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【ECサイトとは?】5つの作り方や制作期間を解説します!

ECの必要性を理解しているが、どう運営を始めたらいいかわからない、または、ECサイトをどう作るといいのか知りたいという方は多いのではないでしょうか。そんな方に向けてこの記事では、自社に適したECサイトの制作方法を選び、その制作フローやスケジュール、運営効率化に必要なポイントがわかる内容になっています

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ECサイトとは?

ECサイト
ECは、オンラインでモノやサービスを売買することをいいます。
ECサイトは、インターネット上で商品やサービスの売買をするためのwebサイトをいいます。

インターネット上の買い物は、時間や場所を問わず、買い物が楽しめるため、新型コロナウイルスの影響もあり、現在は実店舗に匹敵する程、企業にとって重要な購買チャネルになっています

ECサイトの種類

ECサイトは、大きく2種類です。
「モール型EC」と「自社EC」です。

モール型ECは、複数の店舗が出店して、ひとつのショッピングモールのようなものを形成しているECサイトです。

Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどが代表例です。
最近は、FacebookやInstagramなどのSNS上で、サイトを作成したり、タグ付けした商品を購入できる機能なども人気です。

ショップの知名度を活用できることは魅力ですが、モール内の競争が激しく売上が伸びにくい場合があります。

自社ECは、独自ドメインを取得して、個人(企業)のネットショップを運営するECサイトをいいます。
構築方法は複数あり、自社に合ったデザインや機能の自由度、制作コストを選ぶことが重要になります

ECサイト制作の選定のポイント

ECサイト
ECサイトの制作は、自社ECサイトを制作することを指します。
自社サイトの構築方法は複数あり、それぞれ特徴があります。
自社にあった構築方法を選ぶために、気を付けるべきポイントを紹介します。

ECサイト選定ポイント①:費用

ECサイトの構築・運営には、どのような費用がかかるのかを紹介します。
費用の内訳は、主に固定費と変動費です。

固定費

固定費は、サイトを構築するための初期費用と運営するための月額費用です。
どんな構築方法にするかで費用が決定します。

変動費

変動費は、サイトのカスタマイズにより変動する費用です。
新たに機能を追加したり、別のデザインに変更すると費用が発生します。

構築方法によって、固定費と変動費が異なるので、自社に合った構築方法を選ぶことで最適なコストに抑えることができます。

関連
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ECサイト選定ポイント②:カスタマイズ性

基本的に、費用に応じてカスタマイズ性が充実します

構築方法によって、サイトのデザインや機能の変更・追加が可能かどうかが変わったり、費用がかかるかどうかも変わるので、注意しましょう。

ECサイト選定ポイント③:セキュリティ

近年、個人情報の漏洩とクレジットカード事故が増加傾向にあります。
そして、コロナ下の現在、ECサイトの利用者が増えるため、より意識する必要があるポイントとなります。

セキュリティが弱い構築方法も存在するので、注意する必要があります。

ECサイト選定ポイント④:サポート体制

ECサイトの構築は、ベンダー(業者)に依頼する場合が一般的です。
業者にお願いする場合、手間やコストを要します。

構築の際のコミュニケーションが密かどうか、運用後に機能を追加したり、デザインを変更する時、構築段階のメンバーが継続してやり取りしてくれるかどうかは重要です。

また、自社の技術者、もしくは、自分自身で構築から運用を手掛ける場合もあります。
新たに機能を追加したり、デザインを変更する際、技術者がいなくなった場合や自分だけではわからない場合など、適切な対処ができません
そうなると、サイトが形骸化してしまうので、選定には十分な検討が必要です。

ECサイト制作方法

ECサイト 制作方法
自社サイトを構築する方法は、主に「ASP」、「オープンソース」、「パッケージ」、「フルスクラッチ」の4つ。
基本的にはECの年商や要望によって、選ぶべきサイト構築方法が決まります。

EC年商が1億円を超えるかどうかで、ASPを選ぶか他を選ぶかが決まります。
EC年商が1億円未満のECサイトは「ASP」で構築し、年商1億円以上は「ECパッケージ」や「クラウドEC」によって制作を依頼するのが業界の一般的基準です。

まずは、以下の表を参考にして下さい。

方法費用おすすめの人EC年商
ASP導入費用:0~数十万円
月額:数千~5万円
手軽に始めたい~1億円
オープンソース導入費用:0~数百万円
月額:数千~数百万円
コストをかけずに
独自のサイトをつくりたい
1億円~5億円
パッケージ導入費用:数十万~数千万円
月額:数万~数百万円
他システムと連携して
業務を効率化したい
1億円~
クラウドEC導入費用:数十万~数千万円
月額:数万~数百万円
最新のシステムで、
カスタマイズ可能なECを運営したい
1億円~
フルスクラッチ導入費用:数百万~数億円
月額:数十万円
一から自由な開発をしたい数十億円

ASP

ASPは、アプリケーションをブラウザ上で簡単にEC運用・管理が可能です。
無料と有料がありま
既にECサイトとして提供されているシステムを、レンタルするのが一般的です。

特徴

低コストで自社サイトを構築できます。
さらに、機能も一通り揃っており、サポート体制も充実しています。

一方で、サイトの拡張性やカスタマイズ機能は少なくASP事業者のサービス提供に伴い、利用継続が出来なくなることなどは注意しましょう。

費用

予算 : 10万~100万程度
導入費用 : 0〜数十万円
月額 : 数千円〜5万円

導入にかかる時間

既存のサービスを利用するので、ほとんど導入に時間がかかりません。
気軽に始めることができます。

必要なスキル

インターネットの知識は不要です。

サービス例

BASE、カラーミーショップ、STORES など。

おすすめ

ECサイトの運営をスモールスタートしたい人、低コストで導入したい人

オープンソース

オープンソースは、プログラムのソースコードがインターネット上に無料で公開されており、誰でも自由に改変ができるソフトウェアです。

特徴

技術力があれば、自由に改良できるカスタマイズやデザイン性の自由度の高さが魅力です。さらに、月額のみ(サーバー維持費)で運営できるので、コストを抑えることができます。

一方で、オープンソースであることからセキュリティへの不安や、公開されたプログラムにバグが存在しても提供者側に責任はありません。

費用

予算 : 数十万~数百万
導入費用:0〜数百万円
月額:数千円〜数百万円

導入にかかる時間

サーバーを設置したり、自社サイトに合った機能をカスタマイズする必要があるので、ASPより時間がかかります。

必要なスキル

ソフトウェアやコーディング、サーバー管理、セキュリティについての知識が必要になります。

サービス例

EC-CUBE など。

おすすめ

自社のシステムを内製で構築し、自ら保守・運用したい人
コストを抑えたい人

パッケージ

パッケージは、オープンソースの製品版です。
サイト運営に必要な機能があらかじめ含まれるソフトウェアをもとにカスタマイズして開発する方法です。

特徴

パッケージソフトを提供する会社のサポートを受けることができます。運営においてどの業務を外注・内製化するかが重要になります。
また、他システムと連携することが可能なので、業務を効率化することができ、大規模ECサイトの運営にも適しています。

一方で、システムが約5年経つと陳腐化してしまい、システムのリニューアルが発生してしまいます。

費用

予算 : ~500万円程度。
導入費用:数十万〜数千万円
月額:数万円〜数百万円

導入にかかる時間

オープンソースと同様、サーバーの設置や機能のカスタマイズに時間がかかります。

必要なスキル

サーバーや、ソフトウェア、コーディングへの理解が必要です。

サービス例

Orange EC、ecbeing、コマース21など。

おすすめ

ある程度の技術力や知識があり、比較的大きいECサイトの運営をしたい人。

フルスクラッチ

フルスクラッチは、元となるソースコードなどを用いず、ゼロベースから自社の思い通りにサイトを構築・開発します。

特徴

一からサイトを作成するため、どんな要件や機能でも実現することができます

一方で、多額の費用がかかったり、メンテナンスが属人化してしまうなどのデメリットがあるでしょう。

費用

予算 : 500万以上。
導入費用:1千万円以上
月額:数十万円以上

導入にかかる時間

ゼロベースから要件定義、開発、テストを行うので、どうしても構築期間が長期化してしまいます

必要なスキル

システム管理・保守、セキュリティ確保など専門的な技術が必要です。

サービス例

ZOZOTOWN、ユニクロ など。

おすすめ

資金力や、技術力があり、かつ複雑な機能をもつ大規模ECサイトを運営したい人。

クラウドEC

クラウドECは、ASPとパッケージの良さを合わせたものに近いでしょう。
また、クラウド上にあるサーバーを利用するため、独自のサーバーを用意する必要がないのでコストを抑えることができます。

特徴

カスタマイズやシステム連携がパッケージと同様に可能な仕様になっています。
また、システムが常に最新にアップデートされます。

パッケージほど、カスタマイズできるわけではなく、その範囲には制限があります
さらに、自社で管理・運用するオンプレミスが不可なことも注意が必要です。

費用

導入費用:数百万〜数億円
月額:数十万円

導入にかかる時間

クラウドECは、サーバーの設置が不要なので、その分必要な時間は短くなります。

必要なスキル

ソフトウェアを活用してカスタマイズできるだけの知識や技術が必要です。

サービス例

ecbeing、MakeShop など。

おすすめ

なるべく手間を減らし、サイトのカスタマイズしたい人。

ECサイト制作フローとスケジュール

制作フロー
ECサイトの構築には、5つの方法があります。
費用やカスタマイズの自由度、作成にかかる期間に大きく差があるのです。
そのため、ご自身がどれくらいの規模を考えているのかを意識しながら比較し、最適な方法を選択しましょう。

それでは、それぞれの制作フロートスケジュールについて紹介します。

無料ASP

オンラインショップで商品販売を始めてみたいけれど、初心者だからお金を掛けずに始めたいという方にお勧めなのが、無料ASPです。
ITの知識が手軽に始められるようにシンプルなデザインで初心者でも簡単にECサイトを構築ができます。

無料ASPは細かな設定がないため、サイトによっては30分ほどでネットショップの作成が可能です。

無料ASPフロー

  • 1、基本情報の入力
  • 2、メール認証を行う
  • 3、商品の登録を行う
  • 4、特定商取引法を掲載する
  • 5、決済の設定を行う
  • 6、好きなテーマを選択する
  • 7、ショップをカスタマイズする
  • 8、ショップデザインを完成させる

以上の手順で簡単に自分のオンラインショップが作れます。

有料ASP

利用できる機能が豊富で、カスタマイズの自由度が高いため、無料ASPと比べてデザイン性の高いECサイトを構築できます。

そのため、すでに実店舗などで販売実績があり事業拡大のためにオンラインショップを始めたいという方におススメです。
有料ASPは、制作期間約1∼3カ月かかります

有料ASPフロー

  • 1、メール認証を行う
  • 2、基本情報の入力
  • 3、商品の登録を行う
  • 4、ショップをカスタマイズする
  • 5、トップぺージを変更する
  • 6、特定商取引法の掲載をする
  • 7、プライバシーポリシーを登録する
  • 8、配送設定を行なう
  • 9、決済の設定を行う
  • 10、メール設定をする
  • 11、注文から配送までの流れを確認する
  • 12、テスト購入
  • 13、契約と支払い方法の確認をする

以上の手順でオンラインショップが作成できます。

オープンソース

オープンソースをダウンロードして、自身でECサイト作っていきます。
無料でECサイトが作成できるという利点はあるものの、HTML やCSSなどの知識を習得しフロントの構築から行なうことになるでしょう。

また、テンプレートはありますが、コーディングの調整や決済関連の設定、稼働チェックのためのテストを全てご自身で行なう必要があります。
もちろん、セキュリティ面の強化は最重要となるでしょう。

オープンソースフロー

  • 1、独自ドメインを取得する
  • 2、サーバーを契約する
  • 3、SSLをインストールする
  • 4、オープンソースをダウンロードする
  • 5、プラグインを入れる
  • 6、HTMLやCSSを使ってフロントの構築
  • 7、特定商取引法の掲載をする
  • 8、プライバシーポリシーを登録する
  • 9、配送設定を行なう
  • 10、決済の設定を行う
  • 11、メール設定をする
  • 12、注文から配送までの流れを確認する
  • 13、テスト購入
  • 14、契約と支払い方法の確認をする

パッケージ、クラウドEC

パッケージ、クラウドECの利用は企業向けの方法です。
これらの方法は、ASPのように1日や数日で完成するものではありません。
というのも、パッケージとクラウドECはシステムの構築から開始しなければならないからです。
そのため、ECサイト立ち上げ完了には、3カ月から半年程かかるでしょう。

パッケージ、クラウドECサイトのフロー

  • 1、企業がチームを立ち上げる
  • 2、サイトイメージを検討する
  • 3、開発会社の検討・依頼をする
  • 4、設計・開発・デザインを検討
  • 5、開発会社と定例会議で進捗状況の確認
  • 6、テスト運用をする
  • 7、リリースする

このようにECサイト作成に当たり、費用や取扱商品数、お客様のニーズなどを考慮して自社もしくは、個人に最適なECサイトのプラットフォームを選択する必要があります。

まとめ

ECサイト
ECはこれからさらに主要な商品売買の方法になっていきます。
実店舗からどんどんECへと業務拡大していく企業や個人もいれば、ECのみでの販売を行なう人も増えていくでしょう。

今やECサイトを作成するには、アプリで登録料無料・月額費無料で簡単に作成できます。
企業がある程度大規模なECサイトを構築するためには、自社で一からシステムを構築していく方法と開発会社に委託する方法の2択です。

社内に、システムに詳しいエンジニアがいる場合には、一から作成からすることも可能ですが、そうでなければ開発会社を利用する方が、セキュリティやサポートの面でも安心でしょう。

ランサーズにはECサイト制作を経験したフリーランスが多く登録しています。
フルスクラッチで構築した経験があるフリーランスもいれば、パッケージで構築したフリーランスもいます。

まずは、ランサーズであなたが求めるスキル・経験を持つフリーランスに相談してみてはいかがでしょうか

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