ヒエロファニー
提案文 :
etsuken さま
はじめまして、このたびはお世話になります。waraku と申します。
下記のとおり、会社名をご提案させていただきます。
「ヒエロファニー」
ヒエロファニー=Hiérophanie とは、ミルチア・エリアーデという宗教学者
の提唱した概念で、ギリシア語のヒエロス(=聖なるもの)とファイノマイ
(=自らを現す)を組み合わせたコトバです。
「聖体示現」と翻訳されたりしますが、「聖なるものが自ら世俗のものを通
して顕れること」です。
もうちょっと簡単にいうと「普遍的なものが具体的なものとして顕れる」と
いうことですね。
宗教教団とか宗教の教えとかそういうものとは関係なく、宗教的な感覚と
いうか聖なるもの、崇高なもの、普遍的で本質的なもの、への関心や志は
あってしかるべきものだと考えます。
いえむしろ、簡単にセクト性や既存の言説に回収させない、ということにこ
そ価値があるとさえいえます。
具体的な仕事をとおして、普遍的な価値を提供する。
その仲立ちとして自らが存在する。
そのようなイメージです。
「ヒエロファニー」という響きは、日本人にはちょっとユーモラスに聞こえるや
わらかさがあり、かな表記もコンパクトです。
英字表記では、少しつづりが長い気もします。
その点が気になるようでしたら、思い切って「ヒエロ」(hiero=聖なる)でもいい
かな、と思います。
ご検討よろしくお願いいたします。
2009-04-09 13:01:02