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オンラインショップのロゴ制作方法!自作ポイントとプロへの依頼手順

オンラインショップのロゴ制作をどのように進めていけばいいかお悩みではありませんか。ロゴを自作する場合とプロに依頼する場合では、準備や制作の進め方も異なります。

本記事では、ロゴ制作を自作する場合とプロに依頼する場合、それぞれに必要な情報をまとめて解説します。ランサーズでも実績豊富なロゴ制作サービスも紹介しますので、ぜひご一読ください。

デザイン・開発・動画編集・SNS運用など、経験豊富なプロに直接頼める!

オンラインショップのロゴを作成する2つの方法

ノートパソコンと女性の手元

オンラインショップのロゴを作成するには、ふたつの方法から選択します。各方法の概要について、順番に解説します。

  1. ロゴを自分でデザイン
  2. ロゴ一式のデザインをプロに依頼

1. ロゴを自分でデザイン

ロゴを自分でデザインする場合は、納得がいくまで何度も作り直せる点や費用が抑えられる点が大きなメリットです。オンラインで探せばデザイン性の高いロゴを作成できる無料のツールが見つかるため、活用するとよいでしょう。いくつかのツールを使ってみて、操作しやすく簡単にイメージしたロゴがデザインできるツールを選びます。ただし、ロゴを自作する場合は、いくつかの注意点があるので後述します。

2. ロゴ一式のデザインをプロに依頼

ロゴの自作に挑戦したものの、なかなか思い通りのデザインができなかった場合は、外部のデザイナーにロゴのデザインを依頼することも可能です。費用はある程度かかりますが、デザイン的にスマートで、見栄えのよいロゴができあがる点は大きなメリットです。

ランサーズなら、ロゴデザインの出品サービスを検索すると、2万~5万円程度で依頼できます。ロゴデザインを依頼する場合は、何度も無駄なやり取りが発生しないよう、発注時に必要な情報をデザイナーに伝えることが重要です。

オンラインショップのロゴ作成時に注意したい2つのポイント+番外編

注意事項と指差しイメージ

オンラインショップのロゴを作成する際は、著作権や商用利用可能かなど、いくつか注意したい点があります。また、ロゴの話とは少し離れますが、画面上にSNSのアイコンを使用する場合の注意点についてもご確認ください。

  1. 自作する場合もプロに依頼する場合も著作権に注意
  2. ロゴ作成ツールで作成したロゴは商用利用可能かを確認
  3. 【番外編】SNSのアイコン使用時はSNSごとに決まりがあるので注意

1. 自作する場合もプロに依頼する場合も著作権に注意

ロゴを作成する場合は、著作権に関する以下の2点について注意が必要です。

  • 他社のロゴマークと酷似していないかのチェック
  • デザイナーに発注する場合は著作権の譲渡も含めるよう交渉

作成したロゴ画像は「Google 画像検索」などの画像検索ツールを利用して、類似画像がないかどうか確認しておくと安心です。ロゴデザインを外部委託する場合は、作業依頼時に「他社の権利を侵害しない」という内容を契約書に盛り込むとともに、検収時に画像検索ツールなどで確かめます。

また、デザイナーにロゴ一式のデザインを発注する場合は、著作権に関する取り決めを明確にする必要があります。契約書には、著作権に関する以下の2点を盛り込むよう交渉することをご検討ください。

  • 著作権の譲渡
  • 著作者人格権を行使しない

ロゴの著作権は、通常発注したクライアントではなくデザイナーに対して発生します。デザイナーが著作権を保持したままだと、ロゴを使用したり加工したりするたびにデザイナーに許可を取らなくてはならず、非常に不便です。そのため、ロゴの著作権は、譲渡の方向で交渉すると使い勝手がよくなります。

また、著作権を譲渡しても、著作者の権利である「著作者人格権」はデザイナー側に残ったままです。著作者人格権とは、以下の3つの権利で成り立ちます。

権利名該当する法律法律の概要
公表権著作権法18条1項著作物の公表有無や公表手段を決定する権利
氏名表示権著作権法19条1項著作物を公表する場合の氏名の有無や氏名を出す場合の実名や変名を決める権利
同一性保持権著作権法20条1項著作者の意に反した改変を受けない権利

例えば、「ロゴを表示する際は必ず自分の氏名を記載してほしい」などとデザイナーから要求されると、企業側はロゴを利用しづらくなります。そのため、ロゴデザインを依頼する際は、著作権の譲渡とともに、著作者人格権を行使しないことも盛り込んでおくことで、後々のトラブルを回避することが重要です。

2. ロゴ作成ツールで作成したロゴは商用利用可能かを確認

ロゴ作成ツールで作成したロゴ画像は、商用利用可能かどうかを必ず確認してください。料金プランによって、少量利用可能かどうかが違うツールもあるため、利用規約や料金プランの説明には必ず目を通して確認する必要があります。

また、ロゴ作成ツールではロゴテンプレートを提供しています。ロゴテンプレートを使ってロゴを作成した場合、そのロゴは商標登録まではできないケースがあるため要注意です。商標登録できるかどうかについても、利用規約で確認し、規約に沿った使い方をするようにしましょう。

【番外編】SNSのアイコン使用時はSNSごとに決まりがあるので注意

オンラインショップ上にSNSのアイコンを掲載する場合は、SNSごとの決まりを尊寿する必要があります。主要SNSのアイコン使用時の規約は、以下の各リンクをご参照ください。

オンラインショップのロゴ作成におすすめのツール3選

色えんぴつ

オンラインショップのロゴを自作する場合、作成したロゴを商用利用できるツールを選ぶ必要があります。そこで、ロゴの自作におすすめのツールを3点ご紹介します。

  • 「Canva」豊富なライブラリを使用して洗練されたロゴを作成
  • 「LOGO MAKER」完全無料で簡単にロゴ作成
  • 「Renderforest」商用利用可能なロゴを簡単に作成

1. 「Canva」豊富なライブラリを使用して洗練されたロゴを作成

おしゃれなフォントやデザインテンプレート、使用目的を選択するだけでおしゃれなロゴを作成できるWebツールです。無料プランでも、作成したデザインのエクスポートができ、商用利用も認められています。ブランド管理機能があるため、オンラインショップを複数展開していて、ショップごとにロゴを管理したい場合にも便利です。

ただし、デザインしたロゴを商標登録したい場合は、オリジナルの素材や基本的な図形描画ツールを使用しなければならないため要注意です。有料プランを選ぶことで、有料のライブラリを自由に使え、デザインサイズの変更機能も利用できるようになります。

利用プラン利用料金プラン概要
フリープラン無料・無料のテンプレート、写真、ロゴ、フォントなどを利用可能
・作成したデザインのエクスポート
・ストレージ5GB、フォルダ2
Proプラン1,500円/月~(人数により変化)・ストレージ100GB、フォルダ無制限
・プレミアム画像ライブラリの利用
・デザインサイズの変更ができるマジックサイズ機能
・100組のブランドキット
Enterpriseプラン3,000円/月~(人数により変化)・ストレージ無制限、フォルダ無制限
・デザインの承認ワークフロー
・500組のブランドキット

「Canva」の詳細を確認する

2. 「LOGO MAKER」完全無料で簡単にロゴ作成

ASPカートシステム「STORES」が提供する無料のロゴ作成ツール。手軽にロゴをデザインできるため、デザイン知識がないという方にもおすすめです。店名とキャッチコピーを入力して、好きなアイコン・カラーを選択するだけでロゴが完成します。作成したロゴは商用利用可能で、STORESを利用していなくてもツールを使用できます。

利用プラン利用料金プラン概要
フリー無料全機能利用可能

「LOGO MAKER」の詳細を確認する

3. 「Renderforest」商用利用可能なロゴを簡単に作成

ロゴメーカー、ビデオメーカーなど複数のツールを提供するグラフィック系ツールです。ブランド名と自社のロゴに求めることを記入し、アイコンのイメージを選択すると、AIシステムが自動的にデザイン候補を一覧で提示するので、お好みのデザインを選ぶだけでロゴが完成します。無料プランでは商用利用可能とならないため、オンラインショップで利用するには999円以上のプランが必要です。

利用プラン利用料金プラン概要
無料プラン無料・使用制限なし
・クオリティの低いロゴ(PNG)
999円プラン999円・ハイクオリティなロゴ(PNG)
・商用目的での利用可能
1,999円プラン1,999円・ベクター(SVG形式)
・商用目的での利用可能
3,999円プラン3,999円・ベクター(SVG、EPS、PDF形式)
・商用目的での利用可能
・ブランディングガイドラインあり

「Renderforest」の詳細を確認する

オンラインショップのロゴ作成をプロに依頼する手順4ステップ

ノートパソコンを使いながらお願いのジェスチャーをする女性

簡単に商用利用可能なロゴを作成できるツールは、デザインテンプレートを利用していて便利です。しかし、テンプレートや素材を利用したロゴは、一般的に商標登録まではできません。商標登録まで行いたい場合は、プロにオンラインショップのロゴ作成を依頼することをご検討ください。

ロゴをプロに依頼する場合は、いくつかのステップを踏んで効率的に進めていく必要があります。以下は、ロゴをプロに依頼する手順です。

  1. 1依頼先および依頼方法の選定
  2. 依頼する際に必要な情報の整理
  3. 依頼金額の提示と交渉
  4. 納品と検収

各手順では、具体的にどのような作業が必要なのかを順番に説明します。

1. 依頼先および依頼方法の選定

ロゴのデザインの依頼先は、デザイン制作会社やフリーランスのデザイナーなどです。ランサーズの場合は、以下の3パターンの依頼方法があります。

  • コンペ形式
  • 特定のフリーランスに依頼
  • 特定の出品サービスを利用
依頼方法メリットデメリット
コンペ形式自社の予算内で募集できます。
多くのロゴ案が集まります。
多くのデザインから選定する作業が負担となる可能性があります。
特定のフリーランスに依頼コンペ形式のように多くのデザインから選ぶ手間がかかりません。多くのロゴ案が欲しい場合、コンペ方式よりも費用がかかります。
納期や予算の調整が必要です。
特定の出品サービスを利用発注前に価格や納期、デザインイメージが確認できます。多くのロゴ案が欲しい場合、コンペ方式よりも費用がかかります。

2. 依頼する際に必要な情報の整理

依頼先や依頼方法が決まったら、ロゴ作成に必要な情報をまとめます。以下は、ロゴ作成時にデザイナーへ伝えたい内容です。

依頼項目依頼内容
ジャンル自社の業種や、どのような商品を扱うショップかを伝えます。
テイストシャープ、スイート、癒しなど、どのようなテイストかを指定します。
テーマカラーブランドイメージのメインとなるカラーを指定します。
文字・スタイルアルファベット、漢字、筆記体など、どのような文字スタイルかを指定します。
用途・目的オンラインショップ用、パンフレット用、名刺用など、どの媒体に使用するかを説明します。
サイズ必要なサイズを指定します。
ファイル形式JPG、SVG、PNG、AIなど、欲しいファイル形式を指定します。AI形式なら、さまざまなファイル形式で書き出せるため便利です。

3. 依頼金額の提示と交渉

依頼先は複数選択して相見積もりを取ることで、より納得性の高い契約を締結できます。依頼先と依頼内容が決まったら、依頼金額の提示と、契約内容の交渉を行います。デザイン制作会社やフリーランスへ依頼する場合でも、料金表を公表している場合はその価格をベースに交渉します。交渉内容のポイントは以下の4点です。

  • ロゴ作成時にはどの段階で何回チェックを入れるかの規定
  • 修正回数は何回まで可能で修正料金はいくらかの取り決め
  • 著作権や著作権人格権の扱い
  • 商標登録チェックの依頼有無

相見積もりを取り、自社に適した依頼先を選定したら、契約を締結して作業を依頼します。

4. 納品と検収

契約書の取り決めにより途中経過のチェックが終わり、ロゴ画像の納品を受けたら、ロゴ画像の検収を行います。実際にオンラインショップにロゴ画像を組み込んで表示、印刷媒体の場合は試印刷をして、問題なく表示されるかをご確認ください。

修正したい部分がある場合は、契約書で事前に取り決めた内容に従って修正依頼を出し、最終納品まで納品と検収を繰り返します。

ランサーズおすすめ!実績豊富なオンラインショップ用ロゴ作成サービス3選

ランサーズには、数多くのフリーランスデザイナーが在籍しています。実績豊富なロゴデザインサービスをご紹介しますので、ぜひご活用ください。

  • 筆文字・手書き文字でオリジナルロゴデザインします
  • 【ロゴ作成】(修正回数無制限・著作権譲渡)ロゴデザインであなたの夢を応援いたします
  • ロゴデザインをご納得頂けるまでお作りします。

1. 筆文字・手書き文字でオリジナルロゴデザイン

筆文字・手書き文字でオリジナルロゴデザインの画面

オリジナルの筆文字・手書き文字を使ったロゴデザインの初案を、選択プランによって2~4例提示するサービスです。ロゴデザインの実績1,000社以上で、医療・建築・自治体など、数多くの業種・分野のロゴ作成経験があるデザイナーが対応します。

オリジナルの筆文字・手書き文字の入ったオリジナルロゴなので、商標登録も可能なロゴとして利用できます。

「筆文字・手書き文字でオリジナルロゴデザイン」の出品パッケージの詳細を確認する

2. 修正回数無制限・著作権譲渡でロゴデザイン

正回数無制限・著作権譲渡でロゴデザインの画面

修正回数無制限で、著作権の譲渡も明示しているロゴデザインサービス。ベーシックプランの場合初案は2案、プレミアムプランの場合は初案10案を提示します。商標登録・商用利用・著作権譲渡いずれも可能なので、オンラインショップ用のロゴとしても利用可能です。

修正回数が無制限なので、デザイナーにロゴデザインを初めて依頼する人も、安心して依頼できます。

「修正回数無制限・著作権譲渡でロゴデザイン」の出品パッケージの詳細を確認する

3. 納得頂けるまでロゴをデザイン

ロゴをデザインの画面

おしゃれなロゴデザインを、リーズナブルな価格で依頼できるサービス。初案も多く提示し、修正は10回まで対応と、良心的なサービス内容です。商標登録・商用利用・著作権譲渡などに関しては、見積りの相談時にあわせてご質問ください。

「納得頂けるまでロゴをデザイン」の出品パッケージの詳細を確認する

オンラインショップのロゴ作成をスムーズに進めよう

オンラインショップのロゴ作成は、自作する方法とプロに依頼する方法があります。オンラインショップに掲載するロゴを作成するためには、商用利用可能なロゴ作成ツールを使用して作成すると便利です。

ただし、簡単にロゴデザインのできるツールは、テンプレートなどの素材を利用してデザインしたロゴの商標登録はできません。商標登録できるロゴを作成したい場合は、デザイン制作会社やフリーランスのデザイナーに、ロゴ作成を依頼することをおすすめします。

ランサーズにも、ロゴ作成を得意とするデザイナーが数多く在籍していますので、これまでの実績を確認して、好みのデザイナーや出品サービスが見つかれば、ぜひ活用して自社にピッタリのロゴを入手してください。

デザイン・開発・動画編集・SNS運用など、経験豊富なプロにカンタン依頼