-
大手携帯電話会社向けのサーバシステム設計から試験、リリースまでをサブリーダーとして担当
■ プロジェクトの目的
通信キャリア向けのメールサービスにおいて、高可用性・高負荷対応のバックエンドサーバを設計・構築・リリースすること。エンドユーザ数は約5000万人、24時間365日ノンストップ運転、SLA30秒以下の厳格な要件を満たすためのシステム開発。
■ 体制・人数
チーム規模:30〜50名、プロジェクト全体:700〜800名。複数チームで分業体制を組み、要件定義から運用・保守までを一貫して対応。
■ 自分のポジション・役割
チームリーダーとして、以下を主に担当:
• メールサービスの設計(シーケンス、ジョブ、状態遷移、Config設計)
• コンポーネント間のインターフェース設計
• フェールオーバ自動化の要件定義〜実装・試験
• 顧客環境でのトラフィック調査・性能分析
• WBSによる進捗管理、後輩エンジニアの育成・勉強会の開催
■ 目的を達成する上での課題
• ダウンタイムを許容しないシステムに対して、短納期で高品質な成果物を納品する必要があった
• 他ベンダーや関連部署との連携による複雑な仕様調整
• フェールオーバ時の手動作業に多くの工数がかかっていた
• チームメンバーのスキル差による進捗リスク
■ 課題に対して取り組んだこと
• フェールオーバ作業の自動化を提案し、設計〜リリースまで主導
• 定期的な進捗管理とWBSの作成、PDCAサイクルの徹底
• スキルに応じたタスク割り当てを行うため、勉強会でスキルレベルを見極めてWBSに反映
• 他部署と早期に仕様を調整し、トラブルの未然防止を図る
■ ビジネス上の成果
• サービスイン後の不具合ゼロを実現
• フェールオーバ作業の自動化により、対応工数を1/10に削減
• リーダーとしての進捗管理能力と課題解決力が評価され、継続的にチームを任された
• 顧客からの信頼を獲得し、長期的なプロジェクト参画が実現