「現在利用中のカートシステムは、使いたい機能を提供していない」「ECサイトとSNSをもっとスムーズに連携させたい」などの理由で、ECサイトのリニューアルを検討中の人も多いでしょう。
近年では、ECサイトを構築するサービスも進化しています。Shopifyのような、より運用しやすいサービス・プラットフォームを活用してリニューアルすれば、売上アップも目指せます。
本記事では、ECサイトのリニューアルを失敗しないためにも、知っておきたい6つの手順を解説します。企画書の作成など事前準備についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ECサイトのリニューアルに欠かせない7つの事前準備
ここでは、ECサイトのリニューアル作業を始める前に実施すべき、7つの準備について見ていきましょう。
次のような入念な事前準備を行えば、作業途中の大きな変更やリニューアル後の問題発生を予防できるので、期待した効果が得られやすくなります。
- 準備1. リニューアルの適切なタイミングの決定
- 準備2. リニューアルの目的・目標の明確化
- 準備3. ヒアリングシートで現場の業務改善提案や要望を吸い上げる
- 準備4. ECサイトリニューアルの企画書・提案書の作成
- 準備5. リニューアル後のサイトマップの立案
- 準備6. リニューアルのスケジュールと予算の策定
- 準備7. リニューアル作業の役割分担を決定
中でも、現場の声を吸い上げるヒアリングシートや企画書の作成は、リニューアルの成果に直結するのでぜひ参考にしてください。
準備1. リニューアルの適切なタイミングの決定
ECサイトのリニューアルは、サイト運営に課題や問題が生じた際に行えばいいのでしょうか?
実際には、現状より売上を向上させたい場合や、運用にかかる業務の効率化を目指して取り組むものです。たとえデザインや機能が古くみえても、売上が伸びているのであれば急いでリニューアルする必要はありません。
次のような課題を感じたら、リニューアルについて具体的な検討を始めましょう。
- 自動化できる業務を手動で行っているために余計な人件費がかかっている
- 売上向上につながる施策を打ちづらく機会損失につながっている
リニューアルの検討に適切なタイミングは、主に下記の5点です。
- 機能を追加・変更したい
- ECサイトを自動化・効率化したい
- 運用環境の変化に対応したい
- 外部委託先の変更したい
- アクセス数・売上の改善施策を行なう
それぞれのリニューアルのタイミングの詳細を見ていきましょう。
機能を追加・変更したい
ECサイトの運用を続ける間に、新しい機能の追加や、利用中の機能の変更が必要になることがあります。その際には、サイトの利便性や信頼性に関する顧客の要望に合った機能を追加・変更するリニューアルを検討します。
ECサイトを自動化・効率化したい
問い合わせへの対応や受注管理、顧客管理など、対応に時間や手間がかかってしまう作業を自動化・効率化したい、運用中の複数サイトをひとつに統合したいといった課題が生じた際は、その課題を解消するリニューアルを検討します。
運用環境の変化に対応したい
サーバーのサポート契約切れや外部サービスの提供終了といった、ECサイトの運用に不可欠な環境の変化が生じた際には、早急にリニューアルを検討する必要があります。こうした変化を放置すると、セキュリティに深刻な問題が発生したり、サイトが運用できなくなったりするリスクがあります。
また、スマートフォンやPCなどの機能向上やインターネット接続環境の変化に対応するためにリニューアルを行うこともあります。
外部委託先の変更したい
ECサイトの構築・運用を委託している制作会社のコストや作業品質に不満を感じているなら、委託先を他社に変更し、サイトの構成や機能、運用方法などを改善するリニューアルを検討します。
アクセス数・売上の改善施策を行なう
ECサイトへのアクセス数や売上が目標に届かない、伸び悩んでいる、悪化しているという問題が生じた際は、サイトのデザインや運用方法に問題がないかを検討し、運用状況の改善のためのリニューアルを検討します。
準備2. リニューアルの目的・目標の明確化
何のためにECサイトをリニューアルするのかを明確にすることは、事前準備の中でも特に重要なポイントです。
目的や目標を明確にしないままでリニューアル作業を開始してしまうと、チーム内の足並みが揃わず、同じ方向をめざしてリニューアルに取り組みにくくなります。ECサイトのリニューアルの目的、リニューアル後に実現したい目標を具体化し、チーム内で共有しましょう。
準備3. ヒアリングシートで現場の業務改善提案や要望を吸い上げる
ECサイトの運営において、日頃から業務に携わっている各担当者の声を反映することも重要です。現場の声を聞かずにリニューアルした結果、実務で使い勝手が悪くなるとミスが増え、業務効率や顧客満足度の低下などの悪影響が出てしまいます。
とくにユーザーの声を直接聞いている顧客対応の担当者の声は、ECサイトが抱える課題を把握する上で役立つでしょう。
また、インターネット上で公開されているヒアリングシートのテンプレートを確認するのもおすすめです。通常ベンダーが使用しているヒアリングシートを活用すれば、自社のリニューアルの希望や要望を明確にできます。
準備4. ECサイトリニューアルの企画書・提案書の作成
自社の上長に向けて、企画書・提案書を作成します。企画書・提案書を作成するときに盛り込む内容は、次のとおりです。
- 現状の把握
- 課題の設定
- 改善の提案
「現状」の把握段階では、客観的なデータをなるべく多く集めて分析し、課題を抽出するようにしましょう。
ECサイトリニューアルであれば、次のように「現状」「課題」「改善」をできるだけ詳しく設定してみてください。
- 現状:SNSからECサイトへの導線が悪く顧客とのつながりが弱い
- 課題:SNSと商品販売ページを連携しづらい
- 改善:SNSと連携しやすいサービスを検討し、顧客とのつながりを強化する
企画書・提案書を作成するポイントは、「読み手を意識」し「数値を入れる」ことです。決裁者など提案相手のWebリテラシーに合わせた資料づくりをしましょう。
ECサイトリニューアルの必要性について見解の不一致が発生しないよう、数値データは企画書・提案書に必須の要素です。そこで売上やコンバージョン数、アクセス数などの客観的なデータを用意するようにしましょう。
準備5. リニューアル後のサイトマップの立案
リニューアル後のECサイトマップは、社内での作業分担や外部委託する作業を決定する際の重要な判断材料です。サイトマップを作ることで、リニューアルの予算決めや作業分担が的確に行えます。
まず、リニューアルの目的に即したサイトマップのラフ案を作成し、社内や外部の制作会社と検討を重ねながら詳細を決めていくという手順が効率的です。
準備6. リニューアルのスケジュールと予算の策定
ECサイトのリニューアルのスケジュールは、リニューアルオープンをしたい日から逆算して作業行程を決めていくのが一般的です。作業途中の変更やトラブルを想定して、無理のないスケジュールを検討しましょう。
リニューアルの予算は作業項目やリニューアル作業の外部委託先の有無によって大きく変わりますが、下記の作業項目を参考にしてリニューアル内容を具体化すれば、費用の概算が早い時期にわかります。
【リニューアルの9つの主要作業項目】
- コンセプト策定
- サイト構成立案
- ディレクション
- デザイン
- コピーライティング
- 撮影
- 商品登録・設定
- 外部サービスの選定・導入
- テスト
準備7. リニューアル作業の役割分担を決定
円滑にリニューアル作業を進めるためには、社内の担当者や外部の委託先の役割分担を明確にすることが重要です。社内のリニューアル責任者や各作業の担当者、外部の制作会社も含めた作業分担を具体的に決めましょう。
ECサイトのリニューアル開始までに確認しておくべき3つの重要点
事前準備の結果を踏まえて、ECサイトのリニューアル開始時にチェックすべき3つのポイントについてご説明します。
1. 社内体制の整備
リニューアル作業の役割分担と同時に、リニューアルの目的と必要性を経営陣や社内の各部署と共有し、スムーズに作業を進めることができる社内体制を整備しましょう。
ECサイトをリニューアルする際には、主に以下の3点の関連業務も必要にあります。
- 新サイトの操作法などの担当スタッフへのレクチャー
- 旧サイトのコンテンツやデータの管理・処理
- 経理部門など他部署との各種交渉
社内全体がリニューアルの目的や内容、スケジュールを理解して協力できる体制作りは、リニューアルを成功させるための必須条件のひとつです。
2. 情報の共有方法を決定
社内のリニューアル担当者と他部署、外部の制作会で具体的な情報共有方法を決めましょう。社内で利用しているビジネスチャットやWeb会議ツールなどを活用し、リニューアルに関する情報や認識にズレが生じない確実な方法を決めることが大切です。
リニューアル作業の進捗確認や定例ミーティングの頻度なども、作業開始までに決めておくのがおすすめです。
3. データ移行の方法・手順を確認
現状のECサイトのデータをリニューアル後のサイトに移行する方法も早めに確認しましょう。
ECサイトのデータ移行に関する主な確認ポイントは、下記の3点です。
- 会員や商品のデータを新サイトに移行する手順
- 移行する際のデータの保存形式
- サイト移行後のリダイレクト設定
ECサイトリニューアルを円滑に進めるための6つの手順
Webサイトのリニューアルは、一般的に以下の6つの手順に沿って進めます。
- 事前に検討した結果を書面化
- 外部に依頼する作業内容の決定
- 依頼する制作会社の選定
- システム要件の決定
- 進捗状況の確認
- リニューアル後の運用準備
基本的な手順を踏まえた上で、リニューアルの規模や作業項目に即したプロセスを策定しましょう。
1. 事前に検討した結果を書面化
事前に決定したリニューアルの目的や目標を、企画書などの書面にして関係者がいつでも確認できるようにします。現状の課題やリニューアル後の数値目標、予算、スケジュール、作業分担などの重要項目もできるだけ書面化し、社内外で共有することが大切です。
2. 外部に依頼する作業内容の決定
リニューアル作業全体の中で外部委託する作業の切り分けは、社内で入念に検討した上で決定します。同時にヒアリングやミーティング、進捗状況の確認といった委託先との連携窓口となる担当者の選定、外部との情報共有の方法を定めます。
3. 依頼する制作会社の選定
リニューアルの目的や作業内容に即した業務委託先を選定します。
まずはインターネットで候補となる制作会社を複数社ピックアップして、メールや電話で見積もりやスケジュールなどについて問い合わせをしましょう。有力な候補が複数ある場合は、見積もりや提案書の提示を依頼してコンペによって選定するという方法も検討すべきです。
4. システム要件の決定
リニューアルの作業内容と運用開始後に想定される業務を確認し、外部委託先と認識をすり合わせます。同時にデザイン面の条件や決済・配送方法の変更の有無なども確認します。
5. 進捗状況の確認
立案したスケジュール通りに作業が進んでいることを定期的に確認します。進捗状況の確認の頻度や方法は、作業開始時に委託先と相談して決定しましょう。何らかのトラブルによって作業が遅れてしまうことを想定し、遅延の影響を最小限にする対応法も決めておくべきです。
6. リニューアル後の運用準備
リニューアルの最終段階は、オープンに向けた運用準備です。運用テストやデータの引継ぎ、運用ルール作りなどを行い、リニューアル後に問題なくECサイトを運用できるようにします。リニューアルオープン後のメンテナンスや運用サポートを外部委託するかどうかも、運用開始前に検討しましょう。
満足度の高いリニューアルを実現するために行っておきたい4つのリスク対策
ここでは、ECサイトのリニューアルを成功させる上で重視したい4つのリスク対策について、次のとおり解説します。
- 対策1. リニューアル費用を抑えるために補助金を利用する
- 対策2. リニューアルのリスクを具体的に想定する
- 対策3. 作業途中でスケジュールや仕様に変更が生じた際の対応
- 対策4. ECサイトの将来ビジョンを踏まえたリニューアルを行う
では、それぞれについて見ていきましょう。
対策1. リニューアル費用を抑えるために補助金を利用する
ECサイトのリニューアルには、当然のことながらコストがかかります。そこでリニューアル費用を抑え自社の負担を軽くするためにも、補助金活用を検討するのがおすすめです。
企業向けに用意された設備投資に使える補助金の中には、ECサイトのリニューアルに使えるものがあります。次のような補助金をぜひチェックしてみてください。
補助金の種類 | 補助金の対象者 |
事業再構築補助金 | ・思い切った事業の再構築に意欲を有する中小企業 ・コロナの影響を受け売上高10%減となっている ・認定経営革新支援機関と共に事業計画を策定する |
小規模事業者持続化補助金 | ・販路開拓の取り組みであること ・要件を満たした法人、個人小規模事業者や特定非営利活動法人 |
ものづくり補助金 | ・試作品開発や生産プロセスの改善に必要な設備投資 ・デジタル/グリーン分野で生産性向上に取り組む中小企業/小規模事業者 ・業況の厳しい事業者 |
IT導入補助金 | ・ITツールを導入したい中小企業・個人事業主 (2022年度はECサイト制作は補助対象外) |
各自治体が実施する補助金もあるので、ぜひチェックしてみてください。
なお公的資金を財源とする補助金を活用するにあたって、知っておきたい注意点は次のとおりです。
- 公募期間内に所定の書類を揃えて申請し、審査を受ける必要がある
- 補助金の多くは後払いとなる
- 補助金が設定した事業期間内の支出のみが補助される
- 報告書や支払証憑類の提出がきちんとできないと、支払いを拒否されることがある
- 補助金の受け取り後、会計検査院の検査を受ける可能性がある
提出書類で、新たな投資の妥当性や必要性をアピールできることが、審査を通過するために求められます。
対策2. リニューアルのリスクを具体的に想定する
ECサイトをリニューアルしたものの、目的や目標を達成できなかった失敗事例も残念ながら少なくはありません。課題解消を実現するために、失敗してしまうリスクを想定したリスク回避方法も検討しましょう。
ECサイトのリニューアルで想定すべき主なリスクには、下記の3つがあります。
- 作業スケジュールの遅延
- コストパフォーマンス優先による品質低下
- 追加・変更する機能の確認ミス
それぞれのリスクの詳細を見ていきましょう。
作業スケジュールの遅延
ECサイトのリニューアル期間は不測のトラブルが発生しても対応できるよう、余裕を持ったスケジュールを策定することが重要です。
作業に必要な期間を検討する前に、リニューアルオープン日を決めてしまうと、無理な作業スケジュールになりがちで、確認ミスやテスト不足によるトラブルが発生しやすくなってしまいます。さらに顧客に告知したリニューアルオープン日が延期になると、顧客からの信頼を損ねる結果にもなりかねません。
コストパフォーマンス優先による品質低下
コストパフォーマンスを重視しすぎた結果、必要な作業や機能まで省いてしまえばリニューアル後に顧客から不満の声が寄せられるかもしれません。
外部の委託先を選ぶ際も、価格最優先で選んでしまうと、機能や操作性といった品質面に問題が生じる可能性が高くなります。
追加・変更する機能の確認ミス
情報共有や伝達のミスによって、追加や変更する予定だった機能がリニューアル後のサイトに搭載されなかったというケースも少なくありません。
外部の委託先とのコミュニケーションを取る際には、自社と委託先の認識が一致しているかを定期的に確認すべきです。
対策3. 作業途中でスケジュールや仕様に変更が生じた際の対応
作業中にスケジュールや仕様の変更が生じた際に、スケジュール全体や新サイトの品質に影響が出ないようにする対応方法を決めておきましょう。
対応方法のポイントとしては、下記の3点が挙げられます。
- 急な変更が生じた際の対応責任者を選定する
- 急を要するミーティングや情報共有の方法を決める
- 変更後の作業工程の確認手順を決める
事前に対応策を決めておくことで、問題の深刻化を防ぐことができます。
対策4. ECサイトの将来ビジョンを踏まえたリニューアルを行う
リニューアルを実施する際には、現状の課題を解決するだけでなく、事業内容や規模といった将来ビジョンに合った変更を行うことが重要です。
短期的な目的を達成するためのリニューアルでは、すぐに次のリニューアルが必要になるかもしれません。リニューアル後の成長速度やマーケットの変化などを予測し、長期間利用できるECサイトの構築をめざしましょう。
ECサイトのリニューアルの成功事例3選
ECサイトへは数多くの企業が参入していることから、リピーターや潜在層を獲得する施策を柔軟に展開できることが重要です。
近年、テクノロジーの進化を受けてECサイトの構築サービスも大きく進歩しています。
ここでは、クラウド型のECサイト構築サービスを活用したリニューアルの成功事例を見ていきましょう。
実店舗の接客体験のEC実装に成功した「株式会社前原光榮商店」
「前原光榮商店」は、著名人の愛用者も多い老舗の洋傘ブランドです。制作会社がブランド適性を考えて提案したMakeShopで、リニューアルが行われています。
リニューアル前は導線が悪く、傘の手元(ハンドル)のカスタマイズやギフト包装を選ぶオプションまで、顧客がうまくたどり着けないという問題点がありました。
そこで新ECサイトでは実店舗の丁寧な接客を再現し、傘の魅力を伝えつつ豊富なオプションへの導線を改善しています。40〜50代のメインの購入者層に加え若年層を取り込むために、スタイリッシュかつ温かみと高級感を表現したECサイトです。
まるでショールームで接客を受けているようなユーザー体験を得られるために、ECサイトでの売上が向上しています。
売上が増加した「メゾンカカオ株式会社」
2015年に鎌倉で誕生した「メゾンカカオ」は、2019年の即位の礼の際には各国元首への手土産に選ばれるなど、急成長をとげています。
ブランディングを強化するために、オウンドメディアも兼ねた公式サイトを2020年5月にリニューアルしました。100%コロンビア産のカカオを使った商品の背景にあるストーリーを配信中です。
2020年のクリスマスイブにリニューアルしたECサイトは、オンライン限定商品の画像を大きくみせ、商品の魅力や違いをわかりやすく見せています。
ビジュアル面を改善したECサイトはユーザーに鮮烈な印象を与えることに成功し、2021年2月には前年同期比700%を達成しました。またブランドが大切にするこだわりやメッセージが広く伝わり、百貨店のバレンタインフェアの売上においてもトップでした。
新規顧客獲得に成功した「株式会社梅園菓子処」
「梅園菓子処」は昭和23年の創業以来、美しい和菓子を製造・販売し、太宰府天満宮の御用達のお店としても知られています。
もともと梅園菓子処は、大手制作会社が制作したECサイトを運営していました。しかし細かな修正が必要な際に対応までに時間がかかることが多く、待っている間も保守・メンテナンス費用が発生する点が課題でした。
この課題を改善するために利用したサービスがランサーズでした。ランサーズを通じてフリーランスに細かな修正を依頼したところ、スピーディーに課題を解決できたことから、現在ではECサイト改善施策をすぐに実行できる体制が整っています。
ECサイトのShopifyとSNSのInstagramを連携したことで、Instagram経由で新規顧客の流入が増え、顧客とのつながり強化につながっています。
緊急度が高い対応が必要な場合でも即対応が可能で、ECサイトの運用面においても施策実施のスピード向上や効率化に成功しました。
Shopifyで「お菓子の魅力が伝わる」ECサイトへ!信頼できるフリーランスとの出会いで新規顧客獲得と売上UPに成功
ECサイトリニューアルの相談・依頼先を選ぶ基準
ECサイトのリニューアルを外部に委託する際に、重視すべきポイントについて説明します。
Web制作会社とフリーランスの主な相違点
制作会社とフリーランスには、事業形態の点では法人か個人事業主かという明確な違いがあります。しかし、制作会社の規模やスタッフ構成は千差万別で、フリーランスの中には大規模なリニューアルプロジェクトを何度も担当した実績があり、他のエキスパートとのネットワークを生かして有能なプロジェクトチームを組むことができる人も少なくありません。
一般的にフリーランスと比較して、制作会社は予算が高めで、その分信頼できる業務をすると思われがちです。ですが、フリーランスとして活動するプロが増加した現在では、そうした印象は実情に合わないものになっています。
会社とフリーランスという区分けではなく、自社の要望に適したプロである点を重視し、期待する業務を実践できる事業者を選定すべきでしょう。
フリーランスに依頼する3つのメリット
ECサイトのリニューアルや運用に精通したフリーランスとして、WebエンジニアやWebクリエイターといった専門職が活動しています。フリーランスにサイトのリニューアルを依頼する主なメリットは、以下の3点です。
- 専門スキルや知識の豊富さ
- 対応の早さとコミュニケーションスキルの高さ
- 高いコストパフォーマンス
それぞれのメリットを見ていきましょう。
専門スキルや知識の豊富さ
ECサイトの制作や運用業務を数多く担当してきたエンジニアやデザイナーの大多数は、担当実績・得意とする業務・有している技能をインターネット上で公開しています。
個々のフリーランスの実績や経歴などを細かく検討した上で、自社のリニューアルの目的や条件に合致したプロに依頼できます。
対応の早さとコミュニケーションスキルの高さ
費用やスケジューリングを全てフリーランス自身が判断し、発注者と相談を経て決定します。担当者が上司や経営者に確認した上で対応するケースの多い制作会社と比べ、初回の問い合わせや見積もり依頼への対応が迅速です。
担当業務ごとに異なったスタッフと協力してプロジェクトを進めるフリーランスには、プロとしての高度なコミュニケーションスキルを持った人が数多くいます。発注者の意向や条件に即した、有益な提案やアドバイスを受けることができます。
高いコストパフォーマンス
業務を直接フリーランスに発注するので、中間に入る制作会社のマージンが料金に含まれることがなく、コスト面でも満足できることが期待できます。
ECサイトの改善につながるリニューアルの重要点を再確認しましょう
本記事では、ECサイトのリニューアルを成功させるための事前準備や手順など重要点を詳しく解説しました。リニューアルは、新規でECサイトを構築するのと同じくらい大変な作業です。
そこで、綿密な事前準備や適切な手順をふむことが重要です。本記事を参考にしていただき、自社の売上アップに貢献する満足度の高いECサイトのリニューアルを実現してください。