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【プロダクトデザインはどこに依頼する?】プロダクトデザインの依頼先の選び方をご紹介

商品を開発する際、自社でプロダクトデザインを制作する以外に、外部のデザイン制作会社に外注するケースもあります。一口にデザイン制作会社といってもその種類がさまざまなので、どの会社に依頼すればいいのか悩むこともあるでしょう。この記事では、外部のデザイン制作会社にプロダクトデザインを依頼する際のポイントや、会社の種類とその選び方についてご紹介します。

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プロダクトデザインをデザイン制作会社へ依頼するメリット

デザイン制作
プロダクトデザインを外部のデザイン制作会社に依頼するメリットには、次のようなものがあります。

幅広い視点から「もの」をデザインしてもらえる

プロダクトデザインを手がけるデザイナーは、平面のデザインに特化したグラフィックデザイナーや、産業および工業製品のデザインに特化した工業デザイナーとは違ったスキルをもっています。

プロダクトデザイナーは、「デザイン」という言葉を広義に捉えるため、単純に製品の色や形を設計するわけではありません。「その製品をどんなシーンでどんな人が使い、どんな価値をもたらすのか」といった幅広い視点で、購買ターゲットの幸福感を満たしたり、課題を解決するような「もの」全体をデザインしてくれるのです。

手間と時間を削減できる

専門的かつ幅広い知識が必要となるプロダクトデザイナーはとても貴重な存在。会社で社員として採用したり、育成したりしようとすると、膨大な手間と時間がかかります。また、制作したデザインに関する特許調査やライセンス登録にも、手間と時間がかかります。

外注で会社に依頼をすると、プロダクトデザインの全般的な制作はもちろんのこと、調査や登録といった業務も引き受けてくれるので、時間や手間を省くことができます。制作に関する手がかからない分、営業やプロモーションといった製品を購買ターゲットに届けるための活動に注力することができるでしょう。

クオリティーの高いプロダクトに仕上がる

専門的なプロダクトデザイナーに依頼をすることで、クオリティーの高いプロダクトに仕上がることが期待できます。プロダクトが未熟だったりクオリティーが低いと、自信を持って販売できません。決められた予算の中で最高のクオリティーを目指すなら、知識や技術に優れた外部の制作会社に依頼することをおすすめします。

関連:プロダクトデザインの重要性

プロダクトデザインの制作会社を選ぶ上で注意すべきポイント

デザイン画

プロダクトデザインを外注に依頼する際、制作会社の選択次第でプロジェクトの命運が分かれるといっても過言ではありません。以下のチェックポイントを押さえたうえで、慎重に制作会社を選びましょう。

プロダクトデザインの実績をチェック

実績のない会社に自分たちのプロダクトデザインを任せることはリスキーです。
まずは、気になる制作会社のホームページでこれまでの実績をチェックしてみましょう。デザインのクオリティや雰囲気を確認し、自分たちのプロジェクトとの親和性を確かめておくことが大切です。

デザイナーとの相性

これまでの実績も重要ですが、デザイナーと二人三脚でプロダクトデザインの制作を進めていくうえで、デザイナーとの相性もチェックすべきポイント。

プロダクトデザインはLPやチラシとは異なり、細かなニュアンスの意思疎通が重要であったり、一瞬の利用ではなくその後のビジネス展開にも大きく関わったりします。
そのため、電話で話したり、打ち合わせで直接会うなどして、コミュニケーション能力や提案力、ディレクターとの相性などをチェックしておきましょう。

安すぎる会社には要注意

見積もりを依頼したとき、中には驚くほどの低価格を提示してくる会社もあるでしょう。限りある予算の中で少しでも出費を抑えようと思うと、そういった会社に依頼したくなりますが、安すぎる場合は要注意。

質の低いデザイナーを安く雇っていたり、スケジュールを守れなかったりと、後々大きなトラブルになる可能性もあります。必ず複数の企業に見積もりを取り、金額と提案内容のバランスが取れた会社に依頼しましょう。

プロダクトデザインの費用相場

プロダクトデザインを依頼できる主な会社

インテリア

プロダクトデザインを依頼できる代表的な会社として、4社を紹介します。会社ごとに特徴があるので、依頼先を考える際に参考にしてみてください。

スペクトデザイン株式会社

大阪のプロダクトデザイン事務所で、主にプロダクトデザイン(工業デザイン)と、UI/UXデザインの分野で実績があります。これまでに「ティッシュの使いにくさ」を解消した携帯型ティッシュケースや、収納されているパスタを美しく魅せるキャニスターなど、生活に密着した画期的なデザインを多く生み出してきました。

SHIMIZ DESIGN STUDIO

課題を探り、解決方法を考えた、必然性をもった適切なデザインをうみだすというのがSHIMIZ DESIGN STUDIOの基本的な考え方。常に驚きや共感を覚える新たな価値を探求しています。これまでに手がけたプロダクトは、会議室などへの備え付けを想定した充電式のレーザーポインターや、自宅のキッチンで手軽に野菜を栽培できる「キッチンファーム」など。

株式会社ハニカムエンジニアリング

株式会社ハニカムエンジニアリングは、意匠デザインや筐体設計、機械設計、試作モデル、製造などの商品開発などを行う企業です。ゼロから生み出す「商品開発専門集団」として、コンセプト立案から意匠デザイン、設計、製造、ドキュメント制作に至るまでワンストップでサービスを展開しています。これまでに手がけたプロダクトは、おむつ交換台やアロマ制御装置の意匠デザイン、独立型セキュリティーロボットなど。

株式会社ディ・フラット

プロダクトデザインやUIデザインの商品開発をサポートする大阪のデザイン会社。日用雑貨から産業機械、スマートフォンアプリから業務用ソフトウェア、車載ディスプレイまで幅広い経験をもっています。これまでに手がけたプロダクトデザインの具体例としては、空気清浄機やシュレッダー、モバイルデバイスやエアコンなど。

プロダクトデザインの依頼から納品までの流れ

インテリア
プロダクトデザインを依頼した場合、依頼から納品までには次のような工程があります。依頼の前には、流れについても把握しておきましょう。

はじめはヒアリング

最初はヒアリングからスタートします。デザイナーはデザインの制作に入る前準備として、ディレクターなどの関係者から大まかなイメージのヒアリングをします。

市場調査と提案

旧製品や競合製品の市場調査を行い、そこで明らかになった課題の声などから、購買ターゲットが求めるものの形や課題解決の方法を明らかにしていきます。そのうえで製品のコンセプトを考え、提案します。

デザイン展開や試作品の制作

アイデアスケッチやラフモデルの制作、図面作成といった工程を経て、いよいよプロダクトのデザインが形になっていきます。

最終設計を経て納品

カラーバリエーションや表面の仕上げ、機構などの最終的な確認をして納品となります。

まとめ

デザイン会議
プロダクトデザインは制作会社だけでなく、フリーランスのプロダクトデザイナーに依頼することもできます。その際の選択肢のひとつが、クラウドソーシングです。

ランサーズは日本最大級のクラウドソーシングサービスなので、求める条件に合ったデザイナーを探しやすいといえます。
ランサーズでは、募集ページでプロダクトの概要やデザイナーに求める条件、予算感やスケジュール感を掲載できるため、それに該当するデザイナーが能動的に応募をしてくれます。

また、ランサーズに登録しているユーザーの実績などをチェックして、こちらから依頼をすることも可能です。
相性の良いデザイナーが見つかれば、今後長い付き合いで依頼できる、企業にとって大切なパートナーとなることでしょう。

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