“得意分野がないライター”のアピール術とは?

あなたに仕事を依頼すると、どんな「イイこと」があるのかを明確にしよう!
胸を張って「得意です!」といえるものがない……そんな悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。筆者自身も以前は“コレ”というものがありませんでした。
しかし「その道のスペシャリスト」でなくても、アピール方法を少し変えてみるだけでクライアントから仕事をもらえる可能性は上がります。
ポイントは自分を商品のように扱い、「お買い得ですよー」「私を使ったらこんなメリットありますよー」という点をはっきりさせること。そして、その根拠も一緒に示すことです。
【アピール術1】性格でアピール
「私の○○な性格は、この仕事にピッタリです。なぜなら△△だから」というアピール方法です。
例えばキーワードを盛り込んだり、文字数がきっちり決まっていたりする「レギュレーションの多い案件」に応募するとしましょう。
そんな時には、「私はアイデアを思いつくのは苦手ですが、コツコツ地道にできる作業が得意です。ミスがないか何度もチェックする慎重な性格を活かし、この仕事を進めていきます」
というアピールができます。多少ライター経験があるいい加減な人よりも、きっちり仕事をしてくれそうだなという印象を与えられますね。
【アピール術2】経歴や趣味とつなげてアピール
あなたが応募しようとしている案件の内容と、自分の持っている能力をしっかりと結び付けましょう。例えば恋愛ノウハウ記事の場合。
「大学で心理学を専攻していたことがあり、心理学のテクニックを交えた恋愛テクニックが書けます」
「女性向けコミックスがとても好きで、恋愛についての知識は豊富です。女の子がきゅんとくる言葉や仕草に関するノウハウを記事にできます」
など、なぜその記事が書けるのかを明確にすると説得力が増し、選ばれやすくなるでしょう。
【アピール術3】クライアントの意図を汲んでアピール
行間から滲み出る“クライアントが欲している仕事”を読み取りましょう。
例えば、募集の詳細の中に「タイトル提案も大歓迎です」という内容が書かれていたらどうでしょう。クライアントは“自分からネタを出す人が欲しい”という想いがあらわれていますよね。
そこで、「私は企画を考えるのが好きで、ブログも毎日更新しています。ひとつのキーワードを四方八方に展開させるのも得意です。ですから、積極的に提案しながら仕事を進めていきたいと考えています。」
とアピールすれば、この人ならいろいろとネタ提供してくれそうだな、おもしろそうだなと興味を持たれるでしょう。
【アピール術・要注意】やる気でアピール
初心者だけどやる気があります! もっと上を目指したいです!
このような意欲のある人は、やはり目にとまるでしょう。熱意が伝わる人に対しては、信頼感や期待感を抱きます。
ただし「○○をやりたい」「○○に興味がある」「○○で成長したい」という自分の意志だけをアピールして終らないよう気を付けてくださいね。
クライアントからしてみたら、「で、あなたを使うメリットは何?」となるわけです。やる気のアピールは大切ですが、それと同時にクライアントのメリットを考えなければいけません。あなたを採用すると、クライアントにとってどんなメリットがあるのかをはっきり伝えてください。
それから、なぜ数ある中からこの案件を選んでやりたいと思ったのか、動機をきちんと書くのも大切です。
まとめ
得意分野がなくても、あなたの能力と仕事の接点を探し出してアピールすれば大丈夫。必ず根拠を示すのも忘れないでくださいね。
自分をアピールするときには、大げさなくらいでちょうどいいと覚えておきましょう。
自信はありませんが……と謙遜していても選ばれることはありません。できないことをできると嘘をつくのはNGですが、多少のはったりも必要。堂々とアピールして、案件獲得を目指しましょう!