看板のデザインは、集客のためのツールとしてとてもよく機能します。強く印象に残すことができるように考えられたデザインは、そのお店や会社のイメージを向上させるのに大変役立ちます。たくさんの種類の看板がありますから、どのような看板をつくったらよいのか迷ってしまいます。看板デザインのプロフェッショナルに見積もりを依頼するなら、効果抜群の看板を作成するためのさまざなな提案をもらえることでしょう。この記事では、看板デザインの見積もりの際に知っておくべきポイントについて解説します。

看板デザインの見積もりの際の基礎知識
看板デザインを看板製作業者に見積もりを依頼する際の基礎知識には、どんな看板の種類があるのか、看板の素材としてどのようなものが使われるのか、などの情報があります。
看板の形状と種類
お店や事務所の前に設置するタイプの看板には、「A型看板」、「スタンド看板」など様々な種類があります。
A型看板は、設置した形状がAの字の形に見えるため、そのように呼ばれるようになりました。店舗の前に設置しておくと、道を通る人々の目に入るので、目の前にいる見込み客に見てもらうことができるのが特徴です。看板用の特殊なシートに印刷することができ、反応によって内容を調整して貼りかえることも可能です。また、黒板タイプにして、毎日のおすすめメニューなどを手書き記載するなら、日替わりの情報として注目してもらえることでしょう。
夜間や暗くなってからの集客なら、「スタンド看板」をお店の前に設置することができるでしょう。看板の内部に蛍光管やLEDライトを入れることができるようになっているので、暗くてもデザインした看板に注目してもらうことができるようになっています。電飾を点滅させてさらに目立たせることができるようになっているタイプもあります。
「シャッター看板」は、お店が閉店しているときにもお店の存在を知らせることができるように、ペンキやカッティングシートなどでシャッター面にデザインを施すものです。大きなスペースを使って、センスよく営業している時間を知らせることができます。
「テント看板」は、日よけや雨よけのためにお店の前に屋根を取り付けるもので、取り付けたテント屋根のよく目につく面を看板として利用します。テントのカラーや形状などによって、店舗の雰囲気を伝えることができます。お店の建物より出っ張ったところの看板ですから、多くの人々の目につきます。自動や手動で開閉できるようになっているテント看板のタイプもあります。
「ファサード看板」は、店舗の出入り口の上部に設置される看板です。お店の屋号やロゴマークなどが記載されます。ライトが中に入っているので、夜間でも遠くからでも目を引くことができるようになっています。
看板の素材の種類
看板の素材にもいろいろなものが使用されます。電飾の看板にはアクリル板という衝撃に強く透明性がある素材が使われます。屋外での使用が想定される看板で、内部に照明を入れている場合などに使います。また、FFシートという強化されたビニールのような素材のものを使用する方法もあります。
看板の筐体の部分には、スチールやステンレスなどの金属素材が使われます。屋外での使用に耐えることができるように、錆を防止する加工が施されています。アルミ製のものは、強度は他の素材と比べて落ちますが、軽くて設置のために運ぶのが楽です。木製の看板は、雰囲気がよく醸し出されますが、湿気や長期の使用に弱いので、使いどころが限られてしまいます。
看板デザインを頼むとどれくらいかかる?
では、看板デザインを頼むとどれくらいの見積もり額になるのでしょうか。
看板デザインの見積もり
看板にはさまざまな種類がありますし、いろんな素材を使用して用途に合った看板を作成しますから、看板の相場もそれぞれ異なります。
たとえば、A型看板は、3万円から5万円程度で作成してもらえます。スタンド看板は、両面の看板のプリントとキャスター付きの金属の筐体で、5万円から数十万円ぐらいかかります。
ファサード看板などは、サイズによって相場が異なります。60センチから180センチのもので、10万円程度の費用がかかるでしょう。
テント看板は、軒先テントのタイプで、出入り口の上付近に小さく設置するサイズのもので、20万円以上の見積もりになります。
看板は大きくなるにつれて設置の難易度が上がります。落下防止や強風対策などのポイントも大きさによって異なります。なので、看板面が2倍ほどになったら、費用も2倍程度で収まるというわけではなく、実際にはさらに多くの費用がかかることが見込まれます。
看板デザインの見積もりの内訳
看板デザインの見積もりの内訳には、大きく分けて3つの要素があります。まず、看板面のデザインの作成費です。どのような立地で依頼者がどんな要望を持っているかをすり合わせて、最大限の効果を得ることができるような看板のデザイン案を確定させるための費用です。文字だけであったり、テンプレートからデザインを選択するだけなら、デザインコストを節約することもできますが、オリジナルでインパクトのあるデザインを依頼したいという場合には、看板デザインの専門知識と経験を持つデザイナーに依頼することになり、費用もかかってしまいます。
続いて、実際に看板を作成するための費用が必要です。看板をつくるために必要な素材の購入や、デザイン面を印刷したり、描いたりするための費用です。素材は、看板の設置場所などによって最適のものを選択してくれますが、費用の異なるその他の素材を使用することもできますから、見積もりの際に尋ねるとよいでしょう。
最後に、制作した看板を実際の現場に取り付けるための設置費用が必要です。高所にあるなら、クレーンで釣り上げたりしますし、穴を掘ってポールを立てたりする必要のある看板もあります。
これらの3つの要素が、看板の目的や設置場所によって変動して、見積もり金額となります。
看板デザインの見積もりの注意点
では、看板デザインの見積もりを依頼する際に注意しておくべき点を紹介します。
看板サイズ
看板のサイズは設置位置に合わせてデザインするため、大きさはさまざまなのですが、制作側の事情からいうと基本となる規格サイズというものが存在します。看板のサイズを検討する際に、看板の規格サイズについて意識してサイズを決めることができるなら、材料を効率的に用いることができるので、見積もり額もより安くすることができるかもしれません。
例えば、よく看板に用いられる素材のアルミ複合板の規格サイズにひとつに900ミリメートル×1,800ミリメートルの寸法の板があります。枠となる部分の寸法を引いたサイズに収まる大きさの看板をつくるようにするなら、看板デザイン業者側としては使用する素材の数を抑えることができるというわけです。
規格サイズの板を組み合わせた寸法に収まるように看板のサイズを決めることができます。
デザインのすり合わせをする
看板デザインの見積もりの際に、デザインをより入念に打ち合わせを行う必要があるので業者とのコミュニケーションは欠かせません。サイズや素材や設置位置などのたくさんの看板ならではの工夫のポイントがあるので、デザイン業者にアドバイスを求めるということも多くあるでしょう。いろんなタイミングで依頼者としての希望を考慮してもらえるように、よいコミュニケーションによって意見のすり合わせをするようにしましょう。
看板デザインの見積もりを依頼しよう
お客さんに届く看板デザインをしてもらうために、見積もりの段階でよくコミュニケーションをとる大切さについて、よくわかったのではないでしょうか。看板デザインを依頼する際には、コミュニケーションを上手にとってくれる業者を選ぶことが大切です。見積もりの段階で、業者のコミュニケーション力を見極めるようにしましょう。
クラウドソーシングサイトのランサーズを使って見積もり依頼をすると、たくさんのランサーズに登録されているプロの看板デザインのフリーランサーたちからの提案を得ることができます。提案には、そのかたの実績や、だいたいの見積もり額も記載されているだけでなく、メッセージ機能を通してその業者とのコミュニケーションをとることができるので、どのかたに依頼したらよいのかのイメージがだいたいわかるようになります。
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