テキスト、動画、イラスト……とコンテンツの種類が増え、それぞれ多数のメディアに掲載されています。何かインパクトのある表現方法はないかと、各社頭を悩ませているところ。そこで注目したいのが、漫画コンテンツです。商品の特徴を面白おかしく紹介するにも、小難しい話を理解してもらうのにも有効なマンガ。老若男女を問わず親しまれている漫画を取り入れるために、その依頼方法を徹底解説します。プロの漫画家が語る、マンガ依頼の完全版です。

漫画制作の依頼、完全解説
一昔前までは漫画といえば子どもの読み物でした。しかし昨今では漫画は、中年から老人まで、幅広い年齢層の人たちが読んでいます。
そんな近年では、宣伝漫画家に依頼して制作し、自社サイトの宣伝に使う企業が非常に多くなっています。文字だけのサイトだけではネット社会で埋もれてしまいます。見直されはじめた「宣伝漫画の制作による販売促進」ですが、まだまだ有用性や依頼方法を詳しく知る人は少ないのが現状です。逆に、今から始めれば、波に乗れるのです!
今回は宣伝漫画の制作依頼における依頼方法と注意点を隅の隅まで詳細解説します。これ一本あれば、宣伝漫画の制作依頼に困らないようになります。
【STEP1】依頼時に5W2Hを押さえれば宣伝効果UP!
すべての商品は、それを作る「目的」「媒体」「消費者対象」「伝えたいテーマ」「費用」「納期」を決めることが大事です。これらをきちんと決めることで、他会社よりぬきんでた宣伝漫画の制作効果を得ることできます。
依頼費用は相場と同等か、もしくは少し高い金額がおすすめです。低い金額の仕事に食いついてくる宣伝漫画家は仕事の経歴が浅いか、経歴は長いものの他社から相手にされなくなった人物であることが多いためです。
自社プロジェクトを成功させたいのであれば、少し高めの金額を提示しておくことが必要です。自信のない宣伝漫画家は制作依頼をかけても応募しなくなり、実力の高い漫画家は依頼者の交渉に乗ってきやすくなります。
「納期」は、不慣れなうちは漫画家探し~制作完了まで3か月は取っておきます。固定の宣伝漫画家に依頼できるのであれば2~5週間ほどで依頼してから制作完了も可能です。
■目的:自社新製品の宣伝
■媒体:WEB掲載、チラシ掲載、通販商品に同梱など
■消費者対象:20~40代の女性、50代以上男性、10代の若者向けなど
■テーマ:自社製品を使っておけば安全で、確実に効果が出る
■納期:3月1日~5月30日まで
■依頼費用:カラー宣伝漫画5P(10万円)
ちょっと一息、マンガのラフイメージ1
【STEP2】あの有名漫画家に依頼できるかも!?宣伝漫画家を探そう!
宣伝漫画家に依頼する方法は2通りあります。
■その1 依頼する宣伝漫画家を自分で探す
依頼する宣伝漫画家を自分で探す方法です。一昔前まではかなり苦労する方法でしたが、最近はインターネットや同人誌即売会の普及により難易度は下がりました。
インターネットの宣伝漫画・イラスト投稿サイトや漫画雑誌、同人誌即売会などで制作物を見つつ気に入った宣伝漫画家に依頼します。漫画家募集掲示板もあるため、そのようなサイト探すのも有効です。
知り合いの伝手を使って依頼することも増えていますが、安い金額を提示すると人間関係を壊すので注意しましょう。
■その2 依頼する宣伝漫画家を仲介業者で探す
最近増えてきたのが、宣伝漫画制作の仲介業者を利用する方法です。宣伝漫画家と直接やりとりする必要もなく手軽に仕事を依頼できるため、簡単に・早く・手間なく依頼できるところが大きな魅力です。仲介業者の得る金額は全体の3割~6割程度と言われています。