ShopifyとFacebookの連携方法がよく分からないとお悩みではないでしょうか。ShopifyとFacebookは手順さえ把握できれば、初心者の方でも簡単に連携ができます。
本記事では、ShopifyとFacebookを連携させるメリットや具体的な連携方法を解説していきます。最後まで読めばFacebookを活用し販路拡大や宣伝ができるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

目次
ShopifyとFacebookを連携する4つのメリット
Facebookは、日本国内の月間アクティブユーザー数が2,600万人(2020年時点)程度のソーシャルネットワークサービスです。実名での登録が特徴的で、他のSNSよりも安全性が高いと言われています。
ShopifyはFacebook連携ができ、Facebookを活用し集客や販路拡大が可能です。まずは、ShopifyとFacebookを連携させるメリットを詳しくご紹介します。Facebookを活用するメリットをぜひチェックしてみてください。
- ウォール投稿で継続的に宣伝できる
- Facebook広告が利用できる
- Facebook経由で商品購入ができる
- 実名を使用するため誹謗中傷のリスクが低い
1. ウォール投稿で継続的に宣伝できる
Facebookのウォール投稿とは、写真や文章を投稿したりWebサイトなどをシェアしたりする機能です。ブログのように書き込むだけで、ECサイトの最新情報や商品の写真を投稿できます。
手軽に使えるため空いた時間を利用し、広告宣伝活動ができるのは大きな魅力だと言えるでしょう。また、ウォール投稿はFacebookの友達がシェアやいいねを押すと拡散されていくため、不特定多数をターゲットにアプローチできるところも特徴です。
例えば、ECサイトで新商品を発表した際に商品写真や商品の詳細ページをウォール投稿すると、いいねやシェアにより多くの人に見てもらえる可能性があります。
このように、Facebookのウォール投稿を活用すれば費用をかけずに継続的な宣伝やECサイトのPRが可能です。
2. Facebook広告が利用できる
ShopifyとFacebookを連携すると、Facebook広告を使いECサイトの認知度向上や商品購入の促進が可能です。Facebook広告はコンバージョン数や表示日数により費用が異なるので、予算を決めて検討するといいでしょう。
Facebook広告には、下記の4種類があります。
Facebook広告の種類 | 広告の概要 |
写真広告 | 商品写真やECサイト写真を掲載し、リンク先のECサイトに誘導する |
動画広告 | 商品の特徴やECサイトの魅力を動画で伝え、リンク先のECサイトに誘導する |
カルーセル広告 | 最大10枚の写真や動画が掲載でき、それぞれに異なるリンクを設定できる |
コレクション広告 | ECサイトで取り扱っている商品のカタログを表示し購入を促す |
例えば、写真広告では新発売の商品写真を掲載し商品詳細ページのリンクを設定することで、商品購入を促すことが可能です。また、コレクション広告は商品数が多いとき便利です。ECサイトで扱っている商品をカタログのように並べることができ、商品の魅力を伝えられるでしょう。
また、Facebook広告はECサイトに興味を持ってくれそうな利用者を選別し自動配信されるところも特徴です。
例えば、年齢や地域、興味などで利用者を選別すると、今まで情報が届いていなかったターゲット層にECサイトがアピールできるかもしれません。
広告を出すために一定の費用はかかりますが、ShopifyとFacebookを連携することで今までとは異なる層に広告が配信できるところはメリットだと言えるでしょう。
3. Facebook経由で商品購入ができる
ShopifyとFacebookを連携すると、Facebook経由で商品購入ができます。下記は、Facebook経由で商品を購入する方法の一例です。
- Facebookショップから商品を購入
- Facebookのウォール投稿を見てリンクをクリックし商品を購入
- 写真広告やカタログ広告などFacebook広告をクリックして商品を広告
Facebookショップからの商品購入はもちろんのこと、広告やウォール投稿などFacebookならではの手法で新たな購入経路が作れます。わざわざShopifyのECサイトを探さなくてもFacebookからスムーズに商品購入ができるため、顧客の購買意欲が低下しないうちに購入まで進めるでしょう。
Facebook経由で購入された商品もShopifyから管理や手続きができるため、販路が増えてもECサイト運営の手間が大幅に増えることはありません。
4. 実名を使用するため誹謗中傷のリスクが低い
Facebookは他のSNSとは異なり、実名で登録することが規定で定められています。実名以外を使うと、なかにはペナルティが課せられることもあるようです。
実名で登録をしてコミュニケーションを取るメリットは、安心感がありトラブルが発生しにくいところでしょう。SNSなどで偽名を使っていると、誹謗中傷・噓・偽りのコメントなどが発生する可能性がありますが、実名では身元が判明するので自らトラブルを起こす人は、匿名のSNSに比べると少ないです。
ECサイトは、口コミや評判が集客につながることがあります。安全性が高いSNSを選ぶことは、ECサイト運営のリスクを減らすことになります。
ShopifyとFacebookを連携する事前準備
ShopifyとFacebookを連携するためには、下記の事前準備が必要です。
- ECサイトのFacebookページを持っている
- Facebookページが公開中となっている
- ECサイトの取り扱い商品がFacebookのコマースポリシーに反していないか確認をする
主な事前準備は、自身のFacebookアカウントを使いFacebookページを作成することです。Facebookページとは、企業やECサイトなど団体を対象とした情報発信をするページを指します。
Facebookページの作成は、下記の手順で行いましょう。
- 個人のFacebookを開き、基本情報のタブから「Facebookページを作成」を選択します。
- Facebookページのカテゴリーが表示されるので、該当するものを選択します。その後、Facebookページ規約を確認し、同意ができたらスタートを押しましょう。この時点で、Facebookページが作成されます。
- チュートリアルに沿って、店舗名やプロフィール写真の設定を行います。(この時点でスキップをしても、後から修正が可能です)
Facebookページの作成が完了したら、次の章で解説するShopifyとFacebookの連携に進みましょう。
ShopifyとFacebookを連携する手順
ShopifyとFacebookの連携は、下記の手順で行います。FacebookとShopifyの両方の管理画面を使うので、あらかじめ開いておきましょう。
- まずはShopifyの管理画面にアクセスをして、Facebookショップと連携します。Facebookショップとは、Facebookが公開しているショップ機能のことです。Shopify管理画面の「販売チャネル」の中にあるFacebookをクリックして、販売チャネルにFacebookを追加します。
- 画面上に販売チャネルのトップページが表示されるので「設定を開始」をクリックしましょう。
- 画面上に「アカウントを連携」というボタンが表示されるため、連携するFacebookページを選択します。
- Shopify管理画面からFacebookが提供しているコマースマネージャ(Facebookで販売管理をするためのプラットフォーム)を使用するために、コマースアカウントを作成します。
- ここまでできたら利用規約を確認し、設定を完了します。Facebookショップの利用開始前にはFacebookの審査があるので、ここから審査に移ります。審査を待っている期間を使い、Facebook側の設定を行います。
- Shopifyと連携をしたFacebookページを開き、メニュー内にある設定をクリックします。設定内にある「テンプレートタブ」をクリックし、ショップに変更すれば完了です。
- Facebookショップの審査に通過したら、Shopify管理画面からFacebookコマースマネージャを開きます。「ショップのカスタマイズ」をクリックすると写真の追加や商品情報が記載でき、ショップに商品が追加できます。
- Facebookショップが公開できる状態になったら「ショップを公開する」をクリックします。Facebookページを確認して、しっかりと表示されていればShopifyとFacebookを連携が完了です
詳しい手順は、Shopify公式ブログをご確認ください。
ShopifyとFacebookの連携を有効活用する3つのポイント
ShopifyとFacebookの連携ができたら、売上アップや販路拡大に結びつくように有効活用することが大切です。
ここでは、ShopifyとFacebookの連携を有効活用するためのポイントをご紹介します。ShopifyとFacebookの連携後に確認したいポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
- Facebookでの露出を意識する
- ShopifyとFacebookが連携できているか定期的にチェックする
- Facebook連携の効果が出ているか分析する
1.Facebookでの露出を意識する
Facebookを始めとするSNSは、情報の更新頻度や広告での露出がとても重要です。情報更新や露出をしないと、Facebookページにたどり着ける人にしか情報提供ができません。
ウォール登録やFacebook広告を使い頻繁に情報発信をすると露出が増えて、認知度向上につながります。新商品が発売されたらウォールに投稿する、Facebookの画像広告を継続して行うなど、Facebookで一定の露出ができるよう工夫をしましょう。
継続した露出ができればShopifyのECサイト経由ではない新規顧客が獲得でき、ShopifyとFacebookを連携する価値を感じられるはずです。
2.ShopifyとFacebookが連携できているか定期的にチェックする
常にShopifyとFacebookが連携できている状態でないと、両者を有効活用することはできません。初期設定で連携ができても、途中で外れてしまうケースがあるため、正しく連携できているか提供的に確認しましょう。
通常通り連携ができていれば、ShopifyのFacebookコマースマネージャからの変更がFacebookページに反映されるはずです。
ShopifyとFacebookの連携が外れる主な理由としては、下記の2つが考えられます。
- らかの理由でFacebookストアの資格条件から外れた
- 連携できるFacebookページとは別のFacebookページで連携しようとしている
上記に当てはまる場合はShopifyとFacebookが連携ができなくなるので、再度連携をしないと有効活用ができません。
3.Facebook連携の効果が出ているか分析する
Facebookを始めとするSNSは、ECサイトによって相性の良し悪しがあります。例えば、20~30代の登録者が多いFacebookでシニア世代をターゲットとした商品をアピールしても、思ったような効果が得られない可能性があるでしょう。
Facebookを有効活用することが得策なのか知るためにも、ShopifyとFacebookの連携の効果を分析することが大切です。
Facebookページには「インサイト」と呼ばれる分析機能が備わっています。インサイトを見ると、アクセス数やFacebookページのフォロワー推移などを簡単に把握できるのです。
インサイトを見てアクセス数やフォロワーが増えないときは、改善や連縁の見直しが必要でしょう。
ShopifyとFacebookを連携させて販路を拡大する
ShopifyとFacebookを連携させるとFacebook経由での商品購入やECサイト訪問ができ、販路拡大や収益アップにつながります。ShopifyのECサイト経由では獲得できなかった新たな客層を取り込めるので、認知度アップにも活用できるでしょう。
ShopifyとFacebookの連携は自分でもできますが、細かな設定や必要なので判断が難しいケースもあるかと思います。ランサーズにはShopifyに特化した知識や技術を持つランサーが多数在籍しているので、ぜひ相談してみてください。
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