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三陸に仕事をプロジェクト!でテレビ CMを演出・編集
■ プロジェクトの目的
2011年3月の大震災によって、漁業関係者の生活基盤は壊滅しました。
男たちは浜や港の復興のために、毎日働いてはいたものの、浜の女性たちは為す術もない状況にいました。そんな浜の女性たちに対して仕事を創出し、自立支援を手助けすることが目的です。
■ 体制・人数
約15名のスタッフと150〜200名ほどの浜のおばちゃん
■ 自分のポジション・役割
浜のおばちゃんたちが手づくりする浜のミサンガ「環」の商品販促CMのディレクター
■ 目的を達成する上での課題
震災においては様々な支援が提供されました。私たちが掲げたテーマは、あくまで自立支援です。それは、持続的な生活支援となるからです。
浜のおばちゃんたちが漁業ではなく、今なぜミサンガを作って売っているのか・・・
そして、その売上がどのような効果をもたらすのかを世界中の人々に知ってもらうことが課題でした。
■ 課題に対して取り組んだこと
震災直後の人々にカメラを向けることはとても難しい状況でした。それでも震災の現実の中で、毎日を力強く生きている姿、気丈に笑顔でミサンガを手作りしている姿をありのままにドキュメントタッチで撮影することが嘘のない現実を映し出すことと思い取り組みました。
■ 成果
CMの効果だけではなく、プロジェクトそのものへの共感もあり、浜のミサンガ「環」は世界中の人に売れに売れました。月の売上が20万円を超えるおばちゃんも現れる状況です。累積総売上は1億を達成したと記憶しています。
浜のおばちゃんたちからは、このプロジェクトの継続を懇願されましたが、あくまで期間限定の自立支援であることを理解しもらい、泣く泣くプロジェクトを終了しました。