障がい者向けの支援サイトのホームページデザインです。シンプル過ぎて見栄えは悪いですが理由があります。先ず、目の不自由な人は音声合成のページリーダーでホームページを耳で読むので、極力画像は排しました。テキストベースのシンプルな構成です。しかし、おそらく10年間はリニューアルされないことを想定し、10年経っても陳腐化しないデザインとするために、Windows8のメトロデザインを参考にしました。
また、音声ブラウザーがHTMLやCSSを解釈するために必要となるW3Cへの準拠もしました。専用のチェックツールにより警告が出ないようにコーディングをしています。色覚障害者に対しても優しい色使いにしています。これも専用のチェックツールがあります。
画面の幅を狭めるとボタンのレイアウトが動的に変化しますが、これはタブレットやスマートフォンへの対応です。リンクもオーバーラップしたりしないようレイアウトや文字の大きさを調整しています。
会員専用のモードがあり、ログインすることでより詳しい内容が見られるようになりますが、今回はベーシック認証で個人を特定しないシンプルな方式として煩雑さを排しました。
7ヶ月
1,000,000 円
2014年2月20日
広島市在住です。障がい者向けの支援サイトを作った経験があります。
3年前まで神奈川でサラリーマンをやっていて、空いた時間にWebデザインスクールに1年間通って卒業しました。母が腰を痛めて動けなくなり介護が必要になったので、会社を辞めて広島市に帰ってきました。母とは事情により別居して近くに住んでいますが、母の面倒を看る為に勤めるわけにはいかなかったので、自宅でできる仕事を検討し、Webデザインにしました。Webデザイン関係の会社を数社回りましたが、実務経験が無かったので仕事をもらえませんでした。
Facebookで知り合った人の紹介で障がい者関係の団体に入ってボランティア活動をしていましたが、その人からWebデザインの仕事の依頼が来ているのだが一人ではできないので手伝ってくれないかと相談を受け、仕事の内容を検討した結果、引き受けることにしました。
二人三脚でできたサイトが「視覚障害リハビリテーション協会」のホームページです。データベースや自動化ツール等のプログラム関連は彼が担当し、私は主にサイトのデザインやHTML、CSSのコーディングを行いました。今後10年間はリニューアルされないだろうと考え、10年後も陳腐化しないデザインにしたかったので、Windows8のメトロデザインを参考にしました。シンプル過ぎて見栄えが悪かったのですが、目の不自由な人は音声合成のページリーダーを使って耳で読むので、テキストベースのデザインが合っていると思います。またタブレットやスマートフォンで表示する場合も考慮してリンクやボタンのレイアウトが変っても配置が崩れないようにデザインしました。W3Cの文書も読んで、チェックツールで警告が出ないようにコーディングしました。目の不自由な人がよく使っているブラウザーを含めてPCやMacの主なブラウザーで支障無く表示させるにはかなり苦労しましたが、HTMLやCSSを論理的に整合させるようコーディングすることでかなりの問題をクリアーできました。もちろん試行錯誤した部分もあります。
管理ツールは相棒がPythonで書きましたが、様子を見てEXEファイル化する予定です。
長くなりましたが、仕事の実績は以上のようなものです。
よろしくお願いします。