-
世界最大の空調メーカーで AWS を用いた IoT システムのプロトタイプ開発に名指しで参画
■ プロジェクトの目的
世界中の空調機器の AWS を用いた大規模 IoT 化。
常に流入し続ける大規模なデータストリーミングを遅延なく漏らさずに一時受けし、さらにデータごとに異なる処理を柔軟に行えるようにすることをコンセプトとするシステムのプロトタイプを開発する。
さまざまな可能性を考慮してアイディアをだしつつ、プロトタイプを素早くかつ高いレベルで実装しコンセプトの実現可能性を探る(PoC)。
■ 体制・人数
3人
■ 自分のポジション・役割
主担当。
全体のシステム構成、データストリーミングの受付システム、処理システムなど。
幅広くサービスやプロダクトの選定、応用方法の考案、およびこれらの実装、検証をおこない、さらにこれらを繰り返す。
要件を整理しつつ、出来上がったプロトタイプの機能面、性能面とを照らし合わせて、運用コストを考慮しつつ評価を下す。
プロトタイプのコンセプトや概要、およびその評価結果をスライドにまとめ、お客様に報告する。
■ 目的を達成する上での課題
世界中の AWS リージョンごとにローンチされているサービスやサービスレベルが異なるため、これが大きな制限となり、リージョンごとに役割や工夫が要求された。
試作中も日々 AWS の新サービス、新機能がリリースがされるため、キャッチアップしつつ構成を考え直す必要があった。
■ 課題に対して取り組んだこと
さまざま AWS サービスやリソース(Amazon Kinesis, Amazon ECS, Amazon SQS, AWS Lambda, APi Gateway, etc...)、その他のプロダクトなど(Docker, Apache Kafka, Apache Spark, etc..)の短期間での習熟に重点的に力を入れた。
考慮すべきことや可能性が非常に多岐にわたり、目的を見失わないようにするだけでも大変な課題だった。ソフトウェアの品質特性(ISO/IEC 9126)をフレームワークとして様々な角度から整理した。
■ ビジネス上の成果
AWS を使用してできることが、要件と照らしつつ、非常に高いレベルで整理できた。
ECS, SQS, Lambda を軸に 自己増殖や消滅を繰り返してリソースを無駄なく柔軟に確保するシステムをさまざまな粒度で考案した。
作成されたいくつかのプロトタイプをもとに本開発が行われた。AWS、IoT、Web、DB、幅広い開発スキル