SHARE

越境ECにはShopifyが最適!おすすめできる5つの理由とは?

お店で商品を販売している方の中には、「外出自粛や渡航規制などの影響で店頭での売り上げが激減してしまった」と悩んでいる方も多いかと思います。対応策として、越境ECを検討されている方も多いのではないでしょうか。

しかし、知識不足や多言語対応への不安などから、なかなか着手できないと考えている方も多いようです。そこで、本記事では越境ECに強いShopifyでECサイトを構築するメリットと、Shopifyでの越境ECに強いフリーランスをご紹介します。

デザイン・開発・動画編集・SNS運用など、経験豊富なプロに直接頼める!

越境ECをはじめる理由

オンラインショッピング
「越境EC」は「インターネットを利用して行う、国際的な電子商取引のこと」と定義されており、海外向けのネット販売のことです。さまざまな理由から自社ECサイトに外国語のページを設けて、積極的に海外に商圏を拡大する動きが広がっており、Shopifyなどで構築するお店が増加しています。

今、越境ECをはじめるべき理由は以下の3つです。

  1. コロナ禍で需要が高まっている
  2. 海外では海外サイトで買い物する購入者が多い
  3. 母国語で買い物したいと考える人が多い

1. コロナ禍で需要が高まっている

2020年から続くコロナ禍の影響で、外出自粛や渡航規制などの対象となっている地域が多いです。世界中が同じような状況にあることから、インターネットで買い物する人が増加傾向にあります。

この傾向は今後も加速すると言われており、世界中で越境ECに対する需要が高まっています。まだ参入していない人も「もう遅いかも」などと思わずに、実施できないか検討してみましょう。

2. 海外では海外サイトで買い物する購入者が多い

日本では海外ECで買い物に抵抗がある人がまだまだ多いです。しかし、海外では越境ECがよく利用されており、海外サイトを利用して買い物する人が多くみられます。海外からの顧客の購入先として上位の国は米国が21%、イギリスが14%、ドイツが10%で、日本は5%にとどまっていて、まだまだ伸びしろがある状態です。

海外から日本のECサイトを利用してもらうためには、ECサイトが海外からの購入に対応していなければなりません。これから海外の人に自社サイトで買い物してもらえるよう、Shopifyで越境ECをつくりましょう。

3. 母国語で買い物したいと考える人が多い

越境ECで買い物する機会がある人でも、慣れない言語でできているECサイトで買い物することには抵抗感があることが多いです。

たとえブラウザの翻訳ツールを使ったとしても、「書いていることが正しく翻訳されているのか」「通貨の換算は正しいのか」など、不安を持つことはよくあります。さらに、海外通貨での支払いに抵抗がある人も多いようです。

一方で、母国語で表示された自国通貨で支払い可能なサイトであれば、安心して買い物できます。自社の商品に興味を持ってくれた海外の人に安心して買い物してもらうには、越境ECに対応したサイトを作成するのがおすすめです。

Shopifyの越境EC関連の機能

オンラインショッピングをする人
越境ECのサイト作成でShopifyがよく選ばれている理由は、以下6つです。

  1. 50言語・130か国以上の通貨に対応
  2. 決済機能が豊富
  3. 海外への配送業務が簡単にできる
  4. たくさんのテンプレートからデザインを選べる
  5. マーケティング機能が充実している
  6. 5つの言語で販売チャンネルを作れる

以下で詳しく紹介していきます。

1. 50言語・130か国以上の通貨に対応

日本語でないサイトを作成する時にネックとなるのが言葉の翻訳と通貨です。オンラインでの買い物客の76%が、母国語が表示されたサイトでの買い物を好むというデータもあります。母国語以外で表示されたサイトでの買い物に抵抗がある人は多いことから、越境ECに対応させたいなら、サイトの翻訳は必要です。

Shopifyは、50の言語と130か国以上の通貨に対応していて、直接入力できるのはもちろん、別の言語への自動翻訳にも対応しています。通貨は自動でレートを変換でき、海外の顧客が購入しやすいECサイトを作成可能です。

2. 決済機能が豊富

ネットで買い物をする時に、クレジットカード番号を入力することは避けたいと考える人は意外と多いです。ECサイトが海外のネットショップの場合、番号漏洩などのリスクから、できるだけ避けたいと考える人はさらに増えるでしょう。

Shopifyなら世界最大規模のオンライン決済サービスPayPalに対応しているほか、100種類以上の決済方法にも対応しています。クレジットカード番号を入力せずとも利用できる決済サービスが豊富にあることから、不安なく越境ECを利用できるECサイトを作成可能です。

3. 海外への配送業務が簡単にできる

越境ECを運営する時にネックとなるのが配送業務です。海外への配送には、各国への送料の設定や、輸出に関する関税・税金の計算、送り状・インボイスの作成などの煩雑な仕事が必要です。

とくにインボイスは海外に商品を送る時に税関への申告や検査などで必要となる書類であり、国によって必要な書類の種類や数が異なります。

Shopifyでネットショップを運営すると、運送会社ごとの料金を比較したり、送り状・インボイスを発行したりなどの業務が簡単にできます。

顧客へのメール通知も初期設定で20言語に対応していて、さまざまな国への発送が簡単です。

4. たくさんのテンプレートからデザインを選べる

安っぽいデザインのサイトだと、越境ECを利用して大丈夫なのか不安を覚えやすいです。Shopifyなら公式テンプレートが70種類以上と豊富にあり、簡単にきれいなECサイトを作成できます。

webサイトの制作に慣れていない人でも、簡単に海外顧客に好まれやすいデザインでページが作成可能です。

5. マーケティング機能が充実している

ただ越境ECサイトを作成するだけでは、なかなか売れないことも多いです。購入してもらうには、集客を行う必要があります。

ShopifyにはSEO対策の基本事項が最初から備えられており、わざわざ設定しなくても構いません。Facebook広告やGoogle広告の自動作成機能や効果測定も可能と、マーケティング機能が充実しています。

Web制作に関する専門知識が少なくても、集客しやすく便利です。

6. 5つの言語で販売チャンネルを作れる

越境ECと聞くと英語のECサイトを思い浮かべる人は多いかもしれませんが、英語が母国語ではない国も多く、英語サイトだけだと商機を逃してしまうこともあります。Shopifyなら基本料金のBASICプランでも最大5言語で販売可能です。

例えば、競合のBASEの場合、海外の方には英語化されたショップが表示されます。英語を使わない方からの売り上げはあまり期待できません。Shopifyは、越境ECを複数の外国語に対応させたい人におすすめです。

Shopifyの越境ECでかかる費用は?

ECサイト
越境ECでShopifyを検討している場合、毎月の維持費が気になるところです。そこで、Shopifyの利用には、初期費用や販売手数料、月々の費用にどの程度かかるのかをご紹介します。

初期費用や販売手数料は不要

小規模な事業者ほど、ECモールやサイトに関する費用負担が大きいことでなかなか踏み出せないことはよくあります。しかし、Shopifyなら初期費用は無料です。Shopifyペイメントを決済方法として選択すると取引手数料もかかりません。

ECモールを利用するのに比べると、費用負担が軽く済むのが魅力です。

Shopifyの料金プランは3つ

Shopifyには毎月の基本料金が発生しますので、申し込む前に確認しておきましょう。Shopifyの料金プランは下記の3種類です。

プラン名月額利用料機能概要
ベーシック29米ドル/月スタッフアカウント数:2名
在庫のロケーション:最大4
スタンダード79米ドル/月スタッフアカウント数:5名
在庫のロケーション:最大5
プレミアム299米ドル/月スタッフアカウント数:15名
在庫のロケーション:最大8

マーケティング機能や外部支払方法選択時の手数料、利用できるスタッフアカウント数などが違いますが、どのプランでも5言語の越境ECサイトを作成できます。

Shopifyで越境ECをはじめる5つのメリット

窓際の仕事席
これまで越境ECサイトを作成した経験がない場合、下記のような点において、Shopifyで作成するメリットは大きいです。

  1. コーディングの知識がなくてもECショップが作成できる
  2. 初期費用や販売手数料がかからない
  3. 複数の通貨や言語で販売できる
  4. SNSでも販売できる
  5. 関税の計算が簡単

それぞれについて、詳しくご紹介します。

1. コーディングの知識がなくてもECショップが作成できる

ECサイトの構築を検討していても、コーディングの知識がないと困ることがよくあります。越境ECに対応させるとなると、複数サイトのコーディングが必要です。

しかし、Shopifyにはたくさんのテンプレートがあり、簡単にページを作成できます。Webに関する専門知識がなくても、手軽にECサイトを作れるのが魅力です。

2. 初期費用や販売手数料がかからない

越境ECに対応しているサービスには月額費用がかからないものもありますが、売れるたび手数料がかかる場合も多いです。例えば競合のBASEの場合、決済手数料とは別に1回の注文に対して3%のサービス利用料がかかります。

一方で、ShopifyならShopifyペイメントを決済方法として選択すると取引手数料はかかりません。売り上げが増えるほどShopifyの方が費用負担が少なくなるため、ある程度売り上げを見込めるならShopifyがおすすめです。

3. 複数の通貨や言語で販売できる

越境ECを手軽に作成できるサービスでは、日本語と英語に対応しているサービスは多いですが、多言語に対応しているサービスは少ないです。

その点でShopifyなら5言語のページを作成できるうえ、130ヶ国以上の通貨に対応しています。複数の通貨や言語で販売できるECサイトをつくれるのは、Shopifyの大きな魅力です。

4. SNSでも販売できる

越境ECでの販売を検討している場合、SNSとの連携は欠かせません。ShopifyはInstagramやFacebookからの直接購入やSNS広告に対応しています。

SNSの魅力は、世界中の顧客とSNSで直接つながれることです。自社のSNSに掲載した写真などを見て気に入った人がすぐに購入できるだけでなく、タイムライン上で商品の感想などをやりとりすることもできます。顧客との距離が非常に近く、ブランドのイメージをダイレクトに伝えることができます。

5. 関税の計算が簡単

越境ECで海外に販売する場合、国によっては関税が発生します。必要な書類も作成しなければならず、手間がかかり大変です。

Shopifyなら関税の計算や、送り状・インボイスの作成などが簡単にできます。海外販売にかかる手間を省略できますので、越境ECしたい人にとってメリットが大きいです。

Shopifyで越境ECをはじめるデメリット

Shopifyで越境ECをはじめるメリットは多いですが、デメリットもありますので事前に確認しておきましょう。とくに、費用に関するデメリットには注意が必要です。

売れなくても費用はかかる

Shopifyは料金プランが3種類あり、毎月29〜299米ドルかかります。1ドル110円として計算した場合、商品が売れたかどうかにもかかわらず関わらず、最低でも毎月3,190円程度を支払わなければなりません。

競合他社では毎月の費用がかからないサービスもありますが、売れた場合にかかる費用はShopifyの方が少なくなっています。Shopifyは14日間の無料体験があるので、まずは無料期間中にサービスを試してみてください。

Shopifyで越境ECに活用できるアプリ5選

ShopifyではECサイトをカスタマイズするのに役立つアプリが豊富にあり、活用すると便利です。ここでは、越境ECに対応しているアプリを厳選してご紹介します。

  1. 多言語翻訳と通貨変更に対応「Language Translate & Currency」
  2. ストアを複数の言語に翻訳「Translate Your Store」
  3. レビューやInstagram写真などの収集に役立つ「Yotpo Product Reviews & Photos」
  4. SEO対策なら「PageFlyランディングページビルダー」
  5. SNSからの購入機能を追加できる「Sauce Social Commerce by SNPT」

1. 多言語翻訳と通貨変更に対応「Language Translate & Currenc」

ECサイトをそれぞれ翻訳して通貨を設定するのはかなり手間がかかります。Webアプリの「Language Translate & Currenc」を活用すれば、複数の言語を翻訳できるうえ、自動通貨変換もしてくれます。

Transcy AIシステムを用いると、111の言語を対象にストアで選択している言語に自動翻訳で翻訳してくれます。越境ECサイト作成の手間を削減したい人におすすめです。

「Language Translate & Currency」の公式サイトで詳細を確認する

2. ストアを複数の言語に翻訳「Translate Your Store」

越境ECでの販売を行うなら、翻訳はもちろんSEO対策にも力を入れたいですよね。Webアプリの「Translate Your Store」なら、インストールして5分以内に翻訳されたストアを持てます。

簡単なSEOにも対応していて、言語に合わせてSEO対策が可能です。SEOに力を入れたい場合は、ぜひ使ってみてください。

「Translate Your Store」の公式サイトで詳細を確認する

3. レビューやInstagram写真などの収集に役立つ「Yotpo Product Reviews & Photos」

実際に使った人のレビューがあれば、ユーザーからの信頼度が高くなります。Webアプリの「Yotpo Product Reviews & Photos」を導入すると、下記のような機能を利用可能です。

  • 商品やサイトについてのレビュー収集
  • SNSシェア
  • SNS広告
  • レビューの掲載

無料プランもありますので、試しに導入してみるのもいいでしょう。

「Yotpo Product Reviews & Photos」の公式サイトで詳細を確認する

4. SEO対策なら「PageFlyランディングページビルダー」

ECサイトの売り上げアップを狙うためには、特集ページなどのランディングページ作成も重要です。「PageFlyランディングページビルダー」はSEO適したランディングページの作成に対応しています。

日本語や英語、ドイツ語など8言語に対応していますので、越境EC用のサイト作成に最適です。こちらも無料プランもありますので、ニーズに合わせて活用してください。

「PageFlyランディングページビルダー」の公式サイトで詳細を確認する

5. SNSからの購入機能を追加できる「Sauce Social Commerce by SNPT」

SNSに掲載されている商品がほしいと思っても、商品がどこで売られているのか苦労してしまうことはよくあります。「Sauce Social Commerce by SNPT」を導入すれば、Instagramフィードを商品詳細ページにリンクさせられ、そのまま購入できるよう設定可能です。

顧客は商品を探す手間がかからないため、Instagramから直接商品の購買に結びつけられ、顧客がほしいと思ったタイミングで購入可能になります。海外からInstagramを見ている人にもアプローチしやすく、越境ECとの相性も抜群です。

「Sauce Social Commerce by SNPT」の公式サイトで詳細を確認する

Shopifyでの越境ECに強いフリーランス3名

Shopifyにはテンプレートが豊富にあるため、ページの作成が難しいツールではありません。とはいえ、Webサイト制作に自信がない人や時間がなかなか取れない人は、専門知識を持ったフリーランスに依頼するのもおすすめです。ランサーズには、Shopifyに関する専門知識を持ったフリーランスが多数在籍しているため、ぜひ相談してみましょう。

越境ECをはじめるなら多言語・複数通貨に対応しているShopifyがおすすめ

この記事では、Shopifyが越境ECにおすすめできる理由を紹介してきました。数多くの通貨に対応している点だけでなく、SNSとの連携やランディングページの作成、外国語のメール通知への対応など、越境ECに役立つ機能が豊富にありますので、ぜひ活用したいところです。

ページ作成はテンプレートを利用して自分で作ることもできますが、ランサーズのフリーランスなど外部の専門家に依頼するのもおすすめです。Shopifyの利用には費用がかかりますが、14日間は無料で体験できます。越境ECを検討されている方は、ぜひ試してみてください。

デザイン・開発・動画編集・SNS運用など、経験豊富なプロにカンタン依頼