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就労継続支援B型事業所で障害福祉事業の経営
■ プロジェクトの目的
就労継続支援B型事業所において、
利用者の工賃向上・加算取得・業務効率化・支援の質向上・行政対応の正確化 を同時に実現するための
事業運営体制の構築と改善。
事業所の安定化と発展を最速で進め、
利用者・職員・事業としての持続性を最大化することを目的とした。
■ 自分のポジション・役割
事業所代表として、以下を全て主導:
◯事業全体の意思決定と推進
◯行政書類の作成(実地指導対策・加算取得・運営規程整備ほか)
◯業務フロー改善、オペレーション整備
◯職員の育成・役割明確化・問題解決
◯外部連携(企業、相談支援、行政)
◯リスク管理と即応(トラブル・クレーム・緊急対応)
◯事業所運営の全てに関わり、「最速・確実・改善」を軸に運営を回す役割 を担った。
■ 目的を達成する上での課題
◯加算取得と運営基準の遵守に関する専門性不足の職員が多く、行政書類に弱かった
◯業務フローが属人化し、現場がバタつくことが多い
◯利用者の作業生産性が安定せず、工賃向上が難しい時期があった
◯情報共有や意思決定が遅く、改善が後手になりやすかった
◯職員間で支援の方向性がずれ、統一感が出ないことがあった
◯福祉事業特有の “曖昧さ・やさしさ優先文化” が改善スピードの邪魔をしていた
■ 課題に対して取り組んだこと
① 行政文書・加算領域の専門性を徹底強化を行なった
基本報酬・加算の要件を徹底分析
各種記録・運営規程・個別支援計画を整備
実地指導を見据えた書類作成
② 業務フローの改善
1日の流れ・職員の役割・作業工程を見直し
属人化していた部分を分解、誰でも回せる仕組みに改善
③ 利用者支援・工賃の安定化
作業の種類を選定し、生産性と適性を考慮し
利用者の状態に合わせた“無理ない生産性UP”を実施
工賃体系を見直し、全体底上げ
④ 職員育成・コミュニケーション改善
毎日の支援方向性を統一し、支援の質を安定化
曖昧な仕事を言語化し、誰が何をするか明確化
問題発生時はその日のうちに改善策を決定し、翌日から反映
■ ビジネス上の成果
◯加算取得に成功し、事業所の収益性を安定化
◯書類整備が整い、行政対応が早くなった
◯業務フロー改善により、職員の負担軽減を達成
◯利用者の工賃水準が向上
◯作業生産性が安定し、現場の混乱が大幅減
◯課題発生時に即改善できる“スピード運営の文化”が定着