鈴木 直人 さん / ライター
大手企業勤務の後、病気がきっかけで転職を繰り返す。「自分にできる仕事はない」と思っていたなか、ランサーズと出会いライターの道を歩きはじめる。仕事の受け方は、ジャンルを問わない雑食系。不動産、自動車、税金、経理、転職、エンタメなど、多様な媒体で記事を書いている。趣味は筋トレと登山。80kgの重量を持ち上げながら瞑想にふける。
「Lancer of the Year」とは、2015年からスタートした、スキルや経験を活かし、時間や場所にとらわれない新しい働き方を体現しているフリーランスの中から、次世代ワークスタイルのロールモデルとなる個人を表彰するセレモニーです。
自分にできる仕事なんて、ひとつもないと思ってた。
絶望の淵でみつけた最後の可能性と、生きる楽しみ。
フリーランスになったきっかけは、うつ病を患ったことにあります。「もう世の中に、自分ができる仕事なんてないんだ」と心の底から絶望を感じていたころ、友人が「自宅にいながら、文章を書いてお小遣いをもらえるサービスがある」と教えてくれたんです。「これしかない。これでダメだったら……」と腹をくくって、夢中で仕事をしてきました。その結果、正社員として働いていたころと比べて、1.5倍~2倍の報酬を得られるように。会社勤めで浪費する体力や気力を考えると、パフォーマンスは4倍にも5倍にもなっています。働き方を変えたことで得られたのは、収入だけではありません。気持ちに余裕ができたのか、以前は嫌いだった地元を好きになった。とても治安が悪い場所で、好きになれなかったんです。ところが今では、生まれ育った場所や働くこと、自分を生かしてくれるすべてを好きになって、人生を楽しめています。働くって、生きるって楽しい。