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大手医薬品メーカーで製品の苦情低減に向けた動画製作(社内表彰)
■ プロジェクトの目的
当社製造の点鼻薬(鼻からチューブを使用して投薬する)において、
使用方法に由来するクレームが多く発生していた。
お子様が多く使用する製品である事から
文書での説明だけでは十分な使用方法の周知ができていないと判断し、
動画での説明をお客様向けに作成する事となった。
■ 体制・人数
課長1人、係長1人、実務担当1人
■ 自分のポジション・役割
実務担当
・実際に製品を使用し、その様子を撮影
・撮影した動画に合わせてナレーションの文章を考え、録音
・Windows ムービーメーカーで編集
・編集した動画をDVDにする為、外部の動画製作業者へ発注
■ 目的を達成する上での課題
・小さなお子様向けの薬である事から出来るだけ分かりやすい構成にする必要があった
・動画製作は未経験であり職場に専門家などもいなかった為、手探りでの作業であった
・突発的なプロジェクトの為、専用の設備を用意する金銭的余裕がなく、
既存のアプリケーションや安価な家庭用機材を用いて動画作成にあたった
撮影:家庭用ハンディビデオカメラ
音声の録音:オンライン会議用のマイク(2000円程度)
動画の編集:Windows ムービーメーカー
静止画の編集:PowerPoint、ペイント
・ナレーションは自身で読み上げ録音したが、ナレーションも未経験であった為、
当初「声が暗い」と指摘を受けた
■ 課題に対して取り組んだこと
・撮影時に見やすいアングルや動きを試行錯誤した
・録音時の雑音を防ぐ為、段ボール箱で録音ブースを自作した
・ナレーションの品質向上の為、当時テレオペの仕事をしていた家族からアドバイスを貰い、
発声練習をしてから録音に臨んだ
・ムービーメーカーでテロップを入れる事が出来なかった為、
PowerPointで動画の一部を背景にした静止画を作成して動画の継ぎ目に挿入した
■ ビジネス上の成果
・動画での説明になった事で、医師や薬剤師などの説明の負担が軽減された為、
病院や薬局から好印象を頂けた
・お子様や保護者の方をはじめとしたお客様への正しい使用方法が周知された為、
当製品の使用方法由来のクレームが減少した