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Shopifyで集客力のあるネットショップを目指す方法を徹底解説

Shopifyでネットショップを運用する上で大きな課題となるのが、集客です。「アクセス数が伸びない」「集客方法の成果が出ない」といった悩みをよく耳にします。Shopifyで集客力を高めるには、どんな方法が効果的でしょうか?

本記事では、Shopifyストアの集客力向上の施策や集客アップに役立つShopifyアプリ、集客状況の分析方法などを解説します。集客力の改善方法を検討する際の参考にしてください。

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Shopifyでの集客力を高める3つのポイント

ECサイトを運営する人

まず、集客力を高めるために押さえておくべき下記の3つのポイントを紹介します。

  1. Shopifyで集客が重要になる理由
  2. 集客対策を実施する時期
  3. 集客方法のコストパフォーマンス

それぞれのポイントの詳細を確認してみましょう。

1. Shopifyで集客が重要になる理由

インターネット上には同じ分野の商品を販売するECストアが数多く存在しています。新たに開設されたネットショップの場合には、顧客に認知されるまでは満足できる売上が得られません。

数千万人の月間利用者を持っているAmazonや楽天などの大手ECモールに出店すれば、すぐに多くのアクセス数を集めることが期待できます。しかし、ECプラットフォームのネットショップでは、自力で集客しなければ、顧客の獲得はできません。そのため、ネットショップ開業直後は、まず集客力向上に取り組むべきです。

2. 集客対策を実施する時期

ネットショップを成功させるには、開業後できるだけ早期に集客対策を開始することが重要です。

低コストで実施できるブログやSNSの活用はもちろん、ショップの規模や取り扱う商品によっては有料広告の利用も早めに検討すべきです。

3. 集客方法のコストパフォーマンス

コストを抑えて実施できるSEO対策やブログ・SNSの活用は、早い時期から開始することをおすすめします。

逆に有料広告を使った集客を実施する時期は、早ければ良いわけではありません。有料広告の種類をチェックし、コストが成果に見合うと判断できる広告は積極的に利用しましょう。

低コストで実施できる3つの集客方法

ECサイトを運営する人

ここからは低コストで集客力を向上させるための施策を3つご紹介します。

  1. ブログの活用
  2. SEO対策
  3. SNSの活用

1. ブログの活用

ブログで商品やショップの情報を定期的に発信することで、検索結果の上位表示が狙えます。

Shopifyでネットショップを開設すると、別ドメインでブログを用意しなくてもショップ内にブログが持てます。WordPressやTumblr、Bloggerといった外部プラットフォームのブログを利用する場合は、ブログページへのリンクをネットショップのメニューに追加することも可能です。

2. SEO対策

SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジン最適化のことです。ユーザーがGoogleやYahoo!検索を行った際に、ネットショップが上位に表示されるようにサイトを調整します。Shopifyで構築したネットショップのSEO対策を実施すれば、検索結果からの集客が期待できます。

Shopifyでは、利用プランを問わず、SEO対策機能をデフォルトで提供しています。Shopifyで実施できる主なSEO対策は下記の4つです。

  • タイトルタグやメタディスクリプション、URLが編集可能
  • 全ての画像のalt属性が編集可能、画像ファイル名もカスタマイズ可能
  • sitemap.xmlファイルとrobots.txtファイルの自動生成
  • canonical URLタグの自動生成(重複コンテンツを防ぐため)

ブログやSNSなどからの集客を増やすには、追加のSEO対策が必要です。顧客が検索するキーワードを予測し、ECサイトのタイトルタグやページヘッダーなどにキーワードを含める対策がSEOの基本となります。

SEOを過剰に意識して、キーワードを無理に追加したような不自然なコンテンツを作成してしまうと、検索エンジンの運営者が定めるペナルティの対象となる可能性があります。

あせって検索順位を上げようとするのではなく、ユーザーが求める情報を提供するという、検索エンジン本来の目的に即したSEO対策を実施しましょう。

3. SNSの活用

ネットショップのSNSアカウントを開設して最新情報を投稿する方法も、集客力向上に役立ちます。Shopifyは、管理画面から簡単に販売チャネルを追加でき、下記のSNSと連携できます。

  • Facebook
  • Instagram
  • Twitter
  • Pinterest

ネットショップに新商品を追加した時や、ブログに商品紹介の記事を書いた時に、ショップやブログへ誘導するリンクをSNSに投稿すれば、多くの人に情報を伝えることができます。SNSのフォロワーを増やすことに成功すれば、コストをかけずに集客力を高められます。

有料広告を使った6つの集客方法

パソコンとノート

ここからは有料広告を使って集客を高める下記の6つの方法をご紹介します。

  1. リスティング広告
  2. ディスプレイ広告
  3. SNS広告
  4. アフィリエイト広告
  5. リマーケティング広告
  6. Googleスマートショッピングキャンペーン

1. リスティング広告

リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに合わせて表示できる広告で、GoogleやYahoo!の検索結果ページに掲載されます。クリックされる可能性が高いことが最大の特徴です。キーワードの分析によりターゲットを絞った広告出稿ができ、効率良い集客が期待できます。

2. ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、メディアサイトなどの広告枠に掲載される広告です。商品の認知度向上に効果があります。比較的コストが高い広告なので、予算を慎重に検討した上で利用すべきです。ディスプレイ広告を利用する際は、ネットショップのターゲットが閲覧するサイトを調査する必要があります。

3. SNS広告

SNS広告は、各種SNSのタイムラインやストーリーに掲載する広告です。一般の投稿と同様のスタイルで出稿するため、多くのユーザーの目に触れやすい特徴があります。ネットショップのターゲットに合ったSNSに広告を掲載することが重要です。

SNS広告を利用する際は、ShopifyとSNSを連携しておきましょう。Shopifyとの連携によって、シームレスに販売が行えます。

4. アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は成果報酬型の広告で、ブログ運営者やアフィリエイターに記事内で商品を紹介してもらい、集客を行います。アフィリエイト広告は、広告経由によるネットショップへのアクセスや商品購入などの成果に応じて費用を支払います。

アフィリエイト広告の利用は、ASP(Affiliate Service Provider)というサービスに依頼する必要があり、ASP利用の月額費用は成果報酬とは別に発生します。成果が発生した場合のみ費用が発生するので、赤字になるリスクの少ない方法です。

5. リマーケティング広告

リマーケティング広告は、ネットショップへのアクセス経験のあるユーザー向けに表示する広告です。ユーザーが過去に閲覧した商品や、購入した商品に関連した他の商品を表示します。一度アクセスしたユーザーだけに表示するため、高いクリック率が期待できます。

6. Googleスマートショッピングキャンペーン

Googleスマートショッピングキャンペーンは、Googleの機械学習技術を使って最適な広告を自動表示するサービスです。1日の予算を設定すると、誰をターゲットにどの商品を宣伝するかをGoogleが自動的に決定します。

Googleがネットショップから自動で商品データを取り込んで作成した広告を、Google検索ネットワークやGoogleディスプレイネットワーク、YouTubeなどから最適な場所を選択して表示します。広告掲載後には結果分析を行い、常に最適な広告を表示できるようにします。

おすすめの集客用Shopifyアプリ8選

ECサイトを運営する人

集客に役立つ8つのShopifyアプリ・連携サービスの概要を紹介します。

1.約350万のサイトに商品を掲載「アフィリエイト連携」

「アフィリエイト連携」の画面
アフィリエイト(成功報酬型広告)と連携可できる集客アプリです。口コミやレビューを活用し、ユーザーの購買意欲を高めます。新規顧客獲得に向けた取り組みに適しています。

利用プラン利用料金無料期間
無料プランなしなし

アフィリエイト連携の公式サイト

2.顧客から友人へのおすすめを促す「Referral Candy」

「Referral Candy」の画面
商品を購入した顧客にリファラル(友人や知人へのおすすめ)を促し、効果を計測するアプリです。不正検知の機能も備えており、効果的なリファラルマーケティングを実施できます。

利用プラン利用料金無料期間
通常プラン基本49ドル/月(追加料金の適用あり)30日間

Referral Candyの公式サイト

3.ECサイトをSEOに最適化「BOOSTER SEO & IMAGE OPTIMIZER」

「BOOSTER SEO & IMAGE OPTIMIZER」の画面
ECサイトをSEOに最適化させるチューニング機能やレポート機能を持つアプリです。商品画像に設定するALTタグ付やメタタグの最適化など、SEOに必要な基本的なサイトメンテナンスが実施できます。ショップの運用状況を表示するレポート機能も充実しています。

利用プラン利用料金無料期間
FREEプランなしなし
PROプラン34ドル/月なし
PREMIUMプラン64ドル/月なし

BOOSTER SEO & IMAGE OPTIMIZERの公式サイト

4.定番のSEO対策アプリ「SEO manager」

「SEO manager」の画面
SEO Managerは、数多くのストアで利用されているSEO対策アプリです。対策すべきキーワードの選定、タイトルやメタディスクリプションの最適化、エラー項目の抽出・修正などを行います。

利用プラン利用料金無料期間
通常プラン20ドル/月7日間

SEO managerの公式サイト

5.レビューや口コミを収集・活用「Yotpo」

「Yotpo」の画面
YOTPOは、ネットショップや商品のレビューを簡単に収集するためのアプリです。集めたレビューを集客活動の参考データとして活用できます。

利用プラン利用料金無料期間
無料プランなしなし
有料プラン115ドル/月なし
有料プラン224ドル/月なし
有料プラン349ドル/月なし

Yotpoの公式サイト

6.レビューや口コミ投稿を促す「Letro」

「Letro」の画面
購入者に対してレビューや口コミの投稿といったUGC(User Generated Content:一般ユーザーが制作・発信するコンテンツ)生成を促す、外部連携サービスです。商品やサービスの購入タイミングで投稿を促し、UGCを生成する機会を継続して設けることができます。

利用プラン利用料金無料期間
基本プラン要問い合わせなし
UGC生成プラン要問い合わせなし
ソリューションプラン要問い合わせなし

Letroの公式サイト

7.実店舗と連携「Point of Sale」

「Point of Sale」の画面
ECサイトと実店舗のレジを連携できるアプリです。商品が購入されると、買われた分の商品在庫がネットショップから自動的に減らされ、利益が計上されます。過去の購入情報を活用し、集客対策に生かすこともできます。

利用プラン利用料金無料期間
Shopify POS Liteプランなしなし
Shopify POS Proプラン89ドル/月なし

Point of Saleの公式サイト

8.googleショッピングに商品を掲載「Google channel」

「Google channel」の画面
Googleで商品を検索する何百万人ものユーザーに、商品を知ってもらうためのアプリです。有料のスマートショッピングキャンペーンを利用すれば、YouTubeやGmail、Google検索、Googleディスプレイネットワークに広告を掲載できます。

利用プラン利用料金無料期間
無料プラン基本無料(追加料金の適用あり)なし

Google channelの公式サイト

集客状況を把握する3つの分析方法

ネットショップの集客方法を検討するには、顧客に関するデータの収集・分析が不可欠です。ECストアのデータ収集や分析に活用できる、代表的なツール3種類の概要を紹介します。

Shopifyのストア分析機能

Shopifyは、独自のアクセス解析ツールを提供しています。管理画面で「ストア分析」を選択すると、販売チャネルごとの売上状況など、さまざまなデータが確認できます。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、Googleが提供する無料の高機能アクセス解析ツールです。Googleアナリティクスを利用すれば、ネットショップのアクセス数や訪問者の属性、アクセス経路などが確認できます。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールを利用すると、Googleで検索されたキーワードや表示回数、クリック回数、平均順位などを確認できます。集客の課題を絞り込む上で必要となる各種データを収集・分析できるツールです。

Shopifyでの集客に関する疑問や課題はShopifyの専門家に相談

Shopifyアプリの選定や活用方法などに疑問や悩みが生じた際は、Shopifyの構築・運用経験が豊富なプロへの相談をおすすめします。

Shopifyでの集客力向上をサポートするプロの条件

Shopifyの構築・運営実績が豊富な制作会社やフリーランスは、ストアの集客力向上につながる有益なサポートを提供してくれます。

Shopifyの構築・運用実績を持ったプロには、ShopifyエキスパートとShopifyパートナーという2種類の呼称があります。ShopifyのパートナーはShopifyが提供するパートナー制度に登録している会社やフリーランスで、そのうち一定以上の実績を持ち、厳しい審査を通過した事業者がShopifyエキスパートに認定されます。

ランサーズのフリーランスにShopifyの課題を相談するメリット

Shopifyに精通したフリーランスにネットショップの集客などを相談するメリットは、主に下記の3点です。

メリット詳細
課題に合ったプロを選びやすいインターネット上で公開されている実績や経歴などを比較し、課題に適したプロを選定できます。
決定・対応が迅速業務に関する判断を全てフリーランス自身が行うので、担当者が上司などに確認して対応することの多い制作会社と比べ、決定や対応が迅速です。
コストパフォーマンスが高い直接フリーランスに発注するため中間マージンがなく、高いコストパフォーマンスが期待できます。

ランサーズでは、Shopifyに関する専門技術とノウハウを学ぶ6週間のプログラム「Shopify Partner Boot Camp:Japan」を修了し、Shopifyの豊富な構築・運用実績を持つフリーランスが100名以上活動しています。日本国内では5名のみが認定されている個人のShopifyエキスパートのうち、3名がランサーズの登録者です。

ネットショップの開業に関する課題や疑問は、ぜひランサーズのフリーランスにご相談ください。

Shopifyストアの集客方法を改善して業績アップを実現しましょう

この記事では、Shopifyでネットショップを開業する上で重要な課題となる集客について、下記の5つのポイントに沿ってご説明しました。

  1. Shopifyでの集客活動は早い時期から開始することが重要
  2. ブログやSEO対策、SNSの活用は低コストで集客できる代表的な手法
  3. 有料広告による集客はコストと効果のバランスを考慮して利用すべき
  4. Shopifyアプリには集客に活用できるものが豊富にある
  5. Shopifyでの集客に関する課題はShopifyに精通したプロへの相談がおすすめ

ネットショップのコンセプトや商品に適した集客活動は、売上に直結する重要テーマです。ここで取り上げた集客に関する情報を参考にしていただき、Shopifyストアの集客力を高める取り組みを進めてください。

集客に関する疑問や課題が生じた際は、Shopifyの構築・運用に精通したランサーズのフリーランスへの相談をおすすめします。

デザイン・開発・動画編集・SNS運用など、経験豊富なプロにカンタン依頼