提案文 :
はじめまして。
アートディレクター / グラフィックデザイナーの菅村将哉と申します。
ご依頼のありました、ドレッシングのラベルデザインをご提案させて頂きます。
【 考え方 】
コンビニ、スーパー、お土産売り場など、私たちがドレッシングに触れる機会はとても多く、多くの消費者にとってほとんどの商品が "使ったことのないもの" であると思います。
そんな中で、今まで使ったことのないドレッシングに手を伸ばそうと感じさせるためには消費者の好奇心をくすぐり、それを選ぶ理由を感じて頂くことが重要だと考えます。
そんな中で私は今回 "ブランド価値" を意識してデザインを行いました。
この商品を買うこと・使うことが消費者にとってステータスを高める、また特別感を抱いて頂くものでありたいと思います。
・ロゴを見ただけで価値が分かるブランドもの
・何時間も並ばないとなかなか手に入れずらいもの
・数量限定、また売り切れ続出の希少価値の高いもの
上記のような価値を生みためにはブランド力が必要だと考えます。
黒玉ドレッシングが他のドレッシングと並んだ時、
それらと同列に扱わないブランドのポジションにつけるデザインを考えました。
【 デザインについて 】
デザインバリエーションが2パターンありますが、
考え方は同じですので、一度に説明させて頂きます。
こちらに添付するものをAパターンとします。
まず大きなポイントは黒玉のアイコンをロゴとしてアイキャッチとして象徴的に扱っています。
これによって「黒玉ブランド」を定着させたいと考えます。
人は言葉や意味よりも、色やカタチを先に認識するのでこのシンボル的なロゴがあることで記憶に残りやすく、またイメージが定着します。
広告やプロモーションなどの際にもアイコンがあることで、コミュニケーションがしやすくなると思います。
また他の商品に埋もれてしまわないデザイン性も大切です。
スーパーで見かけそうな、いかにも感や古臭いイメージではなく、
雰囲気からして「良さそう」と感じてもらえるデザイン、
また「美味しそう」「オシャレ」というものも所有欲を刺激するポイントです。
商品価格も安価ではないので「高級感」を感じられるように上品なバランスで金色の帯を入れました。
あとは「無添加・ノンオイル・ノンシュガー」と「たまねぎ5個分の栄養価」というこの商品の "良いところ" をしっかり伝えることでパッケージのコミュニケーションが成立しています。
黒玉富士山に関しても同フォーマットでデザインし、黒玉富士山としてのアイコンを作成しています。また「山梨限定」という限定感を示しました。
以上、考え方→デザインについて、と長くなりましたが、
ご検討頂けますと幸いです。
ご意見、ご要望がございましたらお気軽にご連絡下さい。
菅村
2017-12-14 18:22:31