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記事タイトル：肌のターンオーバーを正してキメを整える方法

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■肌のターンオーバーが乱れる＝肌のキメが乱れる
ターンオーバーとは、肌の細胞が生まれ変わるサイクルのことを言います。
ターンオーバーは、皮膚の構造の中で表皮と呼ばれるたった0.2mmの部分で行われており、表皮の最下層である基底層で生まれた新しい細胞は有棘層、顆粒層と徐々に押し上げられて肌表面の角質層に到達します。
角質層でバリア機能という役目を果たした古い細胞は垢となって剥がれ落ちるというサイクルを繰り返すことで、常に新しい細胞が肌表面に現れています。

加齢、環境、生活習慣、ストレスなどによってターンオーバーは遅くなったり早くなったりします。
こうして肌のターンオーバーが乱れると、肌のバリア機能が働かず、乾燥して肌のキメも乱れていきます。
乾燥して肌のキメが乱れることはさまざまな肌トラブルの原因となるので、肌のターンオーバーを正常な状態に戻し、肌のキメを整えることが美しい肌を作るためには必要不可欠です。

■肌のキメとは
「キメ細かい綺麗な肌」とよく言われますが、そもそもキメとはいったい何なのか。
皮膚の表面には、皮溝（ひこう）という無数の溝と、その溝によってできた皮丘（ひきゅう）という盛り上がった部分があります。
皮溝の幅が細く、皮丘の形が三角形をして規則正しく並んでいる状態を「キメが細かい」と言い、反対に皮溝が太く、皮丘が形を無くしてしまっている状態を「キメが粗い」と言います。
キメが整った肌は、肌の凹凸がなく均一に光を反射するので透明感があり、しっかり保湿されてハリがありなめらかです。
毛穴も目立ちにくく見た目も美しい肌です。
反対にキメが粗い肌は、くすんでおり、乾燥してターンオーバーが乱れるので肌トラブルの多い肌になります。
メイクのりも悪く見た目の美しさも損なわれます。

乾燥した砂漠を思い浮かべると分かりますが、干ばつした地面はひび割れて、水分を全く保持することが出来なくなっています。
なにもかもがひび割れた大地に流れ込み、地面は荒れ放題です。
それと同じ状態の肌がキメの粗い肌というわけです。

■肌キメを整えるには保湿することが重要
ターンオーバーが乱れてバリア機能を失った肌がキメの粗い肌ということが分かりましたが、どうすればキメは整うのか。
キメは生まれ持った肌質に左右される部分が大きいのですが、日本人は基本的にキメの細かい人が多いと言われています。
キメの細かい肌を維持するには乾燥させないことが最重要ポイントです。

キメが乱れた肌はターンオーバーが乱れている状態なのでバリア機能が働かず、どんどん乾燥していきます。
まずは保湿してターンオーバーを正常に整えていきましょう。

■ターンオーバーを正してキメを整えるスキンケア方法
キメが乱れてターンオーバーが正常でない肌というのは、バリア機能が働かず刺激に弱い状態です。
ダブルクレンジングをしたり、美容液や美容クリームを何種類も使うといった工程の多いスキンケアではなく、基本的なスキンケアを丁寧に行うことが重要です。

１）クレンジング・洗顔
オイルタイプは洗浄力が強すぎます。
ミルクやクリームタイプを使い、洗顔料はしっかりと泡立ててぬるま湯で洗い流しましょう。

２）化粧水
キメが乱れた肌に最も大切なのが保湿です。
化粧水をたっぷりと与え、水分を補給しましょう。
手でもコットンでもどちらの方法でも大丈夫ですが、パチパチ叩いたり、こすったりという刺激は避けて、優しく数回化粧水を肌に与えてあげましょう。

３）乳液
保湿は化粧水だけでは完成しません。
きちんと乳液まで使いましょう。
乳液がなかなか浸透していかないという場合は、乳液の量を少なくしてもかまいませんが乳液を使用しないということのないようにしましょう。

基本的なスキンケアはこの３ステップで完成します。
刺激を与えず、きちんと保湿することで肌のターンオーバーが正常になり、バリア機能が復活していきます。
こうなると自然にキメが整っていきます。
早い人では１週間もすれば肌の変化を実感することができるでしょう。

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