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媒体の広告枠販売や広告収益最大化を支援するサプライサイドプラットフォーム
■ プロジェクトの目的
モバイルアプリおよびWebメディア向けの広告収益最大化を目的としたSSP(Supply Side Platform)の開発・改善。
RTB/OpenRTBに対応し、複数DSPとの接続、自動入札最適化、収益レポーティング機能を提供することで、媒体社の広告収益向上を実現する。
■ 体制・人数
日本側:PM/Biz担当 5名、広告オペレーション 25名
ベトナム側:エンジニア 10〜15名(バックエンド、フロントエンド、QA)
合計:約35〜40名体制(クロスボーダー協業)
■ 自分のポジション・役割
Tech Manager / プロジェクトリーダーとして以下を担当:
プロダクトロードマップの策定支援
開発計画、優先度設定、スプリント管理
アーキテクチャ設計・技術判断
タスク管理および進捗管理
品質管理、コードレビュー、リリース管理
日越チーム間のコミュニケーション、調整、育成
媒体社・社内オペレーションチームとの要件調整・改善提案
■ 目的を達成する上での課題
大規模トラフィックに対応する高スケーラビリティが必要
日越間での開発コミュニケーション/仕様の粒度差
多数のDSP連携に伴う技術仕様の複雑化
リアルタイム処理と高いレイテンシ要求(数十msレベル)
バージョンの古いSDKやLegacyコードの保守負荷
■ 課題に対して取り組んだこと
OpenRTB 2.6に準拠したリクエスト最適化とマルチサイズ対応を推進
SDK刷新(Objective-C → Swift)による保守性向上
ログ分析基盤を活用し、入札成功率・広告表示率の改善施策を実施
スプリント開発体制を導入し、タスク透明性と速度向上
日越エンジニア間の技術ドキュメント整備とレビュー文化醸成
媒体社課題を収集し、プロダクト反映する仕組みを構築
■ ビジネス上の成果
媒体社の広告収益向上(eCPM改善/フィルレート改善)
アジア市場向けSSP機能強化により導入社数増加
SDK更新によりクラッシュ率低減と導入工数削減
バグ対応スピード改善とリリース安定性向上
コミュニケーション効率化により開発スピード15〜20%改善(内部評価)Tech Managerとしてプロジェクトをリード
開発スケジュール・タスクの計画・管理
技術選定・アーキテクチャ設計
チームメンバーのマネジメント・レビュー
品質管理およびリリース管理
関係者との調整・コミュニケーション