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東証プライム上場大手メーカーで開発・品質管理の指標分析と意思決定支援レポート作成
■ プロジェクトの目的
新製品開発および定期バージョンアップにおいて、品質保証の判断を支えるデータ分析とレポートを実施し、開発・評価部門の意思決定を支援すること。
不具合傾向の早期把握や評価戦略の改善提案を通じて、製品の品質向上とリリースリスクの低減を図る。
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■ 体制・人数
• 開発側: 約5名(主任クラス以上)
• 評価側(品評): 約5名(主任クラス以上)
• ※実作業は限られたメンバーで対応するため、効率的なデータ統合・分析が重要な体制。
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■ 自分のポジション・役割
• 開発成果物・評価成果物・バグトラッキングシステムの情報を集約し、開発状況・評価状況・製品習熟度・弱点を可視化・分析。
• 分析結果をもとに、開発内評価の品質が低い場合は追加確認を依頼、バグ傾向から品評部門へのテスト戦略改善を提案。
• 経営層・上長が参加する審議会で、製品習熟度やリスクを報告し意思決定を支援。
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■ 目的を達成する上での課題
• 各部門から収集するデータが不足・不正確な場合があり、判断にバイアスがかかるリスクがあった。
• 担当者ごとに管理方法や報告形式が異なり、データ集約の負荷が高く精度も不安定だった。
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■ 課題に対して取り組んだこと
• 開発・評価部門からのデータ収集プロセスを標準化。フォーマットを定義し、自動成形ツールを構築。
• データの粒度・入力項目を明確化することで精度を向上。
• これにより、集計・分析の作業工数を削減し、より迅速かつ正確なレポートを提供可能にした。
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■ ビジネス上の成果
• 年間20製品以上の新製品・バージョンアップ案件をカバー。
• 週次レポートの自動生成を実現し、年間で100件以上の分析レポートを発行可能に。
• レポートの精度向上と即時性により、上層部の意思決定を支援し、開発・評価プロセスの効率化と製品品質の安定化に貢献。データ分析(Excel、Python、R、SQL、tableau、metabase)