「GDNとYDAはどう違うんだろう?」「GDNについて効果的な活用法が知りたい」こう考えている方は多いはずです。GDNとは「Googleディスプレイネットワーク」の略です。対してYDAは「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」のことです。(YDAは以前「Yahoo!広告ディスプレイ広告」でありYDNと呼ばれていました。)この記事では、GDNとYDAの違いや効果的な活用法について解説していきます。

GDNとは?
GDNとは?
GDNとは「Googleディスプレイネットワーク」の略です。Googleと連携する200万以上のウェブサイトに広告配信が可能になります。
配信先はGoogleアドセンスで発行された広告枠にも掲載されるほか、ライブドアや食べログなどのパートナーサイト、GmailやYouTubeなどGoogleが提供しているサービスにも広告が掲載されるのが特徴です。ターゲットを細かく設定できるので、ターゲットにピンポイントで広告配信できるのも大きなメリット。広告のフォーマットは「テキスト」「画像」「動画」から利用できます。
YDAとは?
YDNは「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」の略であり、現在は「Yahoo!広告ディスプレイ広告」へ変更され「YDA」となっています。
Yahoo!ニュースや、Yahoo!オークションなど、Yahoo!が提供するコンテンツに広告が配信されます。また、クックパッドなどYahoo!のパートナーサイトにも広告が掲載されます。広告のフォーマットはGDNと同じ「テキスト」「画像」「動画」ですが、文字数や大きさなどは異なっているので注意しましょう。YDAで利用したクリエイティブをGDNでも利用しようとするなら、調整が必要かどうか確認することをお忘れなく。
GDNとYDAはどう違う?4つのポイントを解説
出稿前の準備が違う
GDNとYDAは、それぞれGoogleとYahoo!が提供しているサービスですから、もちろんアカウントが違います。GDNならGoogleのアカウントが必要です。YDAは通常のYahoo!メールなどで利用するYahoo!アカウントでなはなく「Yahoo!ビジネスID」が必要なので注意しましょう。また、GDNとYDAでは掲載できる画像のサイズが異なります。GDNは20種類、YDAは6種類の画像サイズ展開になっているので、GDNとYDA両方利用する場合は、併用が可能なサイズのクリエイティブを用意することを覚えておいてください。
掲載場所が違う
GDNの場合、GoogleやYahoo!と違って自社サービスがありません。そのため、YouTubeやBIGLOBEなどGoogleが提供しているサイトが主な掲載先です。またGoogleアドセンスを取得しているサイトにも幅広く掲載されるのがGDNの特徴です。一方、YDAはニコニコ動画やアメブロなど、Yahoo!関連サービスに掲載されます。特にYahoo!ニュースなどで記事と記事の間に広告を溶け込ませるインフィード枠は効果的です。
ターゲティングが違う
GDNは「コンテンツターゲット」に特化しています。コンテンツターゲットは、キーワードを指定することで、そのキーワードに関連性の高いサイトに広告が表示される手法です。自社製品を知らないユーザーの中でもニーズのある客層へアプローチが可能になります。
YDAのターゲティングの特徴は「サーチターゲティング」です。
「サーチターゲティング」とは、指定したキーワードで検索したユーザーへ広告を配信できるメニューです。検索のボリュームが大きなキーワードを指定することで、そのキーワードに関心を持っている幅広いユーザーに広告を表示させられます。
また、キーワードだけでなく、固有名詞でも指定できるので、競合商品を検索したユーザーにもアプローチが可能になります。
運用面が違う
GDNの場合、リスティング広告と同じ予算枠での管理が可能です。予算の全体を入金して、GDNとリスティング広告とで配分できるのが特徴。ただし手動での調整は柔軟性があるかわり、運用にある程度慣れている方でないと難しいかもしれません。一方、YDAは、リスティング広告と別の予算枠で管理されます。YDAの予算、リスティング広告の予算と別に入金する必要があるので覚えておきましょう。予算調整という観点から見ると、YDAの方が広告運用初心者にもおすすめです。
GDNとYDAはどちらを選択するべき?
予算が許すなら両方利用すべき
「GDNとYDAはどっちを利用するべき?」広告の運用を検討している方なら、必ずあたる問題です。答えとしては「予算が許すなら両方利用する」ことをおすすめします。媒体によって掲載されるサイトが異なるため、多くのユーザーに商品やサービスを知ってもらうためには両方利用したいところです。ターゲットとなるユーザーが普段どんなサイトを利用しているのかを考えてから、媒体を絞ってもいいですし、媒体が絞れない場合、GDNは多機能で細かい調整が可能なのでGDNを利用すると良いでしょう。
GDNとYDAの違いや特徴などをまとめました。GoogleもYahoo!も利用者数が多いので、どちらに出稿しても間違いはありません。ただし、両者では広告の掲載先や予算配分、使用できるクリエイティブが異なっているので気を付けましょう。特に、一方で利用したクリエイティブをもう一方でも利用しようとしたら、サイズが異なっていて調整が必要になった…という失敗談は多く聞かれます。必ず確認してから利用しましょう。媒体ごとの特色を理解して、広告を活用し最大限の成果につなげましょう。
