(更新日:2020年7月15日)はじめて会う方々とは、まず、名刺交換をします。おしゃれで好感の持てる名刺を用いてご挨拶と名刺交換ができると好印象です。そのためには、名刺を自分で作ることができるようなキットやアプリケーションもありますが、プロに名刺作成に依頼して名刺をつくってもらうこともできます。では、名刺作成を依頼する際にはどんな点を知っておく必要があるでしょうか。

【基本のキ】名刺作成の見積もりタイプ
では、まず、名刺をつくってもらう際の見積もりのタイプについて解説します。
テンプレートを選ぶ
すでにデザインが施されているテンプレートを組み合わせたりして、簡易に独自の名刺作成をすることができるようになっているタイプの名刺作成です。
テンプレートデザインを使った名刺作成だと、パッケージ化されていてデザイン料も印刷料金に含まれている見積もり金額となります。
同一のデザインの印刷枚数が多ければ、印刷料金も割安になります。
テンプレートから好きな柄や色を選択するだけですから、独自性が保てないのではと思うかもしれません。しかし、最近の名刺では、名刺台紙のカラーや質感、名刺の角のカットの感じ、表面の加工の具合などで、いろんな個性を出せますので、ほとんどオリジナルの名刺といえるような品質の名刺を作成してもらえます。
オリジナルデザイン
テンプレートデザインと異なり、印刷料金に加えてデザイン料が見積もり金額に上乗せされます。
カスタムデザインで名刺作成の見積もりをしてもらって、オリジナルの名刺を手に入れることもできます。
台紙の素材にもこだわるならエンボス加工や箔入りのものを使用できますが、付加的な印刷料金として見積もり書に反映されます。
オリジナルデザインを依頼すると、プロフェッショナルにいろんなこだわりの要望を聞いてもらいながら、世界にひとつしかない名刺をつくることができます。おしゃれで、カッコいい名刺を差し出すと、受け取る側のインパクトは大きくとてもよい印象を残すことができるでしょう。
依頼時の注意点としては、会社のロゴなどがすでに存在するか、そのロゴのデザインデータを業者に渡すことができるかなど、デザインの工数を左右する項目も見積もりの段階で検討されるでしょう。
1からのデザインをしてもらうなら、名刺のデザインのレイアウトに含めたい要素などの要望についてもしっかりと伝えておくとよいです。あるいは、参考にしたいデザインの名刺を見てもらうようにして、どのようなイメージを持っているのかを知ってもらうようにすることもできるかもしれません。
印刷のみ
名刺作成の見積もりをしてもらうのに、名刺の印刷だけを頼むということもあります。
また、すでにその業者でデザインしてもらったものを追加で印刷してもらうだけというケースや、他の業者にデザインや印刷をしてもらっていた名刺のデザインデータを業者に渡して印刷だけしてもらうというケースがあるでしょう。
その場合、印刷の見積もりに大きく影響を与えるのは、完成受け取りまでの日数です。短納期の名刺印刷は少し割高に、少し納期までに余裕がある依頼は見積もりもリーズナブルに設定してくれるという場合が多くあります。
また、注文する名刺の枚数も見積もり額を左右します。たくさんの同一デザインの名刺を依頼するなら、より1枚当たりの値段が安くなります。
【オリジナルデザイン】名刺の費用相場と依頼方法
では、実際に名刺作成の見積もりを依頼すると、どれくらいの費用の見積もり書になるのでしょうか。名刺作成の相場と、一般的な名刺作成の見積もりのステップを解説します。
名刺作成の見積もり・費用
名刺作成の見積もりは、デザイン料と印刷料に区分されています。
- デザイン料
カラーでイラスト付きのレイアウトなら、1万円から3万円ぐらいです。ロゴなどのデザインを依頼するとなると、さらに数万円から数十万円とかかります。
ロゴは、数案提案してもらった中からブラッシュアップするというようなステップを踏みますから、どうしても特別な価格になってしまうことは否めません。
- 印刷料
印刷する名刺の枚数が多ければ、1枚あたりの印刷単価を2円程度にまで安くしてくれるところもあるでしょう。
100枚の印刷を頼む場合は、千円から2千円程度の見積もり額で印刷してくれる業者がほとんどです。特殊な用紙を選択したり、複数のデザインやカラーで名刺をつくるなどのケースでは、1枚単価数十円となることもあり得ます。
依頼のステップ
名刺作成を依頼するときのステップとして、多くの名刺作成をしてくれる業者は、自社サイトに名刺作成依頼用の入力フォームを用意してくれていますから、そこに記入していくことができます。
社名やお名前、電話番号やメールアドレスなどの名刺に記載させたい基本的な情報に加えて、
- 用紙の種類
- 用紙の厚さ
- プリントが片面であるか両面なのか
- 表面加工にマットな加工を施すか
- 光沢感を出す加工をするか
- エンボス加工の有無
- 角のカット加工の有無
など、いろいろな項目を選んで、ご自身のお気に入りの名刺のイメージをデザイン担当者に伝わるようにします。
名刺作成の見積もりの注意点
名刺作成の見積もりを依頼するうえで、注意しておかなければならないポイントを解説します。
要望を的確に伝える
オリジナルのデザインを依頼するなら、見積もりをしてもらう際に、完成した名刺のイメージが明確でなければなりません。
そのためには、いろんな名刺のデザインを参考にしておくとよいでしょう。提案してもらったデザインの名刺の修正を依頼できる回数に制限を付けられていることもありますから、よく確認しておくことが必要です。
制限回数を超えて修正を依頼する場合の対応方法についても見積もり書の中に詳しく記載されていることでしょう。
複数の業者・個人に見積もりを依頼する
名刺作成のデザインや印刷を見積もりしてもらう際には、複数の業者に依頼することによって、多くの提案を得ることができます。
基本的な金額は相場の範囲内でそんなに変わりはないですが、修正の回数や、完成した名刺をどのデータ形式で納品してもらうかなどの違いが多少あるため、いろいろ検討することは大切です。
いざ依頼!あなただけの名刺を作ろう
名刺作成の見積もりのノウハウについて、特に、要望を的確に伝え、たくさんの見積もりをもらうとよいということについてよくわかりました。
クラウドソーシングサイトのランサーズでは、名刺作成をしてくれるフリーランサーたちがたくさん登録されています。見積もりをしてもらうのもとても簡単で、具体的な項目の質問に答えるだけでたくさんのプロからの見積もり書を提案という形でもらうことができます。
名刺を作りたいなら、ぜひランサーズで、プロのデザイナーにつくってもらいましょう。
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【名刺作成の費用相場は?】好印象なデザインをプロに外注しよう!
