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『Félix Thiollier』写真展
■ プロジェクトの目的
Félix Thiollie 氏の写真を日本で初めて紹介する展示会のためのカタログであると同時にその後のFélix Thiollie 氏をプロモーションしていくツールともなって行った。
■ 体制・人数
1人
■ 自分のポジション・役割
レイアウトデザイン、装丁デザイン、画像データのダブルトーン印刷への最適化、面付けデータの作成。
■ 目的を達成する上での課題
写真草創期の白黒写真を紙面上で再現するための工夫。
原板はガラスに乳剤を塗って撮影したもので、反面も乳剤を塗った範囲のラフなものであり、汚れや傷などもある。
■ 課題に対して取り組んだこと
ラフな反面の輪郭や傷はオリジナルのまま残し、一方で原板の諧調の深みをできるだけ再現することにした。
諧調の深みを表現するために墨版とグレー版に2色擦りにし、ガラス乾板の雰囲気を出すために、ランダムな形の反面に沿って透明のツヤ出しニスを印刷した。
表紙は焦げ茶色のラフな質感の紙にシルバーで薄っすらと林に木漏れ日が差し込む写真を印刷。角度によってシルバーが輝いて写真が浮き上がるようなデザインにした。
■ 成果
Félix Thiollie 氏の作品の版権者であるFélix Thiollie 氏の子孫の方にこのカタログを気に入っていただいて、後のプロモーション活動に使っていただいた。そして、オルセー美術館、さらに世田谷美術館での展示につながったと、言っていただいた。
https://www.musee-orsay.fr/fr/evenements/expositions/aux-musees/presentation-generale/article/felix-thiollier-33534.html?cHash=8687af07cd