしょう。
セールスレター
「売り上げアップ」や「見込み客を集める」といった目的でセールスレターの作成を依頼する場合があります。セールスレターのライターには、魅力的なワードで読者のハートを掴む、売れるキャッチコピーを考案できる力や、ターゲットの立場にたって巧みにストーリーを展開させる、営業マンのような視点があることが大切です。
小説
小説の執筆を依頼する場合があります。読者を魅了する作品を生み出すために、ライターには発想力や独自の表現、脚本を考えるストーリーテリングの力などが求めまれます。かなり専門的な分野なので、電子書籍を依頼する場合と同様、できるだけ実績のあるライターに依頼するのがよいでしょう。
SEOライティング
最後はWebでページの検索結果が上位に来るように執筆するSEOライティングを依頼する場合があります。タイトルや見出しの付け方、キーワードの使い方など、SEOの知識が必要になります。
文字単価の相場を知ろう
多くのライターは仕事を受けるにあたって、おおよその文字単価を設定しています。お小遣い稼ぎの感覚でライターをしている主婦や、ライター見習いの方だと1文字1円程度、経験豊富なフリーライターだと1文字10円以上など、文字単価の相場は人によって大きく異なります。
ライティングの種類によって相場が変わる
相場はライティングの種類によっても変わります。例えば先ほど紹介した中だと、インタビューや小説など、専門性を求められるようなものは単価の相場が高く、逆にSEOライティングはSEOの知識が必要でも文章の品質はそこまで求められないため、単価の相場は安くなります。
ライターに直接、相談することも大切
とはいえ、ライター個人個人によって相場が全く違うというのが実情。例えば、地方や都心における物価の違いが文字単価にも関係していたり、需要と供給のバランスの影響でニッチなジャンルに対応できるライターは高かったりと、さまざまな事情が影響して相場は変動します。色々なライターに直接相談し、単価を聞くことで市場の相場感が養われていくと思います。
ライターに確認すること
依頼したいライターが見つかった場合、最初に確認すべき2つのポイントがあります。
納期について
素晴らしい品質の記事が完成しても、納期に間に合わないと意味がありません。依頼時期を早めるなどの手段で納期に間に合わせてもらうなど、発注側が調整できることもありますが、それでも難しい場合は違うライターに依頼するなど、別の方法を考えましょう。
文字単価について
時間(納期)とともに大切なのが“お金”。前述の通り、多くのライターは仕事を受けるうえでおおよその文字単価を設定しています。通常どれくらいの金額で記事作成を行っているのか、文字単価を聞いてみましょう。そのうえで、こちらから依頼する文字数を減らすことで予算内に収めることも手段の1つ。必要に応じて無理のない範囲で交渉してみるのもよいでしょう。
ライティングの外注の流れ
ではライティングを依頼する場合、どのような流れでどんなことをするのでしょうか。事前に知っておくことで先のタスクがわかり、イメージを掴めると思います。
1.ライティングの種類を決める
前述の通り、ライティングには求人原稿やインタビュー、電子書籍、セールスレター、小説、SEOライティングといったさまざまな種類があります。まずは依頼するライティングの種類を決めます。
2.外注先を決める
1で決定したライティングの種類に合わせて外注先を決めていきます。実績や得意分野、金額などを考慮しながら依頼する外注先を決めましょう。それらの情報はホームページに掲載されていたり、電話やメール、近年であればSNSなどで問い合わせをしたりすることでも確認できます。
3.テストライティングを依頼する
外注先を決めたら、テストライティングを依頼しましょう。どんなに実力のあるライターだったとしても、取り引き実績のないうちから、いきなり仕事を依頼するというのは不安があるもの。まずは簡単なテーマでテストライティングをしてもらい、アウトプットの品質を確認しましょう。テストライティングといえども、仕上がってきた記事がコンテンツとして使用できる品質の場合、ある程度の報酬を支払うのが礼儀です。
4.正式に依頼する
テストライティングの結果がよければ、正式に依頼します。ライティングの内容(コンテンツ内容や文字数、記事数など)や取材の有無、納期や報酬の額などを伝えた上で依頼します。
ライターの見極め方
ライターの良し悪しを見極めるために重要なキーワードは、「丁寧さ」と「品質」。この2つがクリアできていれば、おそらく実際のライティングをお願いした時にもお互いが気持ちよく仕事をできると思います。
対応が丁寧か
レスポンスが遅かったり、こちらの質問に対して的外れな回答が返ってきたりするライターは、仕事に対して無精であったり理解力が低いことがあります。お金を支払って仕事を依頼する以上、信頼できる相手に依頼したいもの。対応の丁寧さを考慮して、ライターを選ぶようにしましょう。
テスト記事でライターのレベルチェック
次は前述のテストライティングでライターのレベルをチェックします。文章の品質はもちろんのこと、納期やその間の対応、レスポンスの速さなども注目すべきポイントです。
外注先を決めよう
提案内容の丁寧さとテストライティングの品質の両方を総合的に考えたうえで、ライティングを依頼する外注先を決めましょう!
おすすめはクラウドソーシング
ライティングを外注するなら、なんといってもおすすめなのがクラウドソーシングです。簡単に応募をかけることができ、膨大な登録数のライターにアプローチすることができます。
まとめ
外注先選びで困っているあなたは、一度クラウドソーシングを利用してみてはいかがでしょうか?今回解説したポイントを踏まえて、理想のライターを探してみてください。
