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半導体メーカー直販担当として既存大手顧客との単価交渉&関係深化(粗利改善:年+20%)
■ プロジェクトの目的
主要顧客との長期取引製品における粗利改善と契約継続の確保。
原価上昇に伴う採算悪化に対応し、単価見直しを通じて利益率を回復させることが目的であった。
■ 体制・人数
・営業部門 5名(私含む)(役員2名含む)
・先方調達/経営層 含めた商談体制
■ 自分のポジション・役割
顧客の担当営業として、単価見直し交渉とその材料づくりを主導。
社内外の調整を担いながら、コスト構造の説明/仕様再検討/提案資料作成/交渉戦略立案まで一貫して対応した。
■ 目的を達成する上での課題
・原価上昇(材料・物流等)を顧客側が理解しにくい構造だった。
・10年以上の継続取引がある中で、「価格改定」は慎重な判断が求められた。
■ 課題に対して取り組んだこと
・顧客仕様/実装条件を見直し、設計変更不要のままコスト改善できる代替案を開発部と連携して提案
・価格改定の妥当性を可視化した資料を作成(過去価格推移/原価影響/他社対比など)
・調達部門だけでなく、先方の技術・経営層にも説明機会を設け、理解促進に努めた
■ ビジネス上の成果
・製品単価を年間平均5〜8%上方改定(一部20%以上の改善を実現)
・粗利ベースで年間20%以上の改善効果
・信頼関係を維持しながら契約継続にも成功し、翌年度の新製品採用案件にもつながった