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ShopifyのECサイトでおすすめのマーケティング施策11選

Shopifyで商品が勝手に売れる仕組みをつくりたいという人も多いのではないでしょうか。自社ECサイトに合ったマーケティング施策を実施して、効率的に商品を販売しましょう。

本記事では、Shopifyを使って構築したECサイトで活用したいおすすめのマーケティング施策やマーケティングに役立つアプリ・ツールについて詳しく解説します。自社ECサイトの売上を伸ばしたい人はぜひ参考にしてください。

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Shopifyを使って構築したECサイトで実践したいマーケティング施策11選

ホワイトボードにPlanの文字を書く

ECサイトで使えるマーケティング手法にはどのようなものがあるのかご存じない人も多いのではないでしょうか。Shopifyを使って構築したECサイトで実践したいマーケティング施策を11個ご紹介します。

  1. 良質なコンテンツを発信する
  2. インフルエンサーに商品を紹介してもらう
  3. 魅力的なユーザー特典を用意する
  4. お得なキャンペーンを実施する
  5. メルマガを発信して顧客と良好な関係を築く
  6. ユーザーの口コミや評価を掲載する
  7. アフィリエイターに商品を紹介してもらう
  8. ポップアップストアをつくる
  9. ShopifyとSNSを連携させる
  10. 検索エンジンの最適化を行う
  11. 広告マーケティングを行う

1. 良質なコンテンツを発信する

昨今ECサイト運営で重要とされているのが、コンテンツマーケティングです。

コンテンツマーケティングとは、「コンテンツを通して顧客と良好な関係を築き、商品の購入を促すマーケティング手法」のことです。商品やサービスを積極的に訴求するのではなく、ユーザーにとって有益なコンテンツを発信して、自然な形で商品やサービスに興味を持ってもらいます。

Shopifyはブログ機能が標準搭載されており、コンテンツマーケティングを実施するのが容易です。ブログ記事の編集や公開、画像の追加といった、基本的なコンテンツ作成機能を利用できます。

2. インフルエンサーに商品を紹介してもらう

インフルエンサーとは、「SNSを使って一般人より大きな影響力を行使できる人たち」のことです。数多くのフォロワーを抱えているため、商品やサービスの広告塔として注目されています。中には数百万単位のフォロワーを抱えている人も多く、テレビなどのマスメディアと同等の広告効果があると考える人も多いです。

インフルエンサーマーケティングを成功させるには、ECサイトの目的に応じたインフルエンサーを採用する必要があります。商品のブランドイメージを壊さないことはもちろんのこと、自社商品との親和性がどのくらいあるかも重要です。

3. 魅力的なユーザー特典を用意する

魅力的な特典は、ユーザーの購買意欲を高めてくれるため非常に有効です。例えば商品の購入額から一定金額をキャッシュバックしたり、家族や友達にECサイトを紹介すると報酬がもらえる紹介プログラムを実施したりすると、効率的に見込み顧客を獲得できます。

そこで会員ランクに応じて、特典の内容を変更するのもおすすめです。高ランクの会員に魅力的な特典を用意してあげれば、積極的にECサイトを利用しようとするユーザーも増えます。

4. お得なキャンペーンを実施する

割引やクーポンなどのキャンペーンを実施すると、商品を購入しようとするユーザーが増えるため、会員登録数や売上が向上します。最近はSNS上にキャンペーンコンテンツを投稿して、いいねやフォローを応募条件として情報の拡散を狙う企業も多いです。

Shopifyでは、マーケティングページからキャンペーンコンテンツが作成できます。外部のマーケティングアプリを利用して商品のプロモーションを行うことも可能です。

5. メルマガを発信して顧客と良好な関係を築く

メルマガはインターネットマーケティングにおける伝統的な手法ですが、ECサイトにおいても大きな効果を発揮します。ユーザーの性格や行動特性に合わせて、新規商品やキャンペーン情報の案内などを送信できるため、リピーター化を促進させたいときにおすすめです。

メルマガの読者はせっかちであることが多く、長文や分かりにくい表現を使う文章を避ける傾向があります。そのためメールの件名や本文は、誰でも一目で理解できるような内容にしましょう。ユーザーの興味関心を引くために、数字を用いて説得力を持たせることも重要です。

6. ユーザーの口コミや評価を掲載する

ユーザーの口コミや評価は売上に直結する重要な要素なので、商品ページ内にかならず掲載しましょう。ECサイトは、実店舗のように商品を手にとって確認できないため、多くのユーザーが口コミや評価を購入の決め手にする傾向があります。

ユーザーの口コミや評価は、ポジティブなものだけでなくネガティブなものも掲載しましょう。ネガティブな意見でも、内容をしっかりと分析すれば商品やサービスを改善するヒントになります。商品ページには、どちらか一方の意見に偏らないように、公平なレビューを載せることが大切です。

7. アフィリエイターに商品を紹介してもらう

アフィリエイターとは、「企業の商品やサービスを紹介し、購入完了後に一定金額の報酬をもらう人たち」のことです。アフィリエイトマーケティングは、商品が購入されない限り報酬を支払う必要がないため、企業にとってリスクの少ないマーケティング手法といえます。Amazonが積極的に活用していることでも有名です。

Shopifyでは、特定のリンクを発行することで各ストアにユーザーを誘導する「アフィリエイトマーケティングプログラム」を提供しています。利益率の高い商材を販売しているECサイトであれば、活用してみるのも良いでしょう。

8. ポップアップストアをつくる

ポップアップストアとは、「既存の販売スペース内に期間限定で臨時店舗を出店すること」です。新たにECサイトを構築することなく、商品やサービスを販売できます。ユーザーの購買状況をもとに開発した新商品をテスト販売したいときなどにおすすめです。

Shopifyには、おすすめの商品をポップアップ表示してくれたり、カウントダウンタイマーやクーポンなどをバナー表示してくれたりするアプリが用意されています。ポップアップストアの開設に必要な機能を数多く備えているため積極的に活用しましょう。

9.ShopifyとSNSを連携させる

企業の公式アカウントとしてSNSを運用するのもマーケティング施策として有効です。ユーザーに有益なコンテンツを継続的に発信することで、ECサイトとの親和性の高いフォロワーが増え、商品やサービスを訴求しやすくなります。

Shopifyで制作したECサイトをSNSと連携させる際は、「Brooklyn」「Simple」など、SNSボタンが標準搭載されているテンプレートの利用がおすすめです。また、Facebookチャネルを利用することで、Shopifyの管理画面からFacebookのマーケティング施策が行えます。

10. 検索エンジンの最適化を行う

検索エンジンの最適化とは「Googleに好まれるような施策を実施して、ECサイトの検索順位をアップさせること」です。検索トップを獲得するコンテンツが増えるほど、検索エンジンから多くのユーザーを集客できるようになります。ほかの手法と組み合わせて実施したいマーケティング施策です。

Shopifyでは、ページタイトルやメタディスクリプションなど、コンテンツ内の重要な部分にSEOキーワードを追加できます。

11. 広告マーケティングを行う

広告は、出稿するだけで一定の集客が見込める優れたマーケティング施策です。ある程度のコストはかかりますが、効率的に見込み客をサイトに誘導できます。ECサイトにおける広告媒体は、SNS広告やリスティング広告などが主流です。

Shopifyでは、Google広告とFacebook広告を利用できます。Google広告は、ShopifyとGoogleアナリティクスを連携した後、個別に設定していくのが一般的です。Facebook広告は、Shopifyに専用の広告IDを入力することで簡単に連携できます。

Shopifyのマーケティングにおすすめのアプリ6選

拡大されたPARTNERの文字

ECサイトにおいてどのようなマーケティング施策が有効なのかご理解いただけたと思います。しかし知識や経験が少なくて、本当にマーケティング施策を実施できるのか不安という人も多いのではないでしょうか。

そこでここでは、Shopifyのマーケティングに役立つおすすめのアプリを6つご紹介します。

  1. Klaviyo
  2. Yotpo
  3. Affitch
  4. SEO Manager
  5. Bulk Discounts
  6. Bold Custom Pricing: Wholesale

1. Klaviyo

Klaviyoは、ユーザーの属性や特性に合わせてメールやSMSを配信できるマーケティングアプリです。ユーザーの行動履歴をもとに、最適な配信のタイミングや時間などを分析できます。A/Bテストを実施して、メールの内容を最適化することも可能です。

アプリの概要や利用料金を以下の表で紹介します。

プラン名利用料金プラン概要
無料プラン無料最大250件の連絡先にメールを送信できる
Eメールプラン20ドル/月最大500件の連絡先にメールを送信できる
SMSプラン5ドル/月最大150件の連絡先にSMSを送信できる

Klaviyoの公式サイト

2. Yotpo

Yotpoは、ユーザーの口コミや評価を掲載できるマーケティングアプリです。商品販売後、自動でレビュー依頼メールを送信できます。口コミの公開・非公開を自由に決めることも可能です。有料プランでは、Instagramの写真を収集したり、Google検索結果にレビュー評価を表示したりする追加機能が利用できます。

アプリの概要や利用料金は、以下の通りです。

プラン名利用料金プラン概要
無料プラン無料・月50注文までの口コミ掲載可能
月額15ドルプラン15ドル/月・月50注文までの口コミ掲載
・追加機能が利用可能
月額24ドルプラン24ドル/月・月75注文までの口コミ掲載
・追加機能が利用可能
月額49ドルプラン49ドル/月・月100注文までの口コミ掲載
・追加機能が利用可能

Yotpoの公式サイト

3. Affitch

Affitchは、自社独自のアフィリエイトシステムを構築できるマーケティングアプリです。簡単な設定をするだけで自社商品のアフィリエイトリンクを発行できます。日本語でサポートしてくれるため、アフィリエイトマーケティングの経験が少ない初心者でも安心です。

30日間の無料トライアルがあるため、事前に操作感などを確認できます。

アプリの概要や利用料金は以下の通りです。

プラン名利用料金プラン概要
無料プラン無料・アフィリエイト可能数は最大5件
STANDARDプラン19ドル/月・アフィリエイト可能数は無制限
・個別報酬設定などの機能が追加
PROプラン49ドル/月・STANDARDプランの全機能
・データ出力
・コンバージョン自動承認機能

Affitchの公式サイト

4. SEO Manager

SEO Managerは、高精度な検索エンジン最適化アプリです。SEO的に問題のある箇所を指摘したり、ページの表示スピードを最適化したりできます。Googleサジェストや検索ボリュームをもとに、重要なキーワードを自動抽出することも可能です。7日間の無料トライアルがあります。

アプリの概要や利用料金を以下の表で紹介します。

プラン名利用料金プラン概要
通常プラン20ドル/月SEO Manager固有の機能を含む20以上の機能

SEO Managerの公式サイト

5. Bulk Discounts

Bulk Discountsは、割引クーポンを簡単に発行できるマーケティングアプリです。一度に最大25万件までの割引クーポンを発行できます。管理画面からユーザーがクーポンをどのくらい利用しているのか確認することも可能です。

アプリの概要や利用料金を以下の表で紹介します。

プラン名利用料金プラン概要
通常プラン・クーポンコードの発行数が10,000コードまで:1ドル/コード
・クーポンコードの発行数が10,000~100,000コード:3ドル/コード
・クーポンコードの発行数が100,000~250,000コード:5ドル/コード
・クーポンデータをCSVファイルとしてエクスポート可能
・割引額や適用条件などを自由に設定可能

Bulk Discountsの公式サイト

6. Bold Custom Pricing: Wholesale

Bold Custom Pricing: Wholesaleは、会員ランクに応じた価格設定ができるマーケティングアプリです。特定のタグを設定したユーザーがECサイトにログインすると、タグに応じた価格が商品ページに表示されます。どのような会員ランクを作成するかは自由に設定できます。

アプリの概要や利用料金は以下の通りです。

プラン名利用料金プラン概要
BASICプラン月額39.99ドル
(14日間のは無料トライアル)
・価格レベルの作成が無制限
・Shopifyの顧客にタグによる個別の価格設定
・製品グループごとの割引設定
PREMIUMプラン月額59.99ドル
(14日間のは無料トライアル)
・購入金額によって会員ランクを自動で設定できる

Bold Custom Pricing: Wholesaleの公式サイト

Shopifyのマーケティングに役立つ3つのツール

カラフルな木材に書かれたBtoCの文字

Shopifyのマーケティングに役立つのはアプリだけではありません。今すぐ導入できる3つのツールについて詳しく解説します。

  1. Shopifyのストア分析
  2. Googleアナリティクス
  3. Google Search Console

1. Shopifyのストア分析

Shopifyのストア分析では、マーケティングレポートを参照できます。マーケティングレポートは、売上に貢献したマーケティング施策を分析できるレポートです。マーケティング施策を起因としてECサイトにアクセスしてきたユーザー数などを確認できます。

2. Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、サイトの滞在時間や離脱率、アクセスの多いページなどを確認できるツールです。ユーザーがECサイト内でどのような行動をしているのかを分析できます。Shopifyのストア分析とともに活用したいツールです。

3. Google Search Console

Google Search Consoleは、ECサイトの検索順位や流入元などを確認できるツールです。ユーザーがECサイトにアクセスするまでにどのような行動をしていたのかを分析できます。Shopifyのストア分析やGoogleアナリティクスと組み合わせることで、ユーザーの行動特性をより詳細に把握できます。

効果的なマーケティングを行ってShopifyの運営を成功させよう

マーケティングは、ECサイトの集客力や売上アップに欠かせません。ユーザーの性格や行動特性などをもとに、適切な施策を実施しましょう。

Shopifyには優れたマーケティングアプリが豊富に用意されています。積極的に活用してECサイトの運営を成功させてください。

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