2020年は、コロナの外出自粛ムードが広がり、消費者は外に出て買い物することを避けるようになりました。そんな中、企業は、外出せずにネット上で買い物できるECサイトの運営を行なうことが重要になっています。
この記事では、ECサイトの構築前に確認しておきたい運営業務の内容や必要な機能要件などをテーマに紹介しています。ぜひ自社サイトに合ったサイト構築・運営の検討に役立ててください。

ECサイト運営の業務内容
ECサイトが開設されると、運営を代行業者に依頼していなければ自身で運営・管理をしていく必要があります。
ここでは、ECサイトの運営をするためにどのような業務を行なっていくのかを紹介します。
フロント業務
商品販売におけるフロント業務とは、売り上げに直結する業務で「マーケティング」と「マーチャンダイジング」の2つに大きく分けられます。
マーケティング業務
商品の認知度を高めるために販促宣伝をおこなう業務のことです。
常に最新のマーケティングの手法が生み出されるため、常にアンテナを張っておくことが必要。
例えば、キャンペーン企画やサイト集客のための施策、Webサイトの制作と改善などが当たります。
マーチャンダイジング業務
ユーザーのニーズに応えて、商品の企画を考えたり商品の仕入れなどを行ないます。
例えば、商品の企画や調達、商品の仕入れと在庫管理、商品の価格調整や商品の入れ替えなどです。
バックエンド業務
商品の受注や発送業務、ECサイトのシステム管理など販売活動全般を管理するのがバックエンド業務で、「商品情報の登録」「受注の管理」「総合管理」と大きく3つに分けられます。
商品情報の登録業務
ECサイト開設後に商品登録を行います。
登録後も見切り品の費用の変更、商品の入れ替えなど常に管理が必要です。
受注の管理業務
バックエンド業務の中心となるのが受注・発注の管理です。
商品の在庫管理や受注から発送までの管理、発送後のトラブルなどの顧客対応なども行ないます。
総合管理業務
バックエンド業務の全体を管理する業務です。
ECサイトにかかる人件費や売上の経費の管理や、サイトのアクセス回数、売り上げから目標達成率を分析します。
その結果により代行サービスやツールの検討を行っていきます。
さらに、最適化するために新たに機能を追加したり、その都度不具合への対応をが必要です。
関連: EC運営代行できる業務とサービス費用相場について
ECサイトの基本機能
ECサイト運営に必要な業務内容がわかったら、サイトにどのような機能がいるかを検討しましょう。
もちろん、以下に挙げる全ての機能が必要ではありません。
自社のECサイトに必要な機能だけを入れましょう。
また、サイトをASPで構築すると、後からデザインや機能のカスタマイズが難しいため、注意してください。
受注管理
商品の注文情報です。
商品受注、注文情報(購入者の個人情報と商品情報)、入金確認、キャンセル処理などの機能が一般的です。
今や必須となりつつあるクレジット決済への対応、自動処理か手動処理かどうかの確認も、後々の労力やコストを減らすために重要でしょう。
発注管理
商品の発送状況の管理です。
「入金確認→受注確認→発送管理」とするのがが一般的でしょう。
配送業者の追跡番号の確認で発送状況の確認も可能にすると、サイト運営の利便性が向上します。
顧客管理
お客様の個人情報の管理です。
商品購入状況やポイント状況、メルマガ送信機能などにより、よりダイレクトなマーケティングを目指すことができます</span。
デザイン管理
ホームページのデザインを変更する機能。
基本的に、詳細なデザイン変更はできず、テンプレートの変更のみなので注意してください。
その他
あると便利な機能です。サイトの性質・段階に応じて必要となるでしょう。
割引機能、アクセス解析機能、多言語対応機能などです。
ECサイト運営効率化のポイント
ECサイトの運営を自社だけで行なおうとする場合には、たくさんの人材と経費が必要です。
また、アドバイスがもらえるようなプロがいなければ商品開発やマーケティング会議に時間を要するでしょう。
そこで、運営の効率化を図るためのポイントを紹介します。
フロント業務は専門のスキルを持つコンサルに
フロント業務は、知識が豊富なコンサルタントに依頼するのが得策です。
マーケティングやマーチャンダイズ業務には専門的な知識と圧倒的な経験が必要があります。
コンサルタントは、プロのノウハウを生かして効果的な広告の出稿やプロならではのアイデアで商品販売につなげてくれるのです。
バックエンド業務はアウトソースの活用も
バックエンド業務は、手順や作業の流れがつかめれば業務自体は単調で難しい業務ではありません。そのため、アウトソーシングの活用も検討されます。
アウトソーシングする場合には、クラウドソーシングサイトを利用するのもいいでしょう。
クラウドソーシングのランサーズでは、EC運営経験が豊富で、スキルのあるフリーランスが多く登録しています。気になるフリーランスには、こちらから直接依頼することも可能です。
このように、業務ごとにコンサルタントを受けてたり、アウトソーシングを行ない効率的にECサイトの運営を行っていきましょう。
まとめ
ここまでECサイトの運営に必要となる業務内容や機能を紹介してきました。
受注管理(受注、注文情報、入金確認など)や発注管理(発送状況の管理)、顧客管理(サイト利用者の個人情報の管理)は実際の業務にもサイト機能にも重要です。
その他、機能としてほしいのは、デザイン管理(ホームページのデザインを変更する機能)や割引機能、アクセス解析機能、多言語対応機能などです。
もちろんすべてのEC事業が必要とするわけではありませんので、自社のサイトに合った機能を選ぶことが必要です。
運営業務すべてを自社または、個人で行なうのは難しく、サイト構築や運営の代行サービスを委託するのが得策でしょう。
その際に、運営業務を把握し代行業者への委託とフリーランスへの外注をバランスよく行ない、運営効率化とコストの削減につなげる必要があります。
前述したとおりランサーズにはECサイトをフロント・バックエンドともに経験があるフリーランスが登録しています。
ランサーズを活用してフリーランスへ外注を行い、より良いECサイト運営を目指しましょう。
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