- 課題:動画の「目的」と「尺」が不一致で、視聴者が離脱・混乱していた。
- 解決:元研究職のプロが「ファネル逆算」「心理学フレームワーク」「デザイン4原則」を導入。
- 成果:300名のイベントで20〜30件の具体的な問い合わせを獲得し、成約へ繋げた。
- リード獲得や商談化を狙って動画を作ったが、思ったような成果が出ていないBtoBマーケター
- 「もっと派手に」「情報を詰め込んで」という社内の感覚的な指示に疲弊している担当者
- 限られた予算で確実なROI(費用対効果)を出したい中小企業の経営者
<プロの解説を動画で視聴する>
「動画にセンスは不要」。元研究職のクリエイターが、多くの企業が陥る「3つの失敗パターン」を科学的に分析。心理学とマーケティング理論に基づき、確実にターゲットを行動させる「BtoB動画の勝利の方程式」を公開します。
「探すのが面倒…」「はじめての外注が不安」「こんな人いる?」という方は
ランサーズ発注専門チームにぜひご相談ください
目次
- 良い商品なのに、なぜ動画だと伝わらないのか?
- なぜ自社だけでは「成果」が出せないのか
- 元・研究職が持ち込んだ「3つの科学的アプローチ」
- イベント会場で「10%」が反応した劇的な変化
- あなたの会社も「プロのロジック」を借りよう
良い商品なのに、なぜ動画だと伝わらないのか?
「せっかく安くない予算をかけて動画を作ったのに、問い合わせが増えない」
「広告用の短い動画をLPにも貼っているが、誰も見ていない気がする」
BtoBマーケティングにおいて、動画活用は必須となりつつありますが、このような「作った後の停滞」に悩む企業は少なくありません。多くの担当者が「自分たちには動画のセンスがないから」と諦めがちですが、それは大きな誤解です。
成果が出ない原因は「センス」ではなく、「設計のロジック」の欠如にあります。今回は、元・理系研究職という異色の経歴を持ち、感覚的なクリエイティブを徹底的にロジカルに分解して成果を上げるプロフェッショナル、森田浩司氏の事例をご紹介します。なぜ、プロが介入することで「見られる動画」ではなく「売れる動画」へと変貌するのか。その裏側にある「勝利の方程式」を紐解きます。
なぜ自社だけでは「成果」が出せないのか
多くの企業が動画制作で陥る「失敗の典型例」があります。森田氏によると、自社だけで制作を進行すると、どうしても「作り手都合」の視点が抜け落ちず、以下の3つのミスを犯してしまいがちです。
1. 「使い回し」によるミスマッチ
「せっかく作ったのだから」と、SNS広告用の15秒動画を自社サイト(LP)に掲載したり、逆にLP用の2分解説動画を広告に流したりしていませんか?
ターゲットの「興味レベル」と「動画の尺」が合っていないため、認知段階の人には長すぎてスルーされ、検討段階の人には情報不足で離脱されるという事態が起きています。
2. 情報の「詰め込みすぎ」
「あの機能も、このメリットも伝えたい」という社内の要望を全て聞き入れた結果、何を伝えたいのか分からない動画になってしまうケースです。
人間の短期記憶には限界があります。あれもこれもと詰め込むことで、視聴者は消化不良を起こし、「結局、自分にとって何が良いの?」という疑問だけが残ります。
3. 「感覚的」な修正指示のループ
「もっと派手に」「なんかかっこよく」といった、決裁者の主観による修正指示。
これに応えることでデザインの「4原則(整列・近接・反復・対比)」が崩れ、見た目は派手でも「脳に負荷がかかる、伝わりにくい動画」が出来上がってしまいます。
これらの問題は、社内のリソースだけで解決しようとしても、「客観的な基準」がないため、声の大きい人の意見に流されてしまいがちです。だからこそ、外部のプロによる「論理的な交通整理」が必要になるのです。
元・研究職が持ち込んだ「3つの科学的アプローチ」
森田氏がクライアントの課題を解決する際、重視するのは「エモさ」や「芸術性」ではありません。徹底した「マーケティング視点」と「心理学」です。彼が現場に持ち込んだ3つのロジックを解説します。
ロジック1:マーケティングファネルからの逆算
プロはまず、「この動画をどこで、誰に見せるか」を定義します。
- 認知獲得(SNS広告など): 興味がない層が対象。「3〜5秒」で判断されるため、尺は15〜30秒に設定。インパクト重視。
- 理解・検討(LP・商談など): 興味がある層が対象。情報を求めているため、尺は1〜3分。信頼性と具体性重視。
この「役割分担」を明確にすることで、尺や構成のミスマッチを解消します。
ロジック2:心理学に基づくシナリオ設計
情報を詰め込みたいクライアントに対し、森田氏は「マジカルナンバー4±1」や「現状維持バイアス」といった心理学の法則を用いて、情報を「3つ」に絞るよう提案します。さらに、目的に応じて実績のある「型」を適用します。
- CAMS(キャムズ)の法則(広告向け):
- Catch(つかみ)
- Appeal(魅力)
- Motivate(動機付け)
- Suggest(提案)
- 新PASONAの法則(LP・販売向け):
- Problem(問題提起)
- Affinity(親近感)
- Solution(解決策)…etc
独自の感覚でシナリオを書くのではなく、「人が動く」と証明されているフレームワークに当てはめることで、成約率の再現性を高めます。
ロジック3:脳の処理負荷を下げる「デザイン4原則」
「近接」「整列」「反復」「対比」。
これらはデザイナーにとっては基礎ですが、ノンデザイナーには意識されにくいポイントです。プロはこれらを徹底することで、視聴者の脳に余計なストレスを与えず、スムーズに情報をインストールさせます。例えば、「見てほしい部分だけ色を残して他を暗くする(対比)」といった技術は、プロならではの視覚誘導です。
イベント会場で「10%」が反応した劇的な変化
このロジックを用いて制作されたのが、丸井グループとランサーズが提携した「Lancers Card Visa」のPR動画です。
実施した施策(Before/After)
- ターゲット: イベントに来場しているフリーランス(認知〜興味関心層)。
- 戦略: 認知済みの「ランサーズロゴ」を冒頭に出して安心感を与え(Catch)、メリットを「3つ」だけに絞り(Appeal)、ブースへの立ち寄りを促す(Suggest)。
- 尺: わずか30秒。
得られた成果
この動画を約300名規模のイベントで放映した結果、以下のような反応が得られました。
- 定量的成果: 会場内で20〜30名(参加者の約10%)から「申し込みたい」「詳しく聞きたい」という具体的な問い合わせを獲得。
- 定性的成果: その後、動画を見た層に対して案内を送付したところ、スムーズにコンバージョン(カード発行)へ繋がった。
- 組織的成果: 「なんとなく」で作るのではなく、意図を持って設計された動画であるため、社内説明や効果測定も明確になった。
「センスの問題」だと思われていた動画制作は、プロのロジックによって「計算できるマーケティング施策」へと進化しました。担当者は、社内の感覚的な意見に振り回されることなく、自信を持って動画を活用できるようになりました。
あなたの会社も「プロのロジック」を借りよう
「動画を作ったが成果が出ない」
「社内の意見がまとまらず、動画の軸がブレる」
もしそのような課題を抱えているなら、それは御社にセンスがないからではありません。「ロジックで設計し、整理してくれるパートナー」が不足しているだけです。
今回ご紹介した森田氏のように、ランサーズには単なる作業代行ではなく、「ビジネスの課題解決」を共に考えてくれるプロフェッショナルが多数在籍しています。
自社だけで悩み、修正を繰り返す時間はもう終わりにしませんか?まだ具体的に依頼したい内容が言語化できていなくても大丈夫です。まずは、プロに課題に感じていることを相談してみることをおすすめします。
「探すのが面倒…」「はじめての外注が不安」「こんな人いる?」という方は
ランサーズ発注専門チームにぜひご相談ください


