- お客様への提供内容を変えることなく、現場の負担を減らしたトレーニングジムのAI活用の最新事例
- 成果に繋がるAIによる業務効率化の進め方
- 事務作業96%削減/担当人数10→15人/売上約25%アップにつながったポイント
- トレーナーやスタッフが忙しく、新規受付や担当数に限界を感じているジム運営者・マネージャーの方
- LINE対応や記録・返信などの事務作業が増え、トレーニング指導に集中しづらい状況を改善したい方
- AI導入に興味はあるが、まず何から手を付けるべきか分からず、確実に成果が出る進め方を知りたい方
「探すのが面倒…」「はじめての外注が不安」「こんな人いる?」という方は
ランサーズ発注専門チームにぜひご相談ください
目次
- サポートの手厚さが売上のボトルネックになっていた
- 食事指導の影響でトレーナーの稼働が限界に
- 高山さん自身が業務を体験し、食事指導をAIで仕組み化
- 事務にAIを導入した結果、売上とモチベーションにも貢献
- 業務改善・AI活用をプロに相談してみませんか?
サポートの手厚さが売上のボトルネックになっていた
トレーニング指導の成果を出すうえで欠かせないのが食事指導です。
一方でひとりのトレーナーが複数人の食事内容を管理し、それぞれに合わせたアドバイスを送るのは時間がかかります。
依頼主のジムでもこの食事指導が、トレーナーの稼働時間を大きく占めていました。
1人のトレーナーの担当人数には限界があるため、食事管理まで含めた運用だと「新規の申し込みがあるけど受けられない」といった状態になっていました。
そこで依頼主は、トレーナーが得意ではない事務作業を効率化し、指導に集中できる環境をつくるために、高山さんへ相談することにしました。
本記事では、高山さんが業務を自ら体験することで課題を特定し、食事指導をAIで仕組み化した結果、事務作業96%削減と担当可能人数の増加(10→15人)、そして売上約25%アップにつながった取り組みをご紹介します。
食事指導の影響でトレーナーの稼働が限界に
高山さんに相談する前の依頼主は、以下のような課題がありました
1.日々のLINE返信や食事管理に1時間以上かかる……
依頼主のジムでトレーナーのトレーニング指導の時間を減らす要因になっていたのが「食事指導」でした。
トレーニーから送られてくる食事を確認し、タンパク質などの栄養素を分析して記録。それらを基に一人ひとりに合わせたアドバイスを送信。
これらの作業を合計すると毎日1〜2時間を費やしていました。
食事指導はトレーニングにおいて必要な業務ではあるものの、その作業の効率性は高い状態ではありませんでした。
2.現状の担当で手一杯、新規の申し込みを受けられない……
また1人のトレーナーの担当数には限界があるため、新規の申し込みを受け付けられないという課題もありました。
「この人にトレーニングを指導していただきたい」という嬉しい申込みはあるものの、食事管理も含めると現状の人数以上は対応できない …
そんな背景があり、トレーナーたちが得意でない事務作業を効率化することで、新しいお客さんを増やせないか、と高山さんにご相談することにしました。
高山さん自身が業務を体験し、食事指導をAIで仕組み化
相談を受けた高山さんが、まず行ったのがAIのツール選定などではなく、課題の特定でした。
1.業務の棚卸し、実際に体験することで課題を特定する
相談を受けた後、高山さんはクライアントの業務の棚卸しを行い、作業を可視化していきました。その後、トレーナーが行っていたLINE返信や記録作業を自ら体験することにしました。
どこが課題でどのようにAIを導入していくか、口頭では伝わらない負担やニュアンスを徹底的に洗い出すことで、課題を特定していきました。
2.最終的な解決策「食事の記録管理とそのLINE返信をAIで仕組み化」
その結果提供されたのが、AIが食事内容を自動分析し、記録から返信案の作成までを一貫して行うワークフローの導入です。
具体的には以下のような仕組みになっています。
- トレーニーさんからLINEで食事内容を受信 (写真・メッセージ)
- AIが内容を記録、過去の傾向やそれぞれの個人の目標からアドバイス文を自動生成
- トレーナーは最終確認を行う

過去の指導履歴やトレーナーの口調なども学習させることで機械的にならず、それぞれに合った食事指導ができるようになっています。
これによりトレーナーは、AIが作った回答を「最終確認」して送るだけになり、食事指導の業務が圧倒的に効率化されました。
3.成功のポイントは「AIに任せる業務の選定」と「テスト運用」
業務にAIを導入するにあたり、高山さんがこだわったのはAIに任せる業務の選定です。
「定型的」かつ「高頻度」の業務から優先的にAIに任せることが成果に繋がるポイントだそうです。
またいきなり全体に広めるのではなく、小さく初めて素早く改善するというステップを踏むことも重要なポイントの1つです。
今回の事例ではトレーナー3人の食事管理にAIのテスト導入をしました。
その後改善の期間を経て全体に展開することで、精度の高さと利用者の満足できる業務改善を実現できるそうです。

事務にAIを導入した結果、売上とモチベーションにも貢献
上記の結果、最終的には以下のような成果に繋がりました。
トレーナーの事務作業が5分に
先程のAIを導入した結果、これまで1通15分ほどかけていた返信作成が数秒で終わるようになりました。
累計すると毎日およそ2時間かけていた食事指導の時間は、わずか5分へと短縮されました(割合にして96%の削減)。
担当可能人数は10→15人に、新規の申し込みの対応が可能に
また事務作業が効率化できたことにより、それぞれのトレーナーの担当可能数が10人から最大15人までに増え、これまで断らざるを得なかった新規申し込みの受け入れが可能になりました。
結果として店舗全体の売上は約25%アップしました。
AIによる業務効率化が実際に売上にも繋がりました。
トレーナーはトレーニングに集中でき、モチベーションUP
ただ数字以上に大きかったのは、トレーナーたちの定性的な変化です。
得意でない事務作業の時間が減り、本来得意とする「トレーニング指導」に集中できるようになり、トレーナーたちの満足度も向上する結果になりました。
業務改善・AI活用をプロに相談してみませんか?
高山さんは以下のように仰っています。
“AIを導入して終わり”を、終わりにする。をコンセプトで支援させてもらってます。
今からAIを使い始めるでも遅くないです、まずは1つの業務を効率化するところから始めてみてください!それで難しかったらお気軽にお声がけください
「うちの業界は特殊だから」「ITに詳しいスタッフがいないから」
そう諦める前に、外部のプロフェッショナルに相談してみませんか?
今回ご紹介した高山さんのように、課題の特定からAIによる業務効率化、その改善までできるエキスパートは、Lancers(ランサーズ)に多数在籍しています。
- 業務の洗い出しから手伝ってほしい
- 自社に最適なAIツールを選定してほしい
- 現場スタッフが使えるようになるまで伴走してほしい
一人で悩んで時間を浪費するよりも、プロの知見を借りることが、課題解決への最短ルートです。まずはあなたの悩みを、プロに相談することから始めてみませんか?
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